『THE COMPLETE MOTOWN SINGLES vol.1:59-61』

2007年09月10日 | Soul/R&B
遂に到着!!
この土、日でDISC 4まで3、4回づつ聴きました!浸りました!
残るDISC 5とDISC 6は、も少し後のお楽しみ。これで1ヶ月乗りきらないといけないから、出し惜しみしてます(笑)

だけど、やっぱり凄いよ、コレは。ヴォリュームも内容もデザインも。「持つ喜び」に溢れてますね。
ほんっとうに楽しみにしてたんだけど、その甲斐は十二分にありました!

1959-1961という、まさに始まったばかりの、形が出来上がっていないモータウンらしく、ブルース(と言っても軽め)やゴスペル、はたまたロカビリー テイストの曲などもあったり、その混沌振りが実に楽しい。アーティストもあまり親しみのない人が多くて、これも面白い。

シングル曲をA面B面全部、順番通りに収録という、むちゃくちゃ資料的価値が高いこのシリーズだけに、驚きや発見が随所にあります。このvol.1だけでも、いや最初のvol.1だけに、と言うべきかびっくりする事がたくさんあって、例えばスモーキー ロビンソンのモータウンデビューはミラクルズではなく、ミラクルズのロニーとのロン&ビル名義でだったのか!とか、創設者ベリー ゴーディの二番目の奥さん、レイノマもシングル出してたんだ!(しかも曲もプロデュースも全然力が入ってないぞ!て事は奥さんの無理矢理押しきりか!?)とか、様々。

元々モータウンという所は知れば知るほど謎や複雑な人間関係などがあり、大変興味をそそられる面白いレーベルなんですよね。このvol.1のごっついブックレットやウチにあるソウル本やモータウン本、それにたくさんのモータウンにまつわるサイトなどと首っ引きになりながら、実際の音を1曲1曲聴く…。もー止まらないのです、コレが。楽しくて楽しくて。思わず「これからの人生を費やしてモータウン研究家になりたい…」と独り言ちてしまいました(笑)ま、当然根気も情熱もそこまで持ち合わせてないので無理なんですけど、自分なりに勉強していきたいなぁ、と。ファンなんで、なまじっか知ってるつもりが、ホントは何にも知らなかったんだなぁ~とか、間違った思い込みが多かったんだなぁ~とか、もう一から出直しのつもりで、新鮮な気持ちで取り組んでます。
実際、音聴いて、背景を知って、今までの価値観とか思い込みがどんどん崩れていくのが超小気味良く、よりリアルな新しいモータウン像が迫ってくる瞬間がたまらないんですよね!もっともっと聴きたくなるし、もっともっと知りたくなる。

でもやっぱ調べものがある時は携帯電話だけでは限界がありますね…^_^;


私は元々こういう弱小レーベルのサクセス ストーリー(アメリカンドリーム)の光と影の人間模様話が大好きで、ボックスもそういった部分が如実に感じられるレーベルごとのボックスが一番好きだったんです。
今までの手持ちのものではセプターレコードとスタックス/ヴォルトのものが非常に面白くて、ブックレットと首っ引きのリスニングタイムがかなり楽しかったわけです。が、今度は一番大好きなモータウン。それも決定版の内容ときている。ウキウキ、ニヤニヤ、ソワソワが止まるハズもなく。シヤワセ~でござります♪♪♪