ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

アカメが今一 3

2012-07-28 14:19:11 | 猫病気

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昨日(27日)は、病院から帰ってきてもぐったりしていた。

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26日病院からのお電話を切った直後、ようやく食べた貴重な食べ物を嘔吐したので、翌日27日、予約して受診する。
ここのところ、うだるような猛暑日であり、小さなアイスノンをキャリーに入れてペットシーツに包んだのだが、
出かけようとしたら、ありがたいことにお隣さんが車を出してくださった。

今から10年前、餌をやっていた人はいたようだが、見捨てられ、
膿胸→FIPで腹水で膨れた故しっぽ♂に連れられて、
母ちゃん、ふと、アカメの全員ホルスタインのような柄のえらく目立つ♀猫達の群れは、
行くところもなく、散々町内をさまよったあげくに我が家の庭に来たのだが、
話によると、ふとアカメは元々は5兄弟で、裏の家の園芸道具を入れていた収納庫で産まれ、そこは落ち着かなかったのだろう、猫の母ちゃんが子供を移動し、鉢植えの下で雨をよけたりしていたそうで、
最終的に見かねた私が飼おうと決意した時は、初めからしっぽ、母親、この2姉妹のみであった。
お隣さんは、犬しか飼う気はないのだが、(そしてそのわんちゃんも私と同じ動物病院にわざわざうつってくださったのだが、)
母猫があちこち移動を繰り返した産まれたての頃、手のひらにのる様な全員白黒の5兄弟、母ちゃんの授乳の光景をみたそうだ。
私の家に来た時はそんなかわいらしさ、小ささではなかった。
確かにここの住民全員飼ってはくれなかったにしても、お隣さんは無責任な餌もあげていなかったし、
結局猫を気の毒だと見かねた私が全部引き取った事実を知り、
その私がお気の毒だと、こうして送迎を申し出てくれるのはありがたい。
10年ぶりにアカメを見たお隣さんは、たとえ死んだとしても、(アカメは雪のように白いところが真っ白なので、)「こんな綺麗な飼い猫として生きてきたのだから猫は幸せだよ、外ではえらく汚れていたよ。」と慰めてくれた。
肝心のアカメは以前はキャリーに大騒ぎしたのだが、今回はぴくりともしないで伸びており、何度も死んだのでは?」と確認の騒ぎである。
病院でも、以前のように飛び降りるどころか、診察台に伸びてしまって、持ってきたアイスノンで冷やす始末。

熱は前回は39.4、今回は39.6度でコンべニアが効いていない。
体重は3.95から4.15㎏ではあるが、輸液を大量に入れたためと、前回は脱水で輸液前だったからである。(長い猫で普段5㎏はある。)
口腔内は綺麗である。それでも食べれないで、喉が苦しいようなそぶりをする。
あと、高い所とかに前のように上れない、現在手伝ってやっている。

抗生剤のコンベニヤが効いていないということは「細菌」でなく、何かの「ウィルス」が悪さをしているという可能性が大なのだそうだ。

私は以前庭に捨てられ、猫小屋も用意したが体調も崩し、FIPドライで亡くなった故レモンの発症した頃、
最初の元気のなさに現在そっくりの事、レモンは喉を調べるのにレントゲンなどをとっても何もなく、強制給餌までしたが、その前の落ちていく段階にそっくりだと訴える。
結局レモンはコロナウィルスに運動機能をやられ、腎機能をやられ、発熱もあり、食べれずに肝臓もやられ全身黄疸になって亡くなり、自費で解剖して組織を取ってFIPとの診断もおりた。
ウェットのしっぽは大量の腹水でもっと診断が簡単であった。
ドライの場合、助からないのに、死ぬ直前まで検査、検査で終わってしまう。猫には気の毒である。
FIPは確定診断がつかない、(コロナの数値を追ってもそれは診断にならない。)
アカメにこの病気の可能性は捨てられない。
発熱の仕方のパターンもそっくりである。
見た目貧血も進んでいる。
腎臓は触診で、レモンのように膨れ上がっていない、むしろ小さいそう。
(実際はアカメが現段階、何の病気かわからないし、もっと血液検査が悪い子でも食べている子はいる。)
猫にすると食べたくて皿の前には来るので、私は猫の望み通りに、ご飯が喉を通過するといいと思っている。
今はご飯が少し通過して、きゅー、ぐぇーとなる。また、鳴き声も出ない。
次はどうするか、どうすれば快適なのか、である。


先生「注射できますか?」私「はい、がんばります。」
今出来る事、プレド二ゾロンの注射液、シリンジ、針の1週間分を下さる。
故レモンの時も、故へらちゃんの時も呑ませにくい錠剤で、私も大汗、
患者の猫は辛くて泣いたと思うけど、
今度は心強い。
先生に「ステロイドで腎臓は駄目になるか?」と伺うと「その可能性はある」とおっしゃる。
でも、デポメゾールだったら一か月影響するし、(そのほうが便利なんだけど、)
ステロイドが抜けるのは、効く時間はこれだと12時間なので、治療のやり直しが出来やすいのだ。
プレド二ゾロンは体重1kg=0.1mlなのでアカメはシリンジの0.4まで吸い上げ皮下注射する。(私の処方された壜一本自体は10mlで本品1ml中プレドニゾロン10mg)
病院で打っていただいたのが効いて、昨日はアカメは多少食べたし、元気が出ていた。ステロイド効果であろう。 輸液も引き続きする。
それと、食欲増進剤。いくつか種類があって肝障害が出にくいものだそうです。
【シプロへプタジン】
抗アレルギー薬、抗ヒスタミン剤
適)猫とウサギで食欲増進薬
用量)猫;0.5錠 1日2~3回
  うさぎ;1ml/㎏ 1日2~3回
用法)投薬20分後、食事を与える。
禁)緑内障の患者では悪化させる可能性がある。

さて、この薬、無理矢理飲ませたら猫はあぶくとともに吐き出そうとしたけど、たいして摂取できなかったのに、30分経ったら、ちゃんと食べだします。
量はいかないけど、猫が食べようとするのです。
食事に目が輝くというか。驚きました!
強制給餌の友になるかもしれないと感心しました。
 
 
今日(28日)のほうが良く動いている。
ただし高いところには手伝って上げている。
猫が楽しいのが一番。

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コメント (6)
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