何といってもフィリピンはハッピーカントリィーであると何時も思っております。 アメリカの統治が長かったので全てにおいてチップが必要と思って頂いて間違いないと思います。日本の皆様はチップと言う概念が余りなく至る所で失敗している所をを見かけます。近頃、町中至る所に駐車管理人がおり道路に〈特にレストラン前など〉立っており駐車するのを待っており駐車キップを切って料金を徴収しております。マニラ市は平均30ペソ〈約78円〉が相場です。これがマカティ市になると2時間40ペソ〈約104円〉2時間を超えると1時間毎に50ペソ〈約130円〉に跳ね上がります。レストラン前などには首から笛や偽のIDカードのようなものもぶら下げて男が立っております。特にマニラ市に多く見られます。何をするかと言えば駐車スペースへの誘導、笛を吹きながら通行している車を止めて駐車スペースからの道路への誘導をします。これでいくばくかのチップを貰う訳です。有名レストラン前の縄張りは予め決められた人間しか出来ません。この私的誘導員は所轄の警察官に諸場代として賄賂〈アンダーテーブル〉を渡すのです。目をレストラン内に向けると飲食代を支払ってお釣りの中からチップを置くのですが、領収書をチェックして(サービスチャージ)が請求されている場合はチップを置く必要はありません。もっと多額のアンダーテーブルの存在に目を向けるとビックリすると思います。例えば、運輸省などでは道路の補修工事や橋の新設等々では総工費の3%が相場です。A地点~B地点の道路工事が5000万ペソ〈約1億3000万円〉で落札すると3%=150万ペソ〈約390万円〉が関係部署へのアンダーとなるわけです。大卒の初任給が約12000ペソ〈約32000円〉如何に多額かお分かりになると思います。その為、この国では全てがお金で解決すると言っても過言ではありません。交通違反でも交通整理人〈交通警察の様なもの〉も違反キップを持っていますが、キップを切る前に話し合いです。〈いくら出すのか!?!〉まぁ当分の間この国はハッピーカントリィーから脱却はできないでしょう。ハッピー・ハッピー
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フィリピンを見ていると日本で言う「喉もと過ぎれば何とやら」で、最初の内は結構見れるのですが、時が流れると元に戻っているケースがよくあります。
その市も相変わらず粛清後のように平和で犯罪のない町であって欲しいですね。
レストランに車で乗りつけられる人達ですから駐車管理人に渡すチップは痛くも痒くもないでしょう。それで生きている人たちですから協力しましょう。政府が十分な仕事を与えられないので、庶民は自分で仕事を作るしかありません。駐車管理人の一部は悪いことを企んでいる者もいますが、大方は車の見張りをし、駐車場への車の出し入れの際は交通整理までしてくれます。安いものです。
公務員が受け取る給料は基本給なのでしょう。日本には職能給というものがあります。アンダー・テーブルは、職能給と理解した方が良さそうです。国庫を通すか企業から直接受け取るかの違いでしょう。後者の場合、税金はかかりません。ブロガーさんが挙げた事例の場合、恐らく10人ぐらいで分けているものと思われます。総額は大きですが、一人当たりP10万です。今日日、チョットした大学の1年間の授業料にもなりません。また、日本で一時流行った受益者負担を先取りしてしているのではないでしょうか。そう理解した方が良さそうです。
困るのは、法を順守させるための国家警察がまるで日本の広域暴力団そのものです。見かじめ料、寺銭、所場代、カツアゲ、どれを見ても日本の暴力団と同じです。それに権力にものを言わせ、直ぐプッツンし、銃をぶっ放す者もいるので、警官には近寄らないに限ります。フィリピンでは組織だった広域暴力団はありませんが、それに代わる警察組織があることは有名です。
賄賂、袖の下、グリースマネー、コミッション、どれをとっても中国のコピーとしか思えません。フィリピン版アンタッチャブルを創設しても粛清はできないでしょう。これらは、フィリピン文化?の一部になってしまっています。下手に粛清すると社会の均衡が崩れ、もっと危険な社会になるのではないでしょうか。そう思う今日この頃です。