ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

心に夢をあたためて、前へ、前へ、

2020-12-31 19:06:42 | 猫病気

もうすぐ2020年が終わってしまう…。相変わらず忙しいです、メモです。

 

◆12月22日(火)晴れのち曇り。17-2℃

何時もの老猫のお世話から普段通りに過ごす、週一度のメトトレキサート。頭痛と悪寒が酷く、イライラして落ち込みがち。熱は無いのに悪寒が、いくら暖房しても、部屋の中でコートを着込んでも治まらない。

暗いニュースばかり。溜息。

 

◆12月23日(水)快晴。13-2℃

★もじゃ公の強制給餌も、今日で一年三か月目が終了!!15か月間、一日にも休まず、最低4回は夜中まで寝ないでシリンジを押しているのだ。その他、輸液、摘便、おむつ交換、トイレ介助。一日でいいからこの地獄から解放されたい。愛情も、与えてばかりだと枯れる、鳴き声を聞きたくない、せめて休憩が欲しい。

何時もの老猫の世話の合間合間に、今年最後のリウマチ科へ。

病院は混んでいる、採血、採尿などで午前中は潰れる、帰宅したのは午後。身体がへとへとだが、猫はお腹を空かして鳴き叫んでいる。

5年前から腎臓の数値で引っかかっている、今回はたまたま血液検査で引っかからないと思ったら蛋白尿が副作用で出始めた。

それと葉酸剤が追加。手帳は飲む薬(パルス療法なので)のスケジュールで埋まる。(腎臓病ではないがそれに準じた献立を作っている。)

 

◆12月24日(木)曇り。15-6℃ クリスマス・イブ?うん、何時からクリスチャンに???

何時もの猫のお世話などの日課、筋トレや練習。材料があるのでクッキーも練習したが、料理も普通の献立。家中のカレンダーを新しくした位か。

 

◆12月25日(金)晴れから曇りへ。14-7℃ 暖かい。

朝から老猫が便秘で苦しんでおり、輸液。

クリスマスだが、クリスチャンではないし。子供の頃は父が通訳してあげていた宣教師さんの影響で、クリスマスになると、そこから家に美しい聖書物語などのプレゼントが届いたものだが、クリスチャンではない。つーか、何の宗教もない。

オートミールクッキーリベンジ、

編み物、練習など何ら変わりがない。

夜、くだらない、けれど悲しい事があって、読まずにとっておいた中古の「天井の弦」10巻を明け方まで読みふけった。

陳昌鉉氏ウィキ

母親の愛情、母国語禁止の学校で占領下に出会った日本人の恩師のバイオリンの音色、恩師のような教員になるべく、日本で勉強するも、卒業しても日本では教員になれなかったこと、教員以外の職も無い事、国に帰りたくても国交断絶で帰れない事、(母国では同族間の南北を分ける闘いの中、残してきた家族達も苦しんでいた、)やがて極貧の中、独学で東洋のストラディバリウスを作るお話だが、これに今夜は魂を救われたといっても過言ではない、自分も前に進め!

ほぼ全ての事が大した悩みではなくなるし、目標を持ち、些細な事などにめげない、それに向かう強さのコツのような何かを得た。

今も引きずる日韓の歴史、朝鮮戦争の話、親子の愛情の話もさることながら、戦後、絶望していた糸川英夫博士がバイオリンの音を分析、バイオリンを作られた話やら、バイオリン教本で有名な篠崎先生が主人公の救世主で出てきたり、就職できなかった鈴木バイオリン製作所の話とか、また、無名の救ってくれた人達も世に虐げられた職種だったり(バイオリンを三味線と言うw)、それはそれは本当に面白い。そして、漫画で涙をしたのは初めてだ。

そして、どんなに飢えていても、人が生きるのはパンだけでなく、美しいものが心を救っていくという、綺麗ごとでない実話である。

 

◆12月26日(土)快晴。12-3℃ 

猫のお世話や練習をして、父の件で出かける。

天気予報によると大寒波が来るというので、用件を済まし、裏起毛の暖パンを購入、格安ゆえ一冬持てばよい、そもそも歩けないきーじがいるので、ズボンは彼の爪でかぎ裂きだらけになるから。

また、自粛するので食料もまとめて多めに購入。帰宅して消毒して、慌てて猫の世話をして、食料を下ごしらえして、嵩を減らしてから冷蔵庫に詰めていく、そこらへんでヘトヘトに疲れ果てる。こういう繰り返しのコロナの一年だった。

 

◆12月27日(日)曇りから晴れ。14-5℃

何時もの老猫の世話や、些細だが積もる家事、日課の練習や編み物。小鳥の部屋を大掃除。庭の落ち葉をかき集めているうちに、あっという間に一日が終わる…。そして、一年が終わる。

 

◆12月28日(月)曇りから晴れ。12-6℃

何時もの老猫の世話、負けてたまるかと筋トレ等いつも通りの日課。

COOKPADで天才的なレシピを発見、鶏むね肉でジャーキーが作れる模様。色々あるので検索してね。

胸肉1㎏350円を使用。

外し、唐揚げ粉にまぶした鳥皮も、勝手に唐揚げになっている。油が落ちてとても美味しい。

で、これ、時間が2時間かかる、が、素晴らしいレシピだった。

ただし1キロ用意しても、水分が飛べば僅かしかできない、市販のジャーキーが高いのも理解。

それに、水分を飛ばし嵩が少ないのであっという間に食べられると思うが、そうなると一食で2000キロカロリー弱を食べてしまう事になる。いくら低脂肪、高蛋白でもね。

わがグレーテルのかまどでも、作り甲斐のある最高のレシピだった。流行のサラダチキンより美味しい。

その後、夕方、練習しながらフィギュアスケートを何気なく見ていたら、私の好きな「カラーパープル」のテーマで踊っている選手がいた。

演奏はパールマン、何度か書いたが、人生を変えた映画と言っても良い。いつかは弾きたい。

また夢を一つ思い出した。

小田さんの曲で踊っているペアも♡

美しい月が出ていた。

 

◆12月29日(火)曇り。13-4℃

午前中は、11月に有った大動脈解離騒ぎの主治医の説明を聞いた。

結局、問題を起こした血管は閉塞も無ければ、硬化、石灰化すらもみられない、血管のスペシャリストによる画像診断では、平均年齢よりはるかに若い血管だったが、それでも破れるのだ、結局一部が解離しはじめ、激しい痛みが伴い入院、そこで、また、くっついて元に戻った。

主治医曰く、解離の原因というものは未だに掴めていないそうだ。今回は九死に一生スペシャルだったが、、、血圧が130当たりになり、コントロールしろと言われたら、大人しく薬を飲むしかない、もっと高い人がいるからとか思い、勝手に飲んだふりをしたり、やめてはいけない、そして、癌の方がまだ死ぬ準備ができるだけマシの病気だ。

血圧は言われたが、それ以外、誰が特に解離しやすいなど無いと医者は言う、だから「常にメメントモリで生きろ」ということだ、万人が。

今日は、何時もの老猫のお世話から始まるも、力が湧かない、力尽きていた。それでもお世話をし、メトトレキサートを飲み、筋トレ、練習など何時もの日課もし、

 

午後から、この患者数の中、出かけるのは嫌だったがお正月用品を買いに出た。

街のスーパーには作らなくても色とりどりのお正月用のコーナーが出来ている、伊達巻、かまぼこ、黒豆、栗きんとん…。だが、おせち料理で好きなものが無いのだ、困った…。(むしろ、東日本で無くなったお菓子のカールなどをお取り寄せしたい位だw)

綺麗な洋風のオードブル、パテのようなもの、昆布、煮豆、数の子、松前漬けの素などで、本当に少量の物を厳選、さつま芋、それにお雑煮に使うであろう沢山の野菜と鶏肉を買って帰宅、当然冷蔵庫には入りきらないから、野菜を涼しいところに置いたり…。

勝負の三週間は惨敗だったし「いよいよ自粛の大晦日と三が日が始まるのだなぁ、」と。

 

◆12月30日(水)曇りから雨。夕方に雨は上がる。16-9℃

何時もの老猫のお世話からだが、筋トレ以外、ダラダラと料理を作り続けて、朝から夕方までずっと台所に立っていた。

テレビはつけっぱなし。午前中、小さな地震があった。

今年はコロナについて考えたくないときに、韓流の時代劇を楽しんだ。

ローカルテレビでやっている『帝王の娘スベクヒャン』『王の顔』そして、今やっている『客主』は「人の幸せは金か愛(人情)か?」がテーマみたいで、これがだんだんに面白く感じられてきた。韓流って、登場人物の仇役がディケンズの登場人物のようなイメージ、例えば、デビット・カッパーフィールドのユライア・ヒープを胸に込めているようなどす黒いヤツが多い。

そして、どの脚本もテンポが良く、画面とともに漫画チックで、流れる音楽も中々凝っている、また役者さんのオーバ―リアクションというか解り易い、東洋人の顔で、西洋風なリアクションというか、韓流が世界で流行るのも解る。

それにしても、どこを刺されても、最終的には口から血を吐いて死ぬパターン、重傷でも即死は少ない、どんなに重篤でも、大概、絞り出すように決め台詞を吐くという。むしろ、軽症にみえる方が、とっととしゃべればいいのに、あっけなく真相を吐かずに亡くなるパターン。

しかし、まだ熱狂的には成れない。なぜならオバサンには役者さんが覚えられない上に、皆、同じ顔にしか見えない_| ̄|○

 

昨日買った野菜の下拵え、また芋けんぴもどきや、

おからのクッキーやら、

松前漬けやら、

筑前煮やら、自粛中太らないもの、そういうもので冷蔵庫を淋しくないように一杯に満たした。

インコ達も大好きな大根の葉や、白菜やら、林檎を貰って、暖房にあたっている。外ではシジュウカラがヒマワリの種を割っている。自分が小さい生き物を幸せに出来た事を嬉しく思う…。

夕方、夕日が出て、

やれやれ、ようやく練習できるとバイオリンを調弦していたら、従弟が沢山のお餅とさつま芋をもってやってきた。ひとしきり話した後、見送る。

コロナ患者数はうなぎのぼり、本当はこちらに上京するのは危険なのに、馬鹿だ。

気温はぐんぐん下がっている、風も強くなる、大寒波は予報通りにやってくるかもしれない。

 

◆12月31日(火)快晴も快晴。7-2℃

自粛しながら、一月クッキーを焼いていたがwww、自分史上最高のおからクッキーが出来たw

 

冷蔵庫はドアポケット迄、焼いたもので一杯。お菓子を買わなくて済む。病んでいるところは治療し、来年も健康管理に励もう。

老猫は嚥下が困難で、一口が1㏄から0・5㏄になってきており、食欲は旺盛なので、強制給餌に大変に手間がかかる。

猫はうっすらと、私のいら立ちも解っている。たまにだが、余りに甘えたら怒られるのではないかと、叩かれるのを控えている動物のように、耳を伏せて怖がっている時がある、すまなそうに身を縮める。

しかし、今日抱きしめたら、壊れたラジエーターのようにぐるぐるぐるぐる喉を鳴らしている。それしか彼女には表現出来ないのだ。そして、生きたいのだ。

     

その後の呑み込みは良かった。甘えたことによって、再び生きる希望が湧いたように。

去年の大晦日も強制給餌で終わり、今年の大晦日も強制給餌が続くなど思いもよらなかった。来年もかもしれない。猫は私とともに、まだまだこの世に居たいのだ。

今年はコロナに振り回され、コロナによって行動を支配される一年だった。まだまだ、収束には向かわないだろう。今日など1337人@東京だ。

今は、底力をつける試練の時、強さを蓄える時なのだと思う。やがて来る春に向かって。

 

最後に、私の好きな曲です。演奏はパールマン。

私が若い時に出会い、人生を変えたといっても良い映画のテーマをこんな若い女性が使用している。

Rino Matsuike (JPN)| Ladies Short Program | Riga 2019

The Color Purple (OST) - Main Title

バッハなど練習曲で弾くと、「後世に残って、今も触れること出来て良かった、本物は息が長い、一過性ではない。」と思うように、自分が好きな曲が生き残ってくれて、こうしてたまに出会えると嬉しい。

 

大して為にもならない、こんなつまらないブログにお越しいただいて、本当に感謝です!

皆様良いお年を♡

コメント (8)
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