MOVIE レビュー

映画と海外ドラマの感想とエンタメ情報を載せています。

映画「ノウイング」の感想です。

2009年07月15日 | 映画感想 ナ 行


ニコラス・ケイジ主演の「ノウイング」を観てきました。予告編をみれば分かるようによく有る
ディザスター・ムービーですね。見た感じはあの「地球が制止する日」とか、その他大勢のSF作品とかぶる所が多かったです。これまでの地球滅亡の危機を描いたどの作品でも、こう言う最悪の展開で地球が滅ぶと言う時に、人間の成すすべもないと言う無力さを思い知らされますが、一縷の望みの再生のチャンスはいろんな形で残されています。この映画の場合もある意味古典的な結末の人類の再生になっているんですが・・・このラストは賛否両論分かれると思いますが、私は”ガッカリ派 "でした。あの怒涛のラストのままで終わって欲しかったです。ニコラス・ケイジの映画は期待ハズレな映画が多かったんですけど・・・、この映画は、色んな要素が入っていて案外飽きないで観れたので惜しかったです。

ただ、ストーリー全体の作りの浅い感じが否めなく、結局は、どうして惨事は起ったのか!?誰かの意志か啓示によるものだったのか!?それとも地球の寿命だったのか!?・・・核心が何だったのかよく分かりませんでした。そう言う、ゆるいストーリーの流れとは反対にVFX映像は文句なく圧巻で凄かったです。飛行機の墜落シーンや次々と起こる災害やラストの破壊シーンに至るまでとてもリアルに災害が描かれていて、本当にそこで惨事が起きているかのような錯覚を覚える映像でした。中でも地下鉄で起こる電車の暴走脱線事故の場面では、実際に大勢の死傷者を出したJR西日本の脱線事故を思い出して、リアル過ぎてとても辛い映像でした。

ストーリー展開が地球規模の未曾有の危機と言う設定の場合は、必ず政府とか軍隊とか専門家が登場して主人公と絡んでくるんですが、この映画では殆んど政府関係の登場人物が出て来なかったです。それはそれでアリだと思います。別に何かと戦う設定ではないので、精神世界や神秘の謎を体現するような話の流れの中では、現実的な交戦モードはむしろ邪魔な位ですからね!邪魔と言えば・・・やはり最後のアノ見せ場の後のラストシーンは蛇足でした!あのありきたりなラストが無かったら、もう少しスッキリ観れたと思います。観終わったあと、ニコラス・ケイジの顔しか浮かんでこなかった位、全編ニコラス・ケイジな所もマイナスポイントでした。(^_^;)一応、ネタバレ注意な映画なのでこれ位にしておきます。これ以上はネタバレなくして書けないですからね!(^^ゞしかし、どうして宇宙人っておせっかいで、地球や人類を救いたがるんでしょうかね!?(笑)そこを教えて欲しい!

写真
写真
写真
写真
「ノウイング」 (7月10日(土)公開)
原題≫「 KNOWING 」

上映時間≫ 2時間 2分
製作年:製作国≫ 2009年3月 : アメリカ

監督≫アレックス・プロヤス
出演≫ニコラス・ケイジ / チャンドラー・カンタベリー / ローズ・バーン / ララ・ロビンソン / ベン・メンデルソーン / 他

ストーリー≫消滅の危機にひんした地球を舞台に、ある重大な事実を知った大学教授とその幼い息子による愛と勇気のドラマが展開する。【50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)。彼の父親で宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、その数列を解析し、激しく動揺する。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。】(Yahoo! 映画より抜粋)

ランキング≫ 全米興行成績は初登場1位
米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「B」(10844 ratings)
米Yahoo!批評家6段階平均評価 「C」(10 reviews)


人気ブログランキングへ いつもご訪問ありがとうございます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする