前NO479号のその後です。警察軍側の戦死者が当初の35人より9人増えて44名となりました。テロリスト側16人を合わせると60名の戦死者となります。この事件は、1月25日、ミンダナオ地方マギンダナオ州で実施された追跡作戦の対象は、東南アジアのイスラム系テロ組織、ジェマ・イスラミヤ(JI)幹部のズルキフリ・ビン・アブドゥル・ヒル、反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)元幹部のアブドゥルバシット・ウスマン両容疑者。2人とも比米当局が懸賞金を懸けて行方を追っていた。〈500万ドル〉 2002年のインドネシア・バリ島爆弾テロなどを首謀したとされるヒル容疑者は作戦中に死亡、米連邦捜査局(FBI)による遺体のDNA鑑定で本人と確認された。ウスマン容疑者は拘束を免れ、同州内に潜伏中とされる。今、政府が追及されているのは、国内の戦闘にアメリカ軍が関係、参加していたことです。これは完全に憲法違反に当たります。最初、アメリカ軍関係者の作戦参加は無いと言っていた政府が目撃者、警察軍関係者の証言で隠す事が出来なくなってしまったと言う経緯です。何故、政府に不利な証言が多いいのか?戦死者の合同葬儀に大統領が出席しなかった事による反感からです。其の時、大統領は経済界大物たちとの昼食会に出席していたからです。そもそもこの作戦は大統領は知らなかったと言われてきましたが、作戦会議後に報告を受けていたと言う事まで露見してしまいました。国家警察軍長官を責任者として罷免しましたが、野党、与党からも大統領に辞任要求が突きつけられています。まだまだ混乱が続く模様です。
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