NASAの赤外線天文衛星"スピッツァー"が
初めて太陽系外惑星スーパーアースからの直接光を検出しました。

スーパーアースとは巨大な地球型惑星です。
これまでは恒星の光が手前を通過する惑星にさえぎられ、わずかに暗くなる現象を観測して惑星の存在を検出する"トランジット法"や、
惑星の重力で恒星がわずかにブレるのを検出する"ドップラー偏移法"でしか分かりませんでした。
要するに直接見ることが出来ないので、恒星が惑星から受ける影響を間接的な方法で見ていたということです。
今回スピッツァーが検出したのは、2004年にトランジット法で発見された地球の約2倍の直径と約8倍の質量を持つ“かに座55e”。
41光年かなたの6等星“かに座55番星”を18時間周期で公転している系外惑星からの赤外線です。
この赤外線は惑星が恒星の裏側に隠れている時と通常での赤外線量を比較、その差異から求められます。
(得られた情報からは、星の温度や大気組成まで調べる事が可能とらしいです。)
その結果、“かに座55e”が暗く恒星に向いている面は摂氏1,700度以上になっていることや、
液体と気体が共存する“超臨界状態”の水で覆われた岩石惑星だということが分かってきました。
恒星からの距離による温度環境が生命の生存に適している範囲をハビタブル・ゾーンと言います。
“かに座55e”はハビタブル・ゾーンの外に位置しているのですが、今回の成果は系外惑星の生命探査で重要な一歩なんですねー
2018年に打ち上げ予定の“ジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡”では、さらに詳しい観測が期待できます。
将来この観測方法を使って、ハビタブル・ゾーンにある惑星から生物の痕跡となる分子構造を探せるかもしれません (^^
初めて太陽系外惑星スーパーアースからの直接光を検出しました。

スーパーアースとは巨大な地球型惑星です。
これまでは恒星の光が手前を通過する惑星にさえぎられ、わずかに暗くなる現象を観測して惑星の存在を検出する"トランジット法"や、
惑星の重力で恒星がわずかにブレるのを検出する"ドップラー偏移法"でしか分かりませんでした。
要するに直接見ることが出来ないので、恒星が惑星から受ける影響を間接的な方法で見ていたということです。
今回スピッツァーが検出したのは、2004年にトランジット法で発見された地球の約2倍の直径と約8倍の質量を持つ“かに座55e”。
41光年かなたの6等星“かに座55番星”を18時間周期で公転している系外惑星からの赤外線です。
この赤外線は惑星が恒星の裏側に隠れている時と通常での赤外線量を比較、その差異から求められます。
(得られた情報からは、星の温度や大気組成まで調べる事が可能とらしいです。)
その結果、“かに座55e”が暗く恒星に向いている面は摂氏1,700度以上になっていることや、
液体と気体が共存する“超臨界状態”の水で覆われた岩石惑星だということが分かってきました。
恒星からの距離による温度環境が生命の生存に適している範囲をハビタブル・ゾーンと言います。
“かに座55e”はハビタブル・ゾーンの外に位置しているのですが、今回の成果は系外惑星の生命探査で重要な一歩なんですねー
2018年に打ち上げ予定の“ジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡”では、さらに詳しい観測が期待できます。
将来この観測方法を使って、ハビタブル・ゾーンにある惑星から生物の痕跡となる分子構造を探せるかもしれません (^^