床出し

2018-04-24 05:32:25 | 日記

 20日に播種して育苗器に入れて置いたつや姫の種籾。育苗器内の設定温度はカビの発生を心配して少し低くして29度にした。気温が高かった為か当日の夜には設定温度まで上がっていた。育苗器に入れる枚数も少なく200枚程度で3回に分けて発芽をしている。朝食前に床並べを終わりビニールトンネルで被覆している苗床並べ。ビニールハウスで育苗するのが1番だが水田面積は少なく2町歩そこそこの稲作経営。

法人組合での代掻きで水の取り入れ口の上田から段々下田の方に下がって代掻きをしている。傾斜地で落差のある圃場、保水力は無く代掻き後も常時水を入れて置かないと圃場は乾いてしまう。1本の用水路から細い用水路の枝別れして用水している。雪解けの沢水で冷たく綺麗な清水で米の食味は最高。

土地改良区で区画整理する半世紀前頃までは地元の酒造会社に酒米で出荷していた。今は酒米は専門に品種が出て1般米は使用しないが当時の品種ササニシキ、ササシグレ等は出荷検査が終ると特別に酒屋倉の直行だった。今はJAの大規模は共同乾燥施設でいろんな小さい産地を区別する事は難しくなったが特別に顧客を持っている農家は小さい個人の乾燥施設を利用して直販している。

床出し前の晚から設定温度を下げて稚苗の伸び過ぎを調整していた。日中は強い北風の予報で午後からは雨に変って来る。床出しには悪い天気だがこの悪い天気2日も続く予報でいつまでも育苗器に入れて置くと苗が伸び過ぎてしまう。

朝5時に起床して整地して置いた苗床に並べる。気温はそんなに低くないが弱い風が吹いている。苗箱の稚苗は光線が当たらないの白い苗で苗床に並べて3日程で段々と緑化して行く。起床直ぐの朝仕事、腰を屈めての苗箱並べでギックリ腰には注意しながら家族3人で余り風の影響も無くビニールトンネルの被覆を終る。朝食後は又播種して育苗器に入れて設定温度を調整して⒊日後に苗出しの仕事。