さて、今年の事件に巻き込まれた日本人は、以下の通利です。
【睡眠薬強盗 3件】 【置き引き 2件】 【強盗 1件】 【詐欺 2件】【美人局 2件】 【マネーチェンジ詐欺 3件】 以上でした。以前より大変少なくなってきましたので今年の【年末、年始休暇】は是非事件に巻き込まれる日本人が【0】になるように祈っております。
2009年08月04日
在フィリピン日本国大使館
1.最近の報道等によれば、マニラ首都圏で、カー・ナッピングやカー・ジャックといわれる車両強盗事件が頻発している模様です。これらの犯罪は、その多くが夜間の路上駐車中、特に薄暗い裏道等で発生していますが、最近は繁華街やビレッジ内等でも発生しています。
2.当地における車両強盗につきましては、男性の武装集団が運転手に銃器を突きつけて、車両を強奪するケースが多いですが、最近、以下のような手口も見られます。
(1)繁華街等に隣接する駐車場に車を止めていて、用事を終えて車に戻り、運転席に乗り込んで、エンジンを始動したところ、リア・ウインドウにステッカーが貼られていることに気付き、車を降りて、ステッカーをはがそうとしたところ、何者かが運転席に入り込み、そのまま車を持ち去られてしまった。
(2)駐車場から車を出そうとしたところ、女性が、車に同乗させて欲しいと近寄ってきたので、車を降りて話をしたところ、女性から突然ナイフを突きつけられ、怯るんだ隙に、どこからか男性が現れ、車を持ち去られた。
3.つきましては、車両強盗対策として、以下のような点にご留意下さい。
(1)車両は十分な照明がある場所、利用者が多く、警備員がいる駐車場に駐
車する。駐車に当たっては、ドア、窓及びサイドブレーキのロックを確認する。
駐車場に入構する際受け取るパーキング・チケットは車内に置かず、携行する。
(2)いわゆる「watch-your-car boy」を信用しない。(注:「watch-your-car boy」とは、駐車場等で、車を見張ってあげる代わりにチップが欲しいと近寄ってくる子供達のこと。)
(3)車内に物を置かない。やむを得ず、物を置く場合は、トランクに入れるなど外から見えないようにする。
(4)車両状態は乗車前にチェックし、エンジンをかけたまま、運転席から離れないようにする。
(5)乗車する際に、親しげに近寄ってくる者がいても取り合わない。
(6)走行中、タイヤがパンクしているとか、車から煙が出ているなどとして、気を引かせようとする者がいた場合には、その場では止まらず、安全と思われる場所(人通りがある場所)まで移動してから確認する。
(7)カー・ナッピングや車上荒らしを防ぐための警報装置を設置する。
(8)運転手に対する防犯指導をする。
●上記の注意事項を運転手にも伝える。
●駐車中は車内で待機させない。運転手を車内で待機させる場合、運転手がカー・ラジオを聞きながら居眠りしてしまったり、雑誌や新聞を読むことに夢中になってしまう可能性がある。この場合、運転手が簡単に、武装した車両強盗の言いなりになってしまう可能性がある。
●運転手は、車に鍵をかけ、車を十分見通せる場所で待機させる。車のイグニッション・キーをなくした場合は、一度イグニッション・キーごと交換する。
●運転手の採用に当たっては、警察による無犯罪証明、写真、履歴を求め、バックグランド・チェックをする。
●誠実な運転手を雇うことが、車両の安全確保のためには最良の保証であると心得る。
以上在フィリピン日本大使館からのお知らせでした。