
1980年頃に編集された日本各地の昔の料理の本を読むと、 冷蔵冷凍技術のない時代のおせち料理など実に質素だった。
煮しめ、田作り、芋きんとん、酢ごぼう、酢蓮根。煮豆、そしてお雑煮。
かまぼこなど海に近い場所のみ。海のある地方でやっと刺身。
餅だけはたくさんついたそうな。
それから、ほんの数十年。
我々は ご先祖が食べたことがないほど 贅沢な正月料理を食べるようになった。
我が家の質素なおせちでさえも、かまぼこ、栗、伊達巻、海老、数の子など

雑煮には 鶏肉も入る。
コロナ禍で、経済が回らないと困るらしい。
現代はすっかり経済教という宗教のようだ。
たくさんの物を買い、必要以上に食べ、使い捨てのゴミを、たくさん出してこその経済。そうしないと失業する人か出る。なんて変。
いつの頃から 私はそれがおかしな事だと思い出したのか?
豊かになるのは悪くないが限度というものがある。
私のような消費者の底辺にいるような人間には 魚なんて養殖物くらいしか食べられない。
例えば、牛肉は 昔は牧場に放牧されてのんびり草を食む牛を食べていると思ったら、最近は狭い牛舎に閉じ込めららて 動かずひたすら飼料をたべさせられ、乳牛などは 勝手に人工受精させられ、始終妊娠させられ。
そんな 生物達の犠牲の上での人間の享楽だ。
そりゃ、人間なんて新型コロナウィルスにやり込められめザマアミロも言った感じだろう。
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