DVDで観ました。
美しいお庭で繰り広げられるお話なのかなと思っていたら・・・・。わわ~
大きな屋敷に暮らす少女インディア・ストーカー。誕生日には毎年、広大な庭のどこかに父からの靴のプレゼントが隠されていた。ところが18歳を迎えたこの日、彼女が見つけた箱の中には、謎めいた鍵が1つ入っているだけだった。時を同じくして贈り主であるはずの最愛の父が、不審な事故で突然の死を迎えた。
こうして、決して心を通わせたことのない母エヴィと2人きりになってしまったインディア。
ところが葬儀の日、長年行方不明だった叔父のチャーリーが姿を現わし、そのままインディアたちと一緒に暮らし始める。そしていつしか、知的でエレガントなチャーリーの魅力に心奪われてゆくインディアだったが…。(allcinema)
出会った頃の夫を見るようなエヴァ、嫌悪感を抱きながらも惹かれていくインデイア。
叔父チャーリーの出現で微妙に保たれていた親子の関係が崩れてくみたいなお話なのかなと思いながら観ていましたが、次第に分かってくるチャーリーの正体に驚きですね。
料理も上手いし、何でも出来る。均整のとれたお顔で恰好よく見えるんだけど、どこかおかしいってのを感じるんだ。
その正体が分かった時はなるほどって思った。目だね目。
でもほんとに怖いのはチャーリーの正体じゃなくて、チャーリーによってインディアの本性が目覚めてしまうこと。
実はストーカー家には秘密があって、その呪われた血がインディアにも受け継がれてたんです。
インディアのパパもそれを分かってたので、なんとか目覚めさせないように狩りに連れ出してたんだ。
「時々悪いことをさせてると、最悪なことはしない」って。
この話ママにも打ち明けてば良かったように思うんだけどね。
でもせっかくのパパの配慮が、チャーリーを超える完璧な殺人鬼を作ってしまうとは。
インディアの大人への目覚めと邪悪な心の目覚めが官能的に描かれてるところがいいね。
「ママのブラウスを着て、パパのベルトを締め、叔父さんにもらった靴を履いてる。これが私」という
冒頭シーンをもう一度見返したくなりました。
☆原題 : STOKER
☆製作国 : アメリカ
☆上映時間 : 99分
☆監督 : パク・チャヌク
☆キャスト : ミア・ワシコウスカ / ニコール・キッドマン / マシュー・グード / ダーモット・マローニー
その後インディアがどうなったのかも気になるところです。
全部わかった上でもう一度最初から観るのも面白そうな作品ですね。