約５０００人が、右往左往しております。
新大統領就任式が近づいてきた為です。陸軍、海軍、空軍、国家警察、裁判所、検事局、国家捜査局、税関、入国管理、各国にいる大使、領事、各省庁の役人、およそ５０００人が新大統領のもと人事異動の対象になっているからです。特に現政権下で甘い汁を吸っていた人々は、資産隠しに躍起になり、降格、解雇、刑事事件などにならないように息を潜めております。 新大統領は、政府、役所などなどの腐敗を徹底的に追求し一掃するとコメントしておりますが、巷では何処まで出来るのかネ！？！マァ無理だろうネ！！ だってサ？！
大統領選挙の収支報告書が、公表されました。当選したアキノ候補は、４億４千万ペソ(約８億８千万円)。内訳はTVコマーシャル、新聞等で約４億ペソ(約８億円)を使用したそうです。(本当かな？此方では現金、品物何でも有りです。)日本の選挙でもそうですが事実とはかけ離れている数字です。実際はこの数字の数倍は掛かっていると思われます。しかし、フィリピンの現状は、大統領の任期中の給料では元も取れませんが、大統領機密費と言う名目で年間１０億ペソ(約２０億円)が、領収書無しで使えるのです。任期期間６年で１２０億ペソ(約２４０億円)如何ですか？帳尻が合っていますね！？！
日本の衆議院選挙でも最低５億円使わないと当選できないと言われています。その為各党の幹事長は絶大な力を持っている訳です。
フィリピンの三面記事は、毎日、毎日賑やかなものです。有名な置き引きグループの二人が、犯行現場を警察官に目撃され逃走しましたが警察官に二人とも射殺されました。オフレコでの警察官の話、、、、【このグループは、逮捕しても短期刑で直ぐ出所してくるので逃走を図った事にして射殺した】だって！？！それも一理ある。 また、避暑地で有名なバギオ市で切断された両手首が発見されました。指紋検査の結果観光客を狙う地元では、有名なスリ常習犯の手首と判明した。警察の所見は、「スリの現場で捕まり見せしめの為、両手首を切断されたのではないか？」との事でした。昔、回教徒の処刑では同じような事が多々あったようですので切断犯人は、回教徒ではないかと言われています。
此方は、長い夏季休みが終わり各学校が新学期をむかえて街が賑やかになってきました。我が家の近所には、私立ラサール大学、法律専門学校、私立センスコ女子総合大学(小学校～大学)、公立小学校、高校など、学校が犇めいています。特に女子総合大学、ラサール大学、この二校は、フィリピンでは、裕福層の子女が行く学校として有名ですが、学校が始まると困ったことが同じく始まります。それは、大渋滞です。スクールバスは、１台で何人もの学生を運んできますが問題は、９０％を占める自家用車での送り迎いです。朝夕、同じ時間帯に学校を取り巻く一方通行の道路が、車で埋まります。そこへ通勤自家用車、タクシー、ジプニー(乗り合い自動車)がプラスされ全然動きません。交通整理員が配置されていますが、どの車も無視です。フィリピン独特の目茶苦茶な交通マナー(まったくありません) 数年前には、ラサール大学の前で三重駐車の運転手に文句を言ったガードマンが、運転手に拳銃で射殺された事件が起こっていますので、交通整理員も強く注意が出来ない状態なのです。本当に早く交通ルールを、守る国になって欲しいものです。多分無理であるナ～！！
朝、コーヒーを、飲んでいたら「熊さん、八っあん」が飛び込んできました。「ボス、大変だ～！」「何だ！朝からうるさいな～」と言ったら「いよいよ、今年中に人情長屋の取り壊しが決定した。住民に今年中に立ち退くようにと言い渡された。！！」との事。この通称、人情長屋はすでに、３年前に現地主に売り渡されていましたが、立ち退きについては地主の温情で遅れていましたが、いよいよと言うことになった模様です。フィリピンでは、日本と違って立ち退き、取り壊しなどは、住民がなんと言っても力づくで強行されます。この地主も、「３年間待ってやった」といっているそうです。さて、約３５所帯、１８０人の住人は、何処へ行けばいいのやら途方にくれているそうです。正直なところこの人情長屋周辺住民は、長屋がなくなることについては、大歓迎なのです。この路地の入り口近くに長屋がある為、路地にサイドカー、屋台などが置かれ４０～５０人の子供たちが夜遅くまで大騒ぎをしていて五月蝿い事！！また何処でも小便をする為、臭い！！我が家のお手伝いさんは、もうすでに引越し先を確保しているそうです。引越しをしても引き続き仕事に来るそうです。しかし、いい意味の隣組がいなくなることは寂しいことです。
