『Creeque Alley』The Mamas & The Papas

2006年05月22日 | 60's
ママス&パパスは、大好きなんですけど、この94年に日本で発売さた2枚組のベスト盤しか持っておりません。
オリジナルもいつかは聴いていきたいんですけど、このベスト、聴いても聴いても飽きないし、新鮮なんですよねー。
まぁ、実はママパパは流し聴きなんかが多かったりするんですが、イイ意味で聴いてて引っかかりが少ないというか、すごいスムーズで、男女混声のハーモニーがさらに聴き心地を柔らかくしてくれていて、夢見心地なんで、あんまり覚えてない曲もあるっていうか(笑)
たまにIPodのシャッフルなんかで、「うわ!さいっこーやん♪コレ誰?」と見てみると、このママパパだった、ということが何度かありました。
モチロンじっくり聴いてもかなりイイと思いますし、でもなんというか「軽さ」も大きな魅力だったりするのかなぁ、なんて思います。ほら、ヒッピー版PPMみたいな感じ、するでしょう?

ところで、フォーク・ロックって、めちゃめちゃ好きです。ダンヒル最高。
まぁ、曖昧なくくりだし、時々「え、これがフォーク・ロックなの?」って思わされるアーティストもカテゴライズされたりしますが、いっとう好きなジャンルだわ、と思っていた時期があるほど、惚れたぜゾッコンでした。
いわゆる「フォーク・ロック」の時代、65、6年の空気感、イメージ、ちょいルーツ指向なとこ、ゆるさ、ポップさ、かわいさ、だけどあなどれない深み?、などなどに惹かれます。

この人たちで特に大好きな曲は、やっぱり、の “Monday, Monday“
グッドタイミーなアレンジが相当イカしてる “I Call Your Name“
イントロー!の“No Salt On Her Tail“
切なさ漂う“Twelve Thirty (Young Girls Are Coming To The Canyon)“邦題:「朝日を求めて」
などでしょうか。
バンド結成時のフォークロック周辺のことを、ジョン・セバスチャンやバリー・マクガイアなどの名前を織り込みながらユーモラスに唄う “Creeque Alley“ もいいですね。


このベストの2枚組、面白くって、時系列に沿って編集されてるわけですが、1枚目の最初にはメンバーが所属していた前身バンドの曲が、2枚目の最後には解散後のそれぞれのソロ曲なんかが収録されてるんですよね。さながらプチ・ボックス的な佇まいで、エライなぁ、なんて思います。
ビッグ・スリーとマグワンプスが2曲づつ、バリー・マグワイア(メンバーがコーラスで参加している)が1曲と、その1枚目の最初に収録されています。

それならジョン・フィリップスが活動していたジャーニーメンも収録して欲しかったなぁ・・・。
なーんてね、したり顔で言いたかったトコですが、ホントは今回記事書こうと思って、色々ちょっと読んでさっき知ったんです。ジョン・フィリップスがジャーニーメン出身だったというコト。でも面白いなぁと思いました。フィリップスのヤングな風貌含め。


真ん中、ですよね


「花サン」のスコット・マッケンジーもメンバーだったのかぁ。
何、グリニッチ・ヴィレッジのガーズ・フォーク・シティでデビュー。ディランともそこで共演だって?
ニュー・ジャーニーメンがママパパの母体だって?
なぬ、ソフト・ロックの原型だって?
聴きたいじゃないの w
ママパパのオリジナル・アルバムゲットより、こっちが先になりそうな予感がしてきました。