少子高齢化が叫ばれてからもはや何十年。
少子化と高齢化に因果関係はない。子どもが減ったから高齢者が増えたわけではないし、高齢者が増えたから子どもが生まれなくなったわけでもない。
少子化が始まる要因の多くは経済の発展とともに未婚化や晩婚化が進むことにある。
高齢化が進んでいくのは経済的豊かさや医療技術の進歩で多くの人が長生きするようになったことが大きな要因だ。
「少子高齢化」と一括りにして呼ぶが、全く異なる事象なのである。
世界の人口は増え続けているが、それも国連の予測より早く減少に転じると思う。人口が増えているのは子どもがたくさん生まれるのではなく、寿命が世界的に伸びているからだ。
すでに中国は予測より早く減少に向かい始めた。
どこの国も対策を打ち出すが、多分それでも減少は続くだろう。
遅かれ早かれ 地球人口は減っていく。
そもそも1人の女性が2人産んでいては増えないのである。
3人産むなどとはその痛みに耐えるのもつらいし、今でも出産は死ぬほど辛いものだ。
女性教育を受けて、避妊技術も進んだ現代では ポンポン生もうなんてなかなか考えられない。
妊娠したとしてもひとりで充分となりそうだ。
そうなれば減る一方。
こうやって人類は絶滅していくのかもしれない。
残された汚染された地球では希望もないだろう。
世界各国にある原発も冷却し続けるヒトがいなくなるかもしれない。もしかすると電気がないと生きていけないAIが自発的に管理するかも。そん未来も絵空事では無いような気がする。