徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

Contemporary Music Festival

2007年01月23日 | オハイオ・お出かけ
クラッシック音楽の作曲者と言えば、既に大昔の人ばかりで、すでに亡くなっている・・・と思いがち。
でも、近々作曲者自らがタクトを振るコンサートが観られる。

1月末から2月始めにかけて、Gunther Schuller(ガンサー・シュラー)がこの街にやって来る。
Gunther Schullerは多才な人で、指揮者・作曲家と言う肩書き意外にも、学者であり、ジャズ音楽の歴史家でもある。1994年には、ピュリツァー賞も獲得している。

ちなみにこのピュリツァー賞とは、新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられる米国で最も権威ある賞で、1960年代には日本人も写真部門で受賞している。Gunther Schullerは"Of Reminiscences and Reflections"と言う曲で受賞したらしい。

1/31から2/4の間、ダウンタウン周辺でContemporary Music Festivalが企画されている。
Columbus Symphony Orchestraとは、2月2日・3日のコンサートで共演する。このコンサートで演奏する「Fiur Soundscapes」と言う曲は彼の作曲による。
その他にOSUの学生やColumbus Symphony Youth Orchestraとの共演も予定されている。(詳しくはContemporary Music Festival)

実はこの週末、息子がオーケストラの演奏で、彼の”Seven Studies on Themes of Paul Klee”と言う曲を演奏した。これは、スイスの画家Paul Klee(パウル・クレー)の作品をイメージした曲だそうだ。ジャズっぽかったり、アラビアン風だったり、とてもユニークな曲だった。

本格的冬を迎え、外に出るのも億劫な今日この頃。
暖房の効いた奇麗なコンサートホールで、指揮者自身が作曲した音楽を聴くと言うのも、なかなか良いかもしれません。
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