ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

一度きりの旅

2020-05-31 22:26:05 | 猫病気

曇り。25-14℃ 

曇っているので体感温度は低い、私好みの気温である。

迷信は滅多に信じない。が、カラスが騒いでいると、縁起でもないが、動物特有の第六感で「猫のお迎えか?」とも思う。

 

昨夜のお世話。

輸液、強制給餌、投薬、オムツ交換の呪文。

 

今朝も同じだ。

 

昨日の錠剤カッターは、人に大活躍。やはり買ってよかった。

 

買い物の話題ついでに、

丁度2か月前の4月にAmazonに予約注文した品物が、今更届いた。

あのマスク不足の大騒ぎの時に、マスクの予約を受け付けていて、「騙されるかも」と思っても、取り敢えず注文していたものだ。

そして「騙されたか」と思う頃、今日、到着した。

なんと、シンガポールからやって来た。

家中のマスクをかき集めると、今の在庫はこんな感じ。ウィズコロナの時代だから、数はあっても構わないが…。

 

さて、今日も都会から、こちらに来てくれた車で、側道から見える高速が大渋滞している。

皆が、いきなり活発に動いている。

昨日、他県の友人ともお話したが、コロナを用心して、自分で白髪ケアしていた友人も、コロナ白髪や、コロナロングをやめて美容院に繰り出した。(まぁ、他県は県全体で患者数が100人満たないもの。私のところは、市だけでも100人オーバーw)

昨日の時点では、私は当分、手間がかかる老猫が亡くなるまでコロナ白髪で、(おそらくは施設に入るまで)永遠に金のかからないロングだ!と豪語していた。

 

しかし、猫の朝のお世話が終わった時点で、いきなり知り合いの訃報が飛び込んできて、何もしたくなくなってしまった。

ただ、ボケーッとしてしまい、「それならヘナ2時間で、髪のチラホラ白髪をぼかすか、」となった。(前回が2月の1日だった。)

(ヘナを溶くため専用にしたヘラが、年期でチョコレート色に染まっていますw)

猫の鼻を拭いたり、こんな事をやっている時に、猫が急変したら嫌だなと思いながら...。

猫は幸いよく寝ていてくれたのだが、何故か始めた途端に、息苦しいのか、お腹が空いたのか、よくわからないが、とにかく起き出して毛布をぐるぐる回って何かを訴えていた。

しかも、頭にヘナを乗っけて、強制給餌も間にある。

その時に、やはり私の心の中は忌々しく思いながら世話をした、全くの善人ではなかった、「もう、いい加減にしてくれ、自由になりたい。」という悲鳴があった。

風呂に入り流し、全てが無事に片付いた時はホッとした。そして、生まれ変わった様にさっぱりした気分になった。

老猫の為に長時間かかりそうな事は何もかも止めていた、それがとても不便だし、後々、後悔したくないと思えば、不要不急じゃない限り、我慢してしまうのは、コロナと同じだ。

 

 

今日亡くなった人は、腐れ縁で、私を二十代後半から知っていた人だった。

私の以前の職場にも関係が少しあり、私より8歳上で、ある新興宗教(日蓮宗カルト、私は信じない、嫌い)の信者で、血のつながらない親戚がそれを熱心に信仰しているので、消息はずっと分かっていた。私はこの新興宗教が嫌で、彼から逃げ回っていたが、とても明るく、世話好きな人物で、晩婚だった。

この前会ったのが5年前の私の親族の葬儀で、むこうから香典を持って気さくに声をかけて来た。「お互いに老けたなぁ」と、きっと心では思ったに違いない。

私が具合が悪かったり、癌になった時は、「信仰が無いからだ」とそのカルトの人々は言うのだが、その言った人達が、その5年前の葬儀の時は大腸癌の末期で、また今回の場合は、肺癌で亡くなったのだ。

彼は晩婚だったが、同じ信者さんの若い女性と結婚し、お子さん、お孫さんも見られたというのが救いだ。また宗教を信じ切っていた、全ての問題を祈りにゆだねていた、口癖は在家の僧。その単純さが私はとても不思議であった。(お子さんは信仰していないという、きっと親子間の葛藤は凄かったと思うが…。)

賑やかな人だった、友人が驚くほど沢山いた、だがコロナの時代であえて家族葬になった。

とにかく昨日、私の元気な若い頃や、宗教戦争の黒歴史?を知っている人が、また一人この世から消えたのだった。仲は良くなくても、若い頃から知っている人が、病気でどんどん亡くなる歳になった。

日本人の平均寿命が長くても、そんなのは当てにならぬ。または、当てはまらぬ。

昨日読んでいた新聞のコラムで、「人生は一度きりの旅である」のフレーズを名言だと思った。

母も希少癌で亡くなる前に「人生は一度きり、でも、やはり、こう生きるしかなかった。」と泣いた。

歳を取ると、感情面において、思い出の面積、若しくは体積が多くなるというか、どうしても蓄積された過去の思い出話が多くなる、

それはそれで、回想法としては良い、同年代同志の遊びとしては良いのだが、少ない未来を見ない、新しい事には飛びつけない頭の固さもある。若い人には老害でしかない。

私はそれだけでは不味いと思い、若い人と塾に通いだしたのだが、コロナが解決出来ねば、再び晩年の生き方を変えなくてはいけないと思っている。

コロナ以降は、引き籠り上等、群れで楽しむのでなく、個人で楽しんで生きる、充足するしかない。私は家族でも個人主義が良いと思う「あなたの旅はあなたの旅」「私の旅は私の旅」が良いのだと思っている。旅は道連れの時もあるだろうが、だけど、皆が人生一度きりの旅なのだから。

人生の旅が、今日の知り合いの様に、あと残り8年だったら、そんなことを考えた。

 

あぁ、猫が具合が悪い、今はとにかく目の前の、猫の旅立ちの世話なのだった…。

 

 

 

※面白いが、そもそも発音が、紛らわしいんぢゃヽ(`Д´)ノプンプン

【アマビエとアマエビ、地上絵で「共演」】
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20200530-567-OYT1T50233

コメント (2)
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