ニホンミツバチの四季

2010年5月から、ニホンミツバチの飼育開始
そのふしぎな生活を記録します

逃亡群 なのに まだ 巣にミツバチがいる・・・・?

2011-05-14 22:52:01 | 飼育日記

4月26日に分蜂した群。

5月4日に見たら、空の巣になっていました。

分蜂群の定着はむずかしい  なぜだろう

でも その巣箱から ずっとミツバチが出入りしているのです。

それで 今日もういちど 巣箱内の写真をとってみました。

今度は、解像度を上げて、パソコンに取り込んで 拡大して見てみました。

すると左上の角の黒い部分には、まだミツバチがいるのです。

そして 上の写真でも確認できるのですが、巣に何匹かのミツバチがくっついています。

う~~ん、逃亡するときに 付いていけなかったんだろうか。

たとえば 群が逃亡を決行したときに 蜜を集めに出ていて 巣に戻ったら みんながいない!

ということだったのだろうか。

もうしばらく この巣箱はこのままにいておこう。なんだか 厳しく さみしいことだなぁ。

 

白く清楚な オオヤマレンゲ 今年は 12もつぼみが付きました。

順番に咲いていきます。長く楽しめます。

 

その足元には 友人から分けていただいたヒメオドリコソウ。ちゃんと咲きましたよ!

 

 


雨上がり 朝 早くから 忙しい

2011-05-13 23:17:06 | 飼育日記

3日大雨が続きました。今朝は雨上がりで 空気も澄み切って気持ちいがいい。

やっと晴れた!と、ミツバチたちは 朝から、とっても忙しい。

特に第2群は 働き者です。なんだか早回しの映画を見ているように 飛んでいくハチ 戻ってくるハチたち。

観察窓の向こうのハチも とっても忙しく くるくる回っています。

こんなときは、巣箱の中をハチが飛んだり、落ちたりするので、箱の中で「トントン」音がするのです。

 

第2群の特徴は、とにかく花粉を持ってくる割合が多いこと。

シャッターを切ると必ず 足に花粉玉をつけたハチが写ります。

いろんな色があります。先日は赤い花粉でした。今日は、白い花粉。それぞれ何の花粉かがわかると

もっと楽しくなるだろうと思います。

  

  

   

   

ミツバチ用に水が必要です。巣箱のそばには 水を用意します。

水を飲んだり、夏の暑いときは 巣箱の中に水を撒いて 気温を下げます。(打ち水だよね)

だからこんなものを置いておきます。

  

 中に金魚がいます。 浮草を浮かせたり 発砲スチロールのうきを浮かべます。ハチがおぼれないように。


きんりょうへん が来た

2011-05-12 20:33:43 | キンリョウヘン

「きんりょうへん」という中国原産のランがあります。

シンビジウムの仲間なのですが、ニホンミツバチがその蜜が大好きで(媚薬のようなもの)

分蜂群がその花に群がります。これさえあれば、分蜂の苦労はなんだったの、という感じだとのこと。

それ以上に、我が家の分蜂ではなく、他の自然分蜂が入ってくれるというわけです。

 

不思議なことに、セイヨウミツバチは全く見向きもしないそうです。

ニホンミツバチを捕獲する有効な手段として、高価な値段がついています。

我が家も昨年秋、1鉢買いましたが、花芽がないので役には立ちません。

その貴重なきんりょうへんを 先輩が貸してくださいました。

「お宅ははロケーションがいいから、きっと分蜂群が捕まるよ」と声をかけてくださいました。

南側がこんな風に開けています。里山から続く小川が流れ、緑もたくさん。

 崖のたちあがったところがよいということ。2階の方がさらに高さがあるからと2階に置きました。

この箱を見た先輩が「待ち箱(箱を置いて分蜂が入るのを待つ)は20リットルから30リットルが

いいよ」と教えてくださいました。

そこで1段とって、小さくしました。

「先達はあらまほしきものなり」  何かと教えてくださる先輩方に感謝の新米養蜂家です。

 

 

 


赤い花粉 何の花粉なのかな?

2011-05-11 20:14:16 | 花粉

ニホンミツバチが集めてくるのは 花蜜と花粉。

花蜜はエネルギー源、花粉はタンパク質なので、身体をつくる。

それぞれ、ごはんとお肉みたいなもの。

その花粉なのだけれど、黄色やクリーム色のものはよく見ます。

花粉を集めてきた ハタラキバチ 大集合です。

   

   

  

   

その中で赤い花粉をつけたハタラキバチが戻ってくるのです。あまりいないので、シャッターチャンスが少なく、

やっと3枚撮れました。

そして!!こんなに ばっちり!

この赤い花粉は何の花粉なのでしょうか?


第2群 分蜂 ありかもしれない

2011-05-10 17:39:09 | 分蜂

第2群(昨年9月17日の逃亡群)については下記のブログにあります。

第2群 本当に元気です 花粉を運ぶのに忙しい

第2群がやってきたのは2010年9月17日・・・・・今日も 分蜂はなかったです

この第2群は 冬も越せるかという群だったのに。

どんどん元気になって、もしかしたら 分蜂するかもしれないなぁ と思っています。

というのは、第1群で 分蜂前に見られた様子が同じように見られるから。

(1)オスバチのふたが落ちている(1群のときほどではないけれど)

このハチが口にくわえているのが、 オスバチのふた(よ~く見るとちゃんと六角形だよ)2

(2)オスバチの飛行が始まった(2時半~)

(3)昼の活動はもちろん 夜も活動がさかん

その内容は

①夜になっても、ハチが壁面と底板にいて、忙しそうに動き回っている

②オスバチのふたをかじっている(ように見える)(2本の手で持って、口でかりかりやっている)

③巣の一番下の部分で、手と手をつないでハチのカーテン(*)を作っている。

 その位置が日増しに、下に下がってくる(厚くなっている)

ということです。


昼間の巣の中 南東の角に巣のかじりかすがたまっている。出ていくハチが降りてきて

入っていたハチが昇っていく。(原則ハチは巣箱の中は飛ばないといわれています。ただ、

分蜂の時やその前などバンバン飛んでいますが)

窓の上の段は2日前に増設したもの。その上の段までハチが来ています。

それからオスバチの黒いかたまりもも見えます。時間になると(2時半~)オスバチが

飛んでいます。

*「ハチのカーテン」というのは、巣箱の中でハチは手と手をつないで1本の糸のようになります。

さらにそれが面になって カーテンになります。

巣箱の中のことなので、その写真はなかなか撮れないのですが、仕組みとしては

次の写真のようなことです。

  

 

 

 


天敵3 カエル  

2011-05-09 20:13:16 | 天敵

カエルはミツバチの天敵と聞いています。

我が家の前には源流となる小川が流れていて、夏ともなるとカエルの声が響きます。

今年も ゲェロ ゲェロと聞こえてくるようになりました。

そのカエルが先日、巣箱の下からハチを狙っている様子が見られました。(5月5日)

  

この大きなおなかの中には うちのハチが入っているのではないかしらと思ったり。

 

啓蟄のころの 雨がたくさん降った翌日に 外に置いてある金魚の入った水槽をみると

1匹もいなくなるという事件が2年続きました。

猫の仕業と思っていましたが 猫にしては 暴れた跡もなく不思議に思っていました。

それが冬眠から覚めたカエルの仕業と知ったときから、水槽の上に置いてある金網に重石を置きました。

それ以来一度も被害に逢っていないのをみるとやっぱりカエルだったのでしょう。

 

ミツバチを飼って 余計にカエルとは 仲良くなれそうもありません。


天敵2 スムシ

2011-05-08 22:01:09 | 天敵

ニホンミツバチの天敵 2つ目は通称「スムシ」。

「ハチノスツツリガ」「コハチノツズリガ」などの幼虫です。

こんな虫です。スムシの上の方の板が白くなっているところはスムシがかじった跡です。

成虫の蛾が夜の間に巣箱に入って 卵を産みます。その幼虫が巣や巣のかすを食べて大きくなり、

巣の中に入り込んでしまうのです。

それで、今頃は1ケ月に2回くらい、夏になるも毎週1回巣箱の掃除が必要です。

簡単に掃除するときは、こんな風に掃除します。

底板の上には巣のカスが落ちているので、それをそのままにしておかず、こうやって掻きだします。

暖かくなって、蛾やスムシの活動が活発になってくると、底板を交換して清潔にします。

  

お湯をかけるのが一番効果的です。(卵も死んでいまう)

 

そして、親の蛾が巣に入らないように 電撃殺虫器をつけます。

 

ニホンミツバチとは関係なく

今日の美しいもの:岐阜の宝物 第1号になった 飛騨小坂の滝です。(三ツ滝)

新緑とマイナスイオン の気持ちよさがとどくでしょうか。

    

   

  

 


第2群 1段増設しました

2011-05-07 21:02:36 | 巣箱の管理

冬が越せるかと心配していた第2群。どんどん大きくなっています。

3月28日に1段増設しています。そのときは第1群も一緒に増設しました。

その後、第1群は分蜂があったので、ハチの数は減る一方でしたが、第2群はますます大きく。

今日、のぞいてみると ハチたちの一番下の面がのぞき窓の段に近づいてきているので、急ぎ、もう1段増設することにしました。

5段で冬を越して、3月28日に6段に。

これが6段の写真。

のぞき窓(下から2段目)の上までハチが来ています。

それでこれ↓ を のぞき窓の上の段に入れます。

 

杉板で作ってあります。秋に作って以来、水につけたり、日に干したり、雨にさらしたりして

木の臭いをとってあります。重箱の中に針金がかけてあるのは、巣の落下防止です

   

私たちが使っている巣箱は「重箱式」と言って 1段ずつ分かれています。

メリットは採蜜するときに、巣全部をとってしまわなくてもよいこと。(昨秋は1段だけ採蜜しました)

また、最初から大きめの巣箱に入れず巣の成長に合わせて巣箱を大きくしていけること。

天敵のスムシ対策としては、巣箱いっぱいに巣を作らせることなので、その点、重箱式は適しているといえます。

   

それで、今日、7段になりました。 もう一度、増設前と比べてみましょう。

大きくなりました。第2群、がんばってます!!


島根連鶴(しまねれんかく)の蜜を吸う ニホンミツバチ

2011-05-06 23:43:54 | 飼育日記

我が家の自慢の真っ白なぼたん 「島根連鶴(しまねれんかく)」

とってもおきな花を咲かせます。私の手と比べてみましょう。おおきいてでしょ!

この花のすぐ隣りに第2群の巣箱があります。そこのミツバチかどうかはわかりませんが さかんに蜜を吸いにきました。

ゆっくり滞在してくれたので、長い舌をのばして 蜜を吸う様子や お尻にいっぱい花粉を付けている様子など

写真に収めることができました。

      長い舌をのばして蜜を吸っています    からだ中花粉がいっぱいです

  

   

  

  

 

 


天敵1 スズメバチ・・・ではなかった アシナガバチでした (やっぱりキイロスズメバチでした)

2011-05-05 21:23:40 | スズメバチ

ニホンミツバチの天敵として 一番に挙げられるのは スズメバチ。

まだ、そんな時期ではないと思っていたのですが、数日前、我が家の2階近くを飛んでいく姿を目撃しました。

そして、昨日、1群の前でホバリングしているのを目撃。

あわてて、たもを持ってきましたが、そのときはすでに、逃げ去った後でした。

今はまだスズメバチが群を作っている時期ではないと思いますが、やられては大変と急いで トラップを4つ付けました。

 

">スズメバチトラップについて

2リットルのペットボトルでつくります。作り方はいろんなサイトにありますが、上記は愛知県大府市のHPです。

これに本当にスズメバチがはいるのか、ということですが、これが入ります!

最高で1日に25匹くらい入ったことがあります。

これがトラップに入ったスズメバチです。(昨年10月15日撮影)

 

そして、今日の午後2時、庭にでると なんと 今日は第2群を狙って 巣門の前をホバリングしているではないですか。

タモで捕獲 成功! 瞬間冷却スプレーで固まらせてから タモから出して 袋に入れました。

    

タモに入ったハチに瞬間冷却スプレーをかけて         ビニール袋に入れました

(落ち着いて見てみると それは アシナガバチ)

倉庫から去年使った金網を探してきて、 第1群、第2群の巣門前にかけました。

ホームセンターで売っている普通の金網ですが、これだけでもスズメバチが入りにくいので 

去年は充分効果がありました。でもこれもまた ミツバチたちは入りにくくて、こんなこともあるのです。

おっとととと、金網でサーカスみたいだよ。

でも、アシナガバチだったので 今回は「訓練」ということで 金網は撤去しました。

<追伸>

その後、また、よく見たら、キイロスズメバチでした。

やっと見て判断できるようになりました(2011年10月8日)

 


分蜂群の定着はむずかしい  なぜだろう

2011-05-04 22:16:13 | 分蜂

4月26日分蜂群を観察いていたら、なんだか飛び交うハチが少ないのです。

そこで、心配になって巣の写真を撮ってみました。

あっつ!!またも 空の巣になっています。

飛び交っているのは、巣の上の方に残っているハチなのでしょう。

ハチマイッターも付けてあったのに。どうやって女王は逃げたのでしょうか。

先輩に聞くと「ハチマイッターを抜ける小さい新女王もいることがある」とか。

う~~ん。わからないなぁ。

どうやって逃げたのかもわからないけれど、もっと重要な問題は「なぜ、この巣箱がいやだったのか」ということ。

去年から水につけたり、日に干したり、蜜ろうを塗ったりと 準備万端 ハチに気に入ってもらえる巣箱を用意してきたのに。

群が逃亡すると 力が抜け 元気がでません。

 

今日の最後は かわいいミツバチの写真で締めくくり。

  

い~~ものみつけた(花粉玉の落し物)     へ~ェ 少し分けて ちょうだい。

おうちは きれいに。さあ、巣箱の中のごみを捨てにいくよ!

(ミツバチは巣の中のごみを捨てるために、手でもって飛びます)

 


オスバチのこと

2011-05-03 20:39:39 | オスバチ

オスバチのことは どんな本を読んでも よくは書いてありません。

虫に対して、良いも悪いもないのですが 観察者は働きバチのメスに比べて オスバチがあまりに何もしない

(ぐーたらな)ので、対照的に見えるのでしょう。

岩波新書「ミツバチの生活」(坂上昭一著)でも

「だが、彼らの巣内生活を連続観察するのは、少々やりきれない仕事である。一口で言って何もしないのだ。

と言うと少々言いすぎかもしれない。ときどき、脚で身づくろいをする。働きバチから餌をもらう。あとの時間

ほとんど 80%の日々の暮らしは静止して過ごす。場所も一定している」と書いています。

かのメーテルリンクも「蜜蜂の生活」の中でオスバチのことはずいぶん悪しざまに言っています。

交尾だけがその生命の使命だというオスバチです。

 

このオスバチの飛行は一昨日書いたように 一定の時間のみです。

その飛行が昨日までと今日では全く様子が変わりました。昨日までは12時を過ぎると忙しくなり 12時半になると

次々出てきましたが、今日は、3時から30分くらいのみ。それもずいぶん小規模でした。

   

(オスバチの飛行  今日はほんの30分ほどだけでした)

 

巣の写真に、オスバチのかたまりが写っていました。

日付に沿って 順に並べると 興味深いです。

4月30日(最後の分蜂の次の日)7:34 ①              5月2日 9:05  ②

   

     5月3日 13:17  ③                   5月3日 15:48  ④

   

上記「ミツバチの世界」に書いてあるとおり オスバチが居る一定の場所を写真でみることができます。

②、③、に見える 黒いかたまりの部分です。 ④は写真上方に見られます。

ちなみに方角は下が西です。

③はオスバチの飛行の前、④は後 ということになります。飛行して帰ってきた時点ではまだ定位置に戻って

いないのでしょうか。巣が露出しています。

写真を大きくして見てみると 黒いつぶつぶは ひとつひとつがオスバチ1匹なのだけど 

こちら側から見えるのは どうやらお尻ではないかと思います。

 

オスバチは無性卵から生まれたハチです。毒ハりは持っていません。

オスバチは飛行の音も大きく、姿を見なくても 音だけでオスだとわかります。まるで 暴走族のバイクの音のようです。

ぶ~ん ぶんぶんぶん ぶ~~~~ん と羽音を立てて 飛んできます。

 


第2群 本当に元気です 花粉を運ぶのに忙しい

2011-05-02 23:14:54 | 花粉

第2群というのは、去年の9月17日に逃亡群として 住宅地の庭の木に集まっていたものを捕獲した群。

そのことは4月17日のブログで紹介しました。

第2群がやってきたのは2010年9月17日・・・・・今日も 分蜂はなかったです

その2群が元気、元気!!

分蜂で勢力が弱まった感がある第1群よりもハチが元気に飛び立っています。

4月13日の巣と今日の巣を比べてみます。

         4月13日                    本日 5月2日

   

たった3週間でこんなにハチが増え、巣も大きくなっています。

巣もハチの数も 驚くほどの成長!!オスバチのふたも1週間ほど前にいくつか落ちていました。

第2群では 7割近いハチが花粉をつけて帰って来ます。

  

   花粉を運べ よいしょ よいしょ             巣門で落とさないようにね

  

ぶ~~ん  ぶ~~ん 運んできたよ              あかちゃんのエサになるよ

花粉玉をつけたミツバチは一層かわいらしい 

ハチマイッターをつけた第4群、第5群でもはや花粉を運び始めています。

  

よいっしょっと 花粉付けてるとまたぎにいくね        花粉を持ってきたけど、通れるかなぁ

お尻に花粉がついたままだね

 

 


オスバチの出る時間

2011-05-01 20:28:14 | オスバチ

普段、巣門から飛び立つのはもちろんハタラキバチ(メスバチ)です。

しかし、飛び立つハチの9割以上がオスバチという時間帯があります。

それは、我が家の場合、12時半~15時です。

こんな感じ。

  

次々オスバチが出てきます。

そのとき、となりのハチマイッターが付いた巣箱を見ると、やはりオスバチたちが、巣箱から

出たいと、ハイマイッターに突撃しています。その音は、とっても大きく、びっくりします。

  

同じ時間帯。柵のこちら側が メスバチ 柵のあちら側がオスバチです。