ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

からす対決ちゃん 危機2発目 2

2012-01-16 20:13:30 | 猫病気

なんか、本日はえらく寒いです。外の子は大丈夫なんだろうか?

家にはいれ、好き嫌い出来る子は幸せだと思う。

続きです。

■1月8日

その晩のからす対決は、私の隣で一晩中良く寝ていた。

今まで、何度もバケツの水を飲みに起きていたのが、本当に起きずに熟睡していた。

輸液後、輸液瘤が消えた後、全体的にふっくらし、お腹のしぼんだ皺も消えたので、皺が伸びる=お腹の水も増えたのかもしれない。

けれども、こんなにも猫の生活が楽になるなら当分、輸液で猫を手助けしてしてあげようと思った。(猫は多飲であっても、多尿ではなく、尿に色、臭いがあり、「やいやい♂」のように回復も有るかもしれない。多飲は腎臓でなく、炎症だけかもしれない。輸液後は尿比重が正確でないので測定出来ていない。)

そして、ピンクの吐血の次とくると、(幸い一度きりだったけど、)翌日トイレで血便とセットでお約束であった。

猫は一晩で元気を回復し、その後、脱水に気を配ると、口内炎の動作も消えていき、体力は上向いていった。

からす対決は家猫になっても、3年間我が(猫)道を行ってきたが、

9月のオペ以降から人につくようになっており、夜はべったり離れなくなってきた。

私は猫が最上に「痛くない、怖くない、楽しい」を目指し、悪性のがんだったら、自宅でそういう形にもっていけないかと、

今回の猫の具合の悪さ、検索しても勝ち目の無いがんが相手の場合は、戦う気が無くなっていった。

■1月11日

そうやって、病理の結果を病院に電話で尋ね、ついに11日の夕方7時に「病院にファックスで病理が届いた」と、先生からお電話が来た。

猫は相変わらず、腫れ、多飲、病理も悪い事を覚悟していたら、

お電話では、がんではなく「反応性リンパ節」と書いてあり、

明日が抜糸予定であり、傷がぶよぶよしていても、一応抜糸とお話を聞くので受診となった。

先生はこの病気は犬で経験したと仰る。

電話で本当は「からす、猫でなく、犬なんでは?」というとウケてくれたけど、

こう短期間にリンパの袋を作っており、ガンモドキの検査でオペ、

以前も2つの膿の袋(どうやって感染を起こすのか?)で敗血症騒ぎでオペとかは、猫にはつらい、飼い主の心臓にも悪いと思う。

第一、リンパをせき止めたり、袋になる炎症の原因も今回不明、しかも、乳がん、リンパ腫の症状に似て診断に困るのが良くない。

今後はステロイドの治療をするというのだが、飲ませにくい上、腎臓も心配である。

でも、その時は、あれだけ悪い予測だったし、外見は乳ガン&あたかも伝染性腹膜炎、それでない事だけでも幸運、猫の神様に大感謝であった。

■1月12日

2時に抜糸で受診。猫は体重が落ちた。

診察台から逃げようとひたすら身をよじり、保定すると「ぶるぶるぶる・・・」と細かく震えていた。良い子で彫像のように何でも検査させた「故・政宗♂」を思い出してしまった。お利口だったけど、同じように震えて治療に耐えていた。

先生は漿液しょうえきをじゃんじゃん絞ってから、抜糸し、一部をプレパラートに塗布、顕微鏡で見せてくださる。膿んではなく、癌細胞も無かった。

【病理組織診断名

脂肪織炎を伴う反応性リンパ節、reactive lymph node with panniculitis

◆細胞所見など

 送付された材料内では、腫瘍性の変化は認められなかった。

 採取された脂肪組織では繊維増生を伴いながら、好酸球やリンパ球が多数浸潤してきており、血管周囲では形質細胞やリンパ球が少数浸潤していた。その一部ではリンパ節が観察され、リンパ節内では本来のリンパ節の構造が比較的保たれていた。皮質では胚中心が拡大したリンパ濾胞が多数観察され、髄質では形質細胞が豊富に認められた。リンパ洞から被膜までは好酸球が多数浸潤しており、被膜周囲では繊維増生を伴いながら好酸球や形質細胞が多数浸潤していた。異型細胞の増殖は認められなかった。

 以上所見より、脂肪織炎を伴う反応性リンパ節と診断する。

 今回送付された鼠径リンパ節では、単一な形態を示すリンパ球の腫瘍性増殖は認められなかった。周辺脂肪組織に比較的顕著な炎症が認められており、脂肪織炎によって活性化して肥大したリンパ節と判断される。本例では塗沫標本で、各大きさのリンパ球、好酸球、形質細胞が観察されて鋳る様子で、この所見のみでもリンパ腫は否定的と考えられる。】

結果的に、猫は一列乳をとらないで済んだ、検索すると乳がんは普通は検査しないで即オペ、私はそれでいいのだと思ったけれど、

検査に出してからの判断にした先生には大感謝である。

今後も、リンパの袋ができる騒ぎが怖いけど、2週間分の抗生剤とステロイドをいただく。

翌、13日にお電話でイエロー・ファットになりやすい食事内容か聞かれ、

今の餌はアイムス、サイエンスダイエット、コストコ、すべてチキンベースで魚中心では無い事をお伝えする。

先生は猫のエイズの先生、Т・I先生に、病理をもって聞いて下さるとの事で、からすも幸せである。

この変な病気、現在ステロイド投与に苦労しているが、3度目は無いように願っている。

人間用のネックウォーマーを折りたたんでつけたからす対決ちゃん。

実際は大人しくて、必要なかったけど。

命拾いしたぶん、楽しく余生を送って欲しいものだ。

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コメント (2)
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