徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

機械好き

2005年11月16日 | 思った事
長女の写真クラブで出かけた納屋の中に大きな農耕機械がありました。
それを見つけた瞬間、写真クラブの先生は「Is this your baby?」と突っ込みを入れてしましたが、おじさんは「Yeah.」とニッコニコ。
奥さん曰く、「This is his toy.」だそうだ。
今でも時々使うそうだが、お孫さんが喜んで一緒に乗ったりするらしい。

そんな話も私に自分の田舎を思い出させた理由だったのだが、何を隠そう私の父もお米やメロンを作っていた、立派なお百姓。
彼も機械が好きで、新しいモデルが出ては「これは便利なんだ」と良く買い変えていました。とくにお金のかかる趣味も無い父が、唯一お金を費やすのはそこでした。
やはり私の母も「父さんのおもちゃ」と呼んでいました。
そして、夏に遊びに行くと、やはり長男がおじいちゃんについて回る。都会育ちの彼に田舎の農耕機械は珍しく、おじいちゃんになった父もまた孫と過ごす時間が楽しいようだった。

日本とアメリカ、国は違ってもそこは同じなんだなぁ~と思いました。何故に彼等はそんなに機械が好きなのでしょう。面白いものです。

またこの中の写真も、長女の撮影です。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都市化の波

2005年11月16日 | サバイバル in America
高校で写真クラブにも入っている長女。その遠足に付き添って、・・というかまたまたドライバーとしてなんだけど、遠足に行った。
目指すはBarn(納屋)だ。去年からのプロジェクトのようで、この写真クラブでは町に残されている古い建物を撮っている。
中でも、だんだん都市化されて行く中で、今でも残っている農家の納屋をテーマに来年のカレンダーを作るそうだ。

この遠足について行った時、私はカメラを持っていなかったので、その持ち主の奥さんとひたすら話をしていた。
なぜか彼女、私のつたない英語でも良く聞いてくれる。そしたらなんと、以前コミュニティーカレッジのESLの生徒のスビーキングパートナーをしていたとか。どうりで・・・と安心して、その日は私のスビーキングパートナーになってもらった。
その中で印象に残ったのが、やはりどんどん住宅街が出来て、彼女自身も驚いていると言う事。広くてとても静かな納屋のある敷地の通りを隔てた北の方は、どんどん住宅街が広がって行く。

そんな話をしているうちに、私は生まれ故郷の雪国の田舎町を思い出した。
その町も、どんどん都市化してきている。大きな国道が通り、大きな病院がその道沿いに移転し、その周りにそれに便乗したお店が建ち並び始めた。大きな大学まで出来た。高速道路の計画もあるらしい。
私が子供の頃自転車で駆けずり回った道は、今では車がたくさん通るので、小さい子供だけで出歩くのは危険なほどだ。
今はまだ私が子供の頃の景色が少し残っているが、子供の頃追いかけた蛍はもういない。

こうしてだんだん便利になっている一方、なぜか寂しい気がするのはどうしてだろう。新しい家や町がどんどん出来る一方、古い町並みはすたれ、スラム化して行く。そして、農場のかわりに、住宅が広がる。これも、歴史の一部と言えば仕方ないのだろうけれど・・・。

この中の写真は、長女が撮影した物です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする