薬屋のおやじのボヤキ

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コロナ感染予防はやはり腸内環境改善が一番、わけても酪酸菌がものを言う

2021年03月06日 | 風邪・インフルエンザ・コロナ

コロナ感染予防はやはり腸内環境改善が一番、わけても酪酸菌がものを言う

 1週間ほど前になりますが、2月27日付けで別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”…日記」で次のとおり記事にしました。

ヤーコン芋を食ってりゃコロナは逃げていく
 1週間ほど前に別立て(※またまた別立てですが)「ヤーコンおやじのブログ」に福岡県の方からコメントが寄せられた。“私もヤーコン布教(普及活動)中。ヤーコン芋を食っていると、お通じは良くなるし、風邪も引かない。”とあった。
 “えっ、風邪も引かない? そんなことあったかなあ?”である。うちもヤーコンを栽培して布教中で、ヤーコン芋をよく食べるのだが、夫婦そろって、もともと風邪を引くことは滅多にないから、そんなことは思いもよらなかった。
 その方もブログを立てておられ、興味津々そのブログを覗いてみた。そうしたところ、小柳津広志著「コロナに殺されないたった1つの方法」からの引用をけっこう詳しく掲載されておられ、「フラクトオリゴ糖が腸内の酪酸菌を増殖させ、それによってNK細胞(免疫細胞)が活性化し、コロナウイルスをやっつけてくれるし、免疫許容の担い手であるTレグ細胞も増えて、サイトカインストームを起こさないようにしてくれる。」とあった。
 これは知らなかった。そこで、少々躊躇したものの2、3日して、この本を買ってみようという気になり、アマゾンから取り寄せ、今日じっくり読んでみた。
 なぜに躊躇したかというと、肩書が「東京大学名誉教授」とあるからだ。小生、もう40年以上前になるが、そのときの仕事の経験から、東大教授なんてろくなもんがおらん、という思いを強くしていたからだ。でも、著者紹介を見ると「東大生の時、担当教授の研究方針を非難すると、しばらくすると机や実験台が使えなくなったが、それでも論文を発表し続けた。」とあり、これは、並みの東大生とは違って、けっこうな猛者だなと思った。
 どんな輩だろうと興味津々。あるは、あるは、その変人ぶり。専門は微生物系統分類、腸内細菌学で、43歳の若さで東大教授になった後、なんと地方大学の助教授になっている。あり得ない話。その事情は本を読んでも分からなかったが、東大に復帰後、定年2年前に退官し、料理の腕には自信があり、高齢者向けのレストランを開店。
 これは実に面白い人物だ。小生は、こうした御仁が大好きである。なぜならば、信念を持って研究してきたことに確たる自信(当然にちゃんとした裏付けがあってのこと)があるも、それに飽き足らず、新たな分野へ挑戦をし、貪欲に新たな何かをつかむ、というものだから、畏れ入るのである。
 さて、その本に出てきたのが、表題にした「ヤーコン芋を食ってりゃコロナは逃げていく」である。そのものずばりの表現ではないが、フラクトオリゴ糖(ヤーコン芋にたっぷり含まれている)が腸内で酪酸菌を大増殖させ、十分な酪酸菌が腸内に存在すれば、新型コロナは単なる風邪以下におさまってしまうというもの。
 うちでは、明日、1畝ヤーコン芋を掘る。これ食ってりゃコロナはコロリ!
 いい本を紹介していただけたものだ。福岡県のTさん、有り難うございます。
 明日以降で、この本をまとめ、ブログ「薬屋の…」に投稿しようじゃないか。
(以上、全文再掲)

 ことコロナに関しては、このブログで1月8日に「コロナの話はもう止めにしましょう、年寄りがちゃんとした死生観を持てばいいだけのことです」と題して記事止めしたところですが、上に紹介した本を読み、感染症のみならず万病に打ち勝つには、やはり腸内環境改善が一番であることを思い知らされた感がし、この点については、あまりに当然すぎてコロナ対策として紹介するのを失念しておりました。
 そうしたことから、小柳津広志著「コロナに殺されないたった1つの方法」からの引用が中心になりますが、「コロナ感染予防はやはり腸内環境改善が一番」と題して、今回、投稿することとした次第です。

 冒頭に再掲した内容で全てとなってしまいますが、人間の体というものは、これは全ての生物に言えることですが、感染症に対する防御機構はとてもうまくできていて、非常に効果的に、かつ、合理的に働くようになっているのです。
 でも、これは1個体単独でなし得るものではなく、共生生物の協力なくしては成立し得ないことです。つまり人間の場合は、腸内細菌の助けなくしては感染症を防げないと言っても過言ではないでしょう。

 感染症は微生物(ウイルスを含む)によって起こるのですが、その危険性は四六時中あって、息を吸うたびに、何かを口に入れるたびに、微生物は必ず侵入します。例えば、息を吸った場合には、きっと少なくとも1回に10~100個程度の微生物が侵入しましょう。でも、鼻腔の粘膜にほぼ完ぺきに微生物は付着させられ、そこで待ち構えている白血球(免疫細胞)に捕捉され、飲み込まれ、消化され、つまり消滅させられるのです。人間世界で言えば、夜陰に紛れて五月雨的に侵入を企てる敵兵を国境警備隊が瞬時に殲滅するようなものです。体内でこの国境警備隊の中核となるのがNK(ナチュラルキラー)細胞で、マクロファージ、樹状細胞、好中球、マスト細胞(これら全て白血球で、後から登場する細胞も同様です。)との密接な連携でもって、水際で微生物の侵入を防いでいるのです。
 NK細胞がしっかりしておれば、こうして感染症に罹ることはまれとなり、「NK活性が高い」と言ったり「免疫力が高い」と言われたりします。これを「自然免疫系」と呼んでいます。

 しかし、一度に大量の微生物が侵入したり、簡単には殺せない微生物であったりすると、容易には水際で防ぐことができないことがあります。壮絶な戦いが水際で展開されて微生物の体内侵入を少しでも食い止めようと、NK細胞をはじめとする自然免疫系はフル活動するのですが、敗戦濃厚となることも。
 こうなると、防御機構を総動員して微生物と戦うことになります。その端緒は、大量に微生物を飲み込んだマクロファージの自爆から始まります。自爆と同時にサイトカインを放出し、これが前線における戦況報告として作戦司令部(T細胞)に伝わります。
 こうして、水際作戦の苦戦を察知した作戦司令部は総動員体制を取ることになります。敵(微生物)の情報は各種サイトカインによって伝わり、それを元にしてキラーT細胞が活動を開始し、また、B細胞が敵の動きを封ずる抗体の産生を始め、総力戦を展開することになります。これらT細胞群やB細胞などの働きを「獲得免疫系」と呼んでいますが、先に紹介したNK細胞以外の白血球はこの獲得免疫系でも働きます。
 ここまで、けっこう大雑把に免疫系の働きを説明しましたが、実際はもっと複雑で、未解明な部分もあります。いずれにしても、獲得免疫系が適正に動き出せば、一件落着。場合によっては、けっこう熱が出たり、息苦しかったりするも、それも数日ですっきり。これで、微生物は全部消滅させられた、となります。

 ところが、どうらや今般の新型コロナウイルスには、キラーT細胞の働きが不十分な傾向にあるようですし、B細胞が抗体を作り始めるのも遅いようです。こうなると、人間の体内では“いつまで経っても敵を殲滅できない非常事態の到来だ”と誤認識して、獲得免疫系が非常事態宣言し、それがサイトカインの大量放出、つまりサイトカインストーム、免疫暴走ということにもなります。そして、自分で自分の細胞を次々と破壊していき、症状を重篤化し、やがて死に至ることもある。
 なんだか世間を騒がせているマスコミや政府のコロナ対応と同じようなことが、人間の体内でも起きているような感じがします。

 これはどうしたことでしょう。
 小生思うに、一つには、ヒトの獲得免疫系は“コロナなんて単なる風邪だ。作戦司令部が総動員体制を取るまでない。キラーT細胞もB細胞も間に合わせで格好をつければいい。前線で頑張っているNK細胞をはじめとする自然免疫系に任せておけばそのうち何とかなるさ。”と、作戦司令部はあぐらをかいていたところでしょう。それがそうではなくなって、後になってからバタバタとあわてふためいている、といったとろこです。
 こうした獲得免疫系の動きからすると、基本的にはコロナはどってことないウイルスであって、自然免疫系がちゃんとしていれば何も案ずることはない、という性質のものだと言えると思います。
 もう一つは、免疫暴走を起こさせない仕組みが獲得免疫系には備わっていて、サイトカインの大量放出を抑え込む制御性T細胞(Tレグ細胞、Tレグとも言う)がちゃんとしていれば、サイトカインストームは発生せず、症状の重篤化も起こりえないのです。まして、死ぬなんてことは有り得ないとなりましょう。
 ウイルスが全身に広まったとしても、初めは間に合わせのキラーT細胞やB細胞たちばかりで、あまり頼りにならないのですが、日にちが経てばコロナごときのウイルスはやがて殲滅できるのですから、これは、場合によっては1か月も尾を引くような質の悪い風邪(旧型コロナ)と同じことで、制御性T細胞がしっかりしていれば、そのうちなんとかなる、で終ってしまいます。
 でも、新型コロナウイルスはブレーキ役の制御性T細胞までをも眠らせているような感がします。やたらとサイトカインが分泌されていても、制御性T細胞がそれに反応しようとしないのですから。
 ここまで書いてくると、新型コロナはなんだかエイズの親戚みたいに思えたりするのですが、若くて元気な方は、罹患することも少ないですし、重症化するのはまれですから、エイズと同列扱いするのはお門違いです。
 重篤化したり死に至る人という
のは、単に免疫系全般にガタがきている、と言っていいでしょう。

 さて、ここからが本題です。
 免疫系全般にガタが来ている人のみならず、若くて元気な方であっても、旧型コロナ風邪なら罹ってもいいが、新型コロナ風邪だけには罹りたくない、というのが本音でしょう。症状の軽重よりも、新型コロナに罹ったという風評が怖い。これは小生とて同じです。
 で、どうすりゃいい。小柳津広志先生は、その著「コロナに殺されないたった1つの方法」で、次のように述べておられます。
 まずNK活性について(以下、抜粋して引用)。
 NK活性が高い人はがんになりにくいのは確かですし、風邪やインフルエンザになりにくいのも事実です。…実は、NK活性は腸内フローラの影響を受けて大きく変化するのです。特に、大腸に酪酸菌が増えるとNK活性が上昇することは多くの論文で報告されています。これに対して、ビフィズス菌が増えてもNK活性が大きく上がることはありません。
 私たちは狩猟採集時代のように、毎日、たくさんの酪酸菌を増やす食物繊維を摂っていれば、風邪やインフルエンザだけでなく、その他のさまざまな病原菌が感染しない体質を作ることができるのです。(p69~70)

 いかがでしょうか。小柳津先生は、コロナウイルスに曝されても、ダイアモンド・プリンセス号の事例からして8割の人は感染しないとみておられます。これは、たいていの人はNK活性が高く、水際でウイルスを殲滅させているからです。
 なお、ここで言う感染とは発症と同義語です。初期には厚労省は、こうした人を陽性者としていましたが、いつしか感染者と言うようになり、本来の定義から逸脱して使われるようになって混乱していますが、陽性=感染が定着していますので、今では「感染すれど発症せず」と言うしかないでしょうね。もう一つ厄介なのは、インフルエンザの場合は獲得免疫系が直ちに働き出すのですが、先に述べましたように新型コロナウイルスに対しては獲得免疫系がぐずぐずしているものですから、ウイルスが大増殖しても直ちには発症しない傾向にあり、無症状でも周りの人にウイルスをまき散らすことがあること、です。

 次に、制御性T細胞活性について(以下、抜粋して引用)。
 獲得免疫が激しく動き出す前に、免疫の暴走を抑える機能のあるTレグ細胞を増やす。それこそが死に向かうシナリオを生きる方向に変える唯一の方法なのです。…フラクトオリゴ糖などの大腸で酪酸を増やす食物繊維をたくさん食べていると、免疫の暴走を抑えるTレグ細胞が増加して、様々な組織に移動します。…さらに、増加したTレグ細胞は感染を受けた組織の修復をします。(p59)
 大腸の酪酸菌が多い場合、…万が一、自然免疫でウイルスを除去することができず、肺などの炎症が広がり獲得免疫が動き出した場合でも、Tレグが増えていますので、サイトカインストームを強く抑えます。(p72)

 いかがでしょうか。小柳津先生は、ここでも、決め手は大腸に酪酸菌が増えていること、と言っておられます。
 コロナ過を救う重大ポイントは、唯一「大腸の酪酸菌にあり」です。

 初めのほうで述べましたが、「感染症に対する防御機構は、ヒト1個体単独でなし得るものではなく、共生生物の協力なくしては成立し得ない。」でして、その最大の役割を担っているのが「大腸の酪酸菌」ということになるのです。
 その酪酸菌を増やす食物繊維とはどういったものでしょうか。ここは、腸内細菌学の大ベテランである小柳津先生の本領発揮。以下、再び本書からの抜粋。

 …でんぷんの一部はレジスタントスターチと呼ばれ…分解されずに大腸に達します。レジスタントスターチは食物繊維に属しますが、酪酸菌をほとんど増やしません。
 植物の固い繊維であるセルロースは…酪酸菌は増やしません。
 リンゴを煮ると煮汁は固まりますが、固まるのはペクチンです。ペクチンも酪酸菌は増やしません。
 牛乳、ヨーグルトにはガラクトオリゴ糖などのミルクオリゴ糖類が入っています。これも食物繊維です。ミルクオリゴ糖類はビフィズス菌を増やしますが、酪酸菌は増やしません。
 小麦ふすまや米ぬかに含まれるアラビノキシランは酪酸菌を増やしません。キノコや麦類などに含まれるβグルカンも酪酸菌を増やしません。コンニャクに含まれるグルコマンナンは大腸でほとんど分解されず、当然、酪酸菌は増やしません。
 海藻の食物繊維…は酪酸菌を増やしません。海藻のネバネバ成分…は酪酸菌をわずかに増やします。…
 大豆は…オリゴ糖が少量含まれていますが、酪酸菌はほとんど増やしません。
 多くの植物の細胞壁に含まれるアラビノガラクタンは酪酸菌を増やします。…
 ゴボウ、キクイモ、ヤーコンなどのキク科植物の根に多量含まれるフラクトオリゴ糖類は酪酸菌を増やします。フラクトオリゴ糖類はネギ、タマネギ、ニンニクなどのネギ属にも含まれます。
 …毎日これらの野菜をたくさん食べれば、コロナにならない体質になります。
 毎日、ゴボウ1/2本とタマネギ1個を食べる程度が現実的でしょう。
(p88~91)
 …「毎日、ゴボウ1/2本とタマネギ1個を食べてください」と書きましたが、これをずっと続けることはなかなか大変なことです。したがって、サプリメントとしてフラクトオリゴ糖類…を摂ることが「現実的体質改善法」となります。
 …フラクトオリゴ糖類を1日10~30g摂れば次の日に大腸の酪酸菌は5倍ぐらいに増えます。(p112~113)

 ということでして、新型コロナのみならず風邪やインフルエンザに罹らないようにするためには、大腸の酪酸菌を増やすフラクトオリゴ糖類を摂るのが一番、ということになります。
 そのフラクトオリゴ糖類は一部スーパーマーケットでも市販され、また、ネット通販で容易に入手可能とのことですが、小柳津先生は次の点に留意するよう、おっしゃっておられます。
 プラスチックボトルの容器に入っている液体の商品には、大量の甘味成分が入っています。…できれば、粉末で純度の高いものを入手してください。粉末のものでも、安価で販売されているものには砂糖が大量に含まれている商品がありますので気を付けてください。(p118~119)

 いかがでしたでしょうか。なんだか酪酸菌が救いの神のように思えてきましたが、皆さんはどう感じられましたか。
 随分と長文になりましたが、以上でもって、本稿を閉じることとします。読者の皆様のコロナ対策にどれだけかの参考になれば幸いです。

(補足1)
 ところで、小生が気になっていた、小柳津先生が「定年2年前に退官し、料理の腕には自信があり、高齢者向けのレストランを開店」についてですが、本書の中でどれだけか触れられていましたので、アレルギーとコロナに関連した事項についてのみ要約して紹介しましょう。

 私は「酪酸が増えるとアレルギーと自己免疫疾患がすぐに治る」ことをフラクトオリゴ糖を用いて確認しました。これをどう証明したらしたらよいか。この真偽を確かめるため、私は経営する「カフェ500」でフラクトオリゴ糖を販売して実際の人で確かめたのです。2018年1月から近隣の人に販売し、ネットでも販売を始めました。
 使用者には「なんの目的で、どうなったか」を可能なかぎり聞き取りました。数千人の聞き取りから、最終的に私は「
酪酸菌が増えるとアレルギーと自己免疫疾患とその他多くの不調が改善する。大腸で酪酸菌が増え得るとTレグ細胞が増えて全身の炎症が抑えられる。」と結論づけたのです。
 フラクトオリゴ糖を摂ってる人で新型コロナになったという話はありませんが、「カフェ500」のお客さんでフラクトオリゴ糖利用者の3名が新型コロナにしか起こらない症状「コロナのつま先」(手足の指がしもやけ状に赤く腫れる)を呈していたのです。この方たちは「コロナのつま先」以外の症状はなく、家族で症状が出た人もいませんでした。この方たちとご家族は皆フラクトオリゴ糖を摂って酪酸菌を増やしている人たちです。
 フラクトオリゴ糖を摂っている人は、ほとんどの人が風邪、インフルエンザの症状が全く出なくなります。このことは、フラクトオリゴ糖利用者全員が言います。
(要約引用ここまで)
(注)「コロナのつま先」は患者さん全員に出るわけではなく、若い人で軽症の患者さんを中心に出現することがわかっています。(ネットニュースより)
 小柳津先生が経営の「カフェ500」のサイトは下記のとおり。
 フラクトオリゴ糖「長沢オリゴ」もこのサイトでネット販売されています。
 長沢オリゴのお店 カフェ500|株式会社ニュートリサポート (sakura.ne.jp)

(補足2)
 本稿の冒頭で小生が述べました「ヤーコン芋を食ってりゃコロナは逃げていく」ですが、小柳津先生の本書でもヤーコンに触れられていますが、野菜などに含まれるフラクトオリゴ糖の含有量を別の書物(農文協:特産品シリーズ ヤーコン)から紹介しましょう。

 可食部100g当たり ヤーコン芋 9.0g
            ゴボウ   3.6g
            タマネギ  2.8g
            ニンニク  1.0g
            バナナ   0.3g
            ネギ    0.2g

 このようにヤーコン芋は群を抜いてフラクトオリゴ糖が多いですし、一度に大量に食べられます。整腸効果抜群で生活習慣病の予防・改善に効果的ですし、今般のコロナにも威力を発揮することでしょう。
 ヤーコンは、もう30年以上前から全国で栽培されてきているのですが、まだまだマイナーな野菜であり、これを機に全国で栽培・販売が広がってほしいと切に願っているところです。
 小生の別立てブログでのヤーコン栽培についての要約記事は次のとおり。
 さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう

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2 コメント

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腸弱者なので。 (barso)
2021-03-07 20:40:05
どうも腸を大事にしたほうが良さそうだと考えて、
奇しくもビール酵母の入ったエビオス錠を買ったばかりでしたが、
フラクトオリゴ糖がいいということで通販に注文しました。
長沢オリゴは良さそうなのですが、貧乏性のゆえに少し検索して、
ベルギー産天然チコリ由来という一番安いのを買いました。
Yahooショッピングで、850gが送料込み 1,890円。
サトウキビ由来国内生産というのが同量で3,190円でしたが、
効果は違うのでしょうかね。
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RE:腸弱者なので。 (薬屋のおやじ)
2021-03-08 11:35:04
barso様、コメント有り難うございます。
フラクトオリゴ糖(ブドウ糖1個に果糖数個程度がくっついたもの)の製法は、天然のものを濃縮していては採算に合いませんので、多糖類、砂糖などを原料に微生物を利用して発酵させ、分解・合成するようです。多糖類以外は水溶性ですから、純度100%のフラクトオリゴ糖ができるわけではなく、砂糖(未合成あるいは分解しすぎ)が残っているのが一般的でしょう。
フラクトオリゴ糖そのものの甘味は砂糖の30%ほどですから、なめてみて、おおよその純度を計る、ということになります。
それにしても、チコリ由来とは驚きました。チコリは野菜で、葉っぱを食うものと思っていましたが、調べてみると、けっこう大きな根っこができるようで、根にはイヌリン(果糖重合体の多糖類)が多く含まれていますので、これを酵素発酵させ、幾つかにぶった切ればフラクトオリゴ糖ができようというもの。
ベルギー産ですから、フラクトオリゴ糖の純度が高いものと、信用していいのではないでしょうか。
西欧各国は人件費がバカ高いですが、農産物や農産加工品は日本よりうんと安いものがいっぱいあります。食糧安保の観点から、農業振興政策が徹底している感がします。

なお、フラクトオリゴ糖を多量に摂る(個人差あり)と、下痢気味になる傾向が強いですが、数日すると腸内細菌叢(フローラ)が安定し、下痢は止まるのが一般的です。
小柳津先生は「フラクトオリゴ糖類を1日10~30g摂れば…」と言っておられますが、いきなりこれだけ摂ると、たぶん下痢するんじゃないでしょうか。ちなみに日本におけるフラクトオリゴ研究が一番進んでいる明治製菓(今は「明治ホールディングス」)は1日3gを推奨しているようです。
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