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ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

遅咲きの、

2020-01-25 22:58:43 | 受けて立つ

曇りから晴れへ。 11-5℃

台風で我が家の植木を伐ってしまい、今年は鳥を撮りにくい。

止まる植木が少なくなり、わざわざ我が家のヒマワリの種を、隣家の境界線の向こうの土地に運んでは、地面に落としてしまったらしいシジュウガラのカップルがいた。

 

 

昨夜。

お腹を空かしたもじゃ公が、ねだりに来る。

その後、みーみーぼーが明け方まで甘えにきた。

何年ぶりの事だろう。しかし、五月蠅すぎて寝不足だ。

 

数時間後=今日。

また一日、同じ事の始まり。

手が痺れて堪らない、さして寒くも無いが、ホッカイロで手を温める事に。

レッスンの時間だ、行ってくるよ!!

道すがらの花を愛でながら、いつもの道を歩く。

到着すると、私の先の予約のY君が、先生と楽しそうに弾いているのが聞こえる。

私の番になり、防音室をY君と入れ替わる。Y君はネイビーブルーのPコート。

軽く挨拶をして、お別れをする。

先生は「Y君も今日E線の交換したのよ、先週の貴女のように」

「先生、私はE線6本をAmazonでポチリましたっ!」

さて、私は、「先生、ピアノ科もトライ、90歳までに何曲か弾きたいのですが、あ、電子ピアノでいいですか?」

先生は、「プロを目指さないなら電子ピアノでも良いし、絶対弾けるようになるわよ」と仰った。

まぁ、今はバイオリンに取り掛かる、そして最初からいきなりトチル、

「うああああああああ!ピアノどころではないわ、バイオリンをしっかりしないと、虻蜂取らずになるぅううう。」と先生を笑わす。

先生「弾く時は目の前の観客を意識して、」

私「先生、私はもう人前では弾きません、」

 

そこに、ドアがノックされ、Y君が戻ってきた。

Y君「みゃー大工さん、僕、下の店で待っています、よろしかったら」

先生「お誘いキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

私「先生『G線上のあなたと私』の松下由樹役でいってまいりやす!(元カノの話を探ってまいりますぅううwイラナイ使命感)」

さて、何曲か合格し、「次の曲は少し難しいわよ」と先生が仰る、

私は、これは我が家の「みーみーぼー」の歌ですっ、というと、先生は即理解して大笑いした。

繰り返すEラー Eラー Eファーが「みーみーぼー」と聞こえるからだ。曲の中に三度そのフレーズが出てきては、弾きながら二人で笑った。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう、次の可愛らしい分数楽器の女の子の番になった。

 

先生に別れを告げて、下のお店を覗くとY君が軽食をとっている、

それからは、自分達の事を少しと、ずっと音楽の事をしゃべり続けた。

彼がやっている曲、彼がやりたい曲、私がやっている教本、綺麗な音を出すには?の彼の疑問、二人で各自編み出した奇妙な練習法にアルアル、私の拙い音楽歴で答えられる技術の話など。

彼が弾きたいポピュラー曲は、偶然私がバイオリン譜、ピアノ譜、CDを持っていたので、私は使わないのでお貸しすることにする。

私は今年コンサートに出ないつもりだったが、店を出る頃には、、、

「二人でコンサートに出ましょう。イェーイ!」

貴方の時は私がセカンドバイオリン、私の時は貴方がセカンドⅤnで、「このコンビは何なんだ?と、思われましょう」と盛り上がってお別れする。

行く道と同じ道を帰るのに、夜に向かい気温が下がりつつも、心がぽかぽかと温かいのは何故だろう、

2年前の2月、

もう遅すぎるのだとドキドキしながら門をくぐった、

先生と笑い転げた、3月からの日々、

孤独だと思った夏、

仲間が出来た秋、

偶然一緒にE線の交換をする今年の一月、

私達の遅咲きの青春・・・果てしない夢と、生涯やり続けると決めた学問。

 

猫が待っている。

 

ただいまー、

猫は待ちかねていたようで、すぐに起きて来た。

お待たせ―。

 

その後、Y君に、手元にある楽譜についてのLINEをした。

Y君の耳コピで書いたポピュラーの楽譜と調が違いすぎるが、「こちらの方がバイオリン専門に書いていて良いと思う。」と書いた。

返信で、向こうは私のコンサートにやりたい曲を尋ねてきた。

私は未定だがいつか弾きたい曲を数曲送った、ジョン・ウィリアムズのSWはともあれ、ナイジェル・ヘスはY君には初見だったようが、彼は真面目に聴いてくれたのがすぐに解った、

>良い曲ですね😌光が差すような、そんな曲です✨

その後も、世代も、曲の好みも違うのに一杯喋った。別の奉仕活動の事などもうかがった。思った通りの好青年だった。

辛い事が沢山あった、けれど心温まる一日だった。

何も行動を起こさなかったらそのまま人生は終わる、人とも話さない。

それに、人と人が巡り合うのは本当に大変な確率なのだ。奇跡なのだ。何かのタイミングが狂ったら、絶対に出会えないのだから。

だから琴線に触れるような出来事や、同じ気持ちを持つ人は大事にしたい。

 

 

Y君が好きであろう曲は予想がつく。

ドラゴンクエスト8 おおぞらに戦う/ cover by WATARU

コメント
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