ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

奇跡よ、再び!

2014-02-08 17:47:09 | 猫里親
明けたけどサボっていました。
月刊、いや隔月刊?号外?
今年こそ楽しいことを書こうと思うのですが、なかなか楽しいことがない。
加えて不死男の具合が良くないのです。

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不死男は2月1日の夜に濃い尿を流しに粗相してしまい、その日はキージとみじめを受診して家に帰ってきたばかりであり、
多頭飼育ゆえのマーキングやスプレーと思い込んでしまうと、若い猫なので尿管結石・尿閉の危険を見逃し怖いと思いました。
また色からビリルビン尿でまた保護した時に逆戻りだと直感しました。

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そのままゲージレストにし、新しいシリカをトイレに入れて、出た尿ごと病院の休み明け2月3日に受診しました。

不死男は13年の7月25日にはあごの下のリンパが腫れて、免疫グロブリンの異常もあり、「抜歯したら改善出来るのでは? 」
「この若さから口内炎の治療でだらだら抗生剤で、ペニシリンショツクになっても」とか、二つのウィルスチェックでマイナスなので「難治性口内炎で苦しんでも」と、思い切って抜歯しています。
しかし、14年の2月3日の血液検査から、抜歯したが、免疫グロブリンの異常は止まらず、貧血が起きていました。
塗抹標本からも、赤血球もがんばって再生しても、その赤血球を自分で壊している、
ゆえに強度の貧血があり、脱水、
血液検査で腎臓の数値が上がるのは進行してからなので、
エコー下穿刺採尿尿検査で尿比重が軽いなどの不具合がわかりました。
以前の野良から保護時に起したのではないかの胆管閉塞もないが、
血液検査では黄疸もありました。
猫の自己免疫疾患は人のリウマチと違い99.9%ウィルスでおこされるそうで、
猫のワクチン時のコンボテストが二つマイナスでもその病気か、FIPの可能性が非常に高いそうです。尿閉ではなかったのです。 粗相で気が付いて良かったです。
(猫の大先輩様もカバンに尿で、直後愛猫ちゃんのFIPが判明したことがあり、覚えていて良かったです。)

どうするべきか、不死男の貧血は、膀胱に少々炎症があるが、ここまでの貧血とは結びつかず、もうペーハーコントロールでなく好きなものを食べていいのと、輸液をすることにしました。
ステロイド、抗生剤をいただき、栄養状態はいい3.45kgなので、私は食べたら少し生きる希望はあると、ゼロではないと思っていました。
みじめ、ふと、みかづきが今年もつかと思っていましたが、ここまで治った不死男が、まだ若いのにすでに命の危険があるとは、正直、終わらない投薬、介護続きにがくっとしてしまいました。
今の不死男の免疫異常を起こしている原因、消去法で、この状態で、猫の免疫を攻撃するウィルスを考えると猫白血病、猫エイズ←ともに検査ではマイナスであっても、
あと確定する検査がないコロナウィルスということになり、病院でFIPの診断が増えてしまうのが現状だそうです。
以前、自分が保護した猫は腹水の検査、解剖で2例はFIP確定でした。
へモバルトネラ→新名称ヘモプラズマでも先生が調べてれ、その兆候がないそうです。
自宅で不死男は抗生剤、苦いステロイドを泡だらけになりながら飲まされ、酢酸リンゲルの輸液を、震えて怖いだろうに堪えてくれて、2月7日夕方までは結構食べて、いい大を出してくれていました。
夜から今朝の2月8日が食欲が全くない、トイレには立派な大があり、夜中に食べるので出していた食べ物には、まったく手を付けていなかった。
そして大雪の今朝、ふたたび立派な大をし、その後まるっきり食べ物に興味を示さないし、薬も受け付けない。
今朝は顔や粘膜は真っ白で、
貴重な酸素を食事などの消費活動に使えない、
電源をだんだんにオフにしていくような感じでした。
強制給餌というのは、物を言えない動物の代弁の血液などの検査等をしてから、医師の指示を仰ぐものだと思うので色々缶詰は開けましたが、その時点で無理強いはできませんでした。
たとえば母の最期を見たときに、あれこれ検査データがそろっているので、虫の息の親に、たくさん食べ物を用意したとしても口に突っ込むなんてしない、でも猫には飼い主はしがちだからです。
昨日の昼は元気で、がりがり爪とぎを披露してくれたので、少し希望もありましたが、
快食、快便、昨日まではぐんぐん持ち直す感じで、また再び元気になると思っていたが、今朝からいきなり悪くなった様子を見てFIPドライだともう覚悟をしました。

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そして、酸素テントを組み立てたり、看取りの準備をしているところ、病院からお電話がかかってきて受診させることにしました。

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「雪を、最後の雪かも」と、不死男に見せながら、「そして、これが最後の治療か検査かも」と受診した。
電話ではこちらの不死男の様態を言うと
先生は厳しいしこの病気には治療法がないというが、「ようは血液がリンパ球だらけで体の中で免疫細胞を作り出してウィルスと戦っているが、おそらく腫瘍かウィルスがこの不具合の原因だが、確定しても、治療法がないかも」とおっしゃったのだが。

体重3.5㎏、熱39.4° お腹が膨れたように見えたので超音波検査し、腹水なし、脾臓(@血液を作るが)腫れている。血液塗抹標本からもリンパ球はなんかのウィルスに対して免疫を出していて、猫白血病、リンパ腫のリンパ球の様子ではない。
今回も、検査機関に出せば猫2大ウィルス@コンボではマイナスでも、それかコロナが出ると思うとのお話でした。


私が不死男に今してあげれること、
ステロイドで免疫を下げるくらいしかないと。
不死男はもう口から入れたくない、まして飲みにくい薬である。
今日から注射で0.4cc打つことにし、デポメゾール(で私は十分大感謝であるけど)は使わないことにした。
診察して不死男の状態を先生は非常に厳しいとおっしゃる。
2歳程度の猫で免疫グロブリンGLBが7・9というのがあり得ないのと、それがウィルスと戦っている事だと思われるそう。
酸素室は褒められたので、ヘモグロビンの減った猫に酸素をあげても結びつくものがないので無駄なのかもしれないけど、まぁ、まだ赤血球は作られているので使い続ける。


不死男は帰宅後、ウェットを少し舐め、酸素92%3リットルの目盛が適切かわかりませんが寝ています。他の情報では30%6リットルの中にいれるというので、色々してみます。
現在、大雪警報が出ていて、不妊オペと餌をあげてくれる人たちに感謝です。
外の子は治療もままならないので、不死男の生涯は不幸の中にも、幸せはあると思っています。
★追記2月11日
不死男、ステロイド注射の免疫抑制作用で、
自分の赤血球を壊していたリンパ球の動きが弱まり、貧血状態でも徐々に元気を取り戻してきています。
受診時、2週間分の注射薬と針、シリンジをいただいたときに、「これを使いきれるか」と思いました。
このまま改善すれば、次の受診はもっと元気な姿で行けそうです!
コメント
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