石突、決死の覚悟で二回戦突破！

ほこワングランプリ2023
二回戦第1～第4試合が
遊楽園ホールにて行われた。

第1試合では
石突京介と菰戸諒が対戦。
一回戦で負傷した指を
テーピングで保護して
この一戦に臨んだ石突が
覚悟のジャムドフィンガーで
菰戸諒に打ち勝った。



試合序盤、
菰戸が牽制で放った
ミドルキックが
運悪く石突の指に直撃。
その後も菰戸は何度も
ミドルキックを放つが
ことごとく石突の指に
当たっていた。



一回戦では
得意のチョップを読まれ
自ら指を痛めてしまった
石突だったが
この日は冷静に対処。
菰戸が身をかがめると
チョップの腕を止め
時間差で打ち込んだ。



188cmと大柄な石突を
ジャイアントスイングで
ぶん回す菰戸。
これには場内も
大いに沸いた。



石突が必殺技を狙うも
菰戸がエルボーを落とし
回避に成功。
打たれたのは腕だったが
石突の指にまで
衝撃が伝わったのか、
石突は指を押さえて
悶絶していた。



逆に菰戸が
トーチャーラックボムを
狙うも石突は回避。
ならばと菰戸は
セカンドロープから
前方回転しながら
肩口を石突の
顔面に叩きつける
荒技を見せる。



追撃のムーンサルトを
狙う菰戸。
だが、石突はなんと
親指一本で跳ね返す！
観客席もどよめいた。



得意技を連発しても
3カウントを奪わせない
菰戸の執念に
根負けした石突は
覚悟を決めて
ジャムドフィンガー。
粘る菰戸に勝利し
三回戦へと駒を進めた。

　　　　　　　　　　to be continued･･･



★Mr.しもの中の人の裏話★

一回戦でもさんざん
指にダメージを
追ってきた石突選手が
この試合では
更にとんでもないことに
なっちゃってます。
次の三回戦、
ギプスでもつけて
出てくるのでは・・・!?

菰戸選手は一回戦でも
さりげなく急所攻撃を
織り込んでくる
したたかさを持つ選手。
ですが、試合構成上、
この試合は金的よりも
指にダメージを
与えられる技の方が
面白くなるだろうと思い
金的は使わせてません。
その代わりに序盤の
胸を蹴ってこいに対して
顔を蹴っていくムーブを
入れたりしてます。

両者とも
弱く見えないよう
技の構成には
注意したつもりです。
菰戸選手だと
ジャイアントスイングも
持ちあがらないのかと
思わせておいてから
回してみたり
石突選手ならば
指を痛がってる姿を
さんざん見せておきながら
ムーンサルトを
親指だけで跳ね返したり。

作り手としては
どちらも勝たせたい
気持ちもありましたね。
最終的に石突選手を
勝者に選んだのは
ジャムドフィンガーの
汎用性の高さ。
ムーンサルトまで
返しちゃったんだから
もう何が来ても大丈夫!?



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