知床遊覧船の事故は痛ましい。
事故が起きた原因はいくつかあるだろう。
船の整備でこれくらいは大丈夫という認識の甘さ。
世の中 まぁなんとかなるさで適当な仕事をする人のいかに多いことか。 私はあまり他人は信用しない。国も信用できない。なので危険かどうかは気配などで常に気にするようにしている。
自然を甘くみた。
大自然を満喫したいという気持ちはすごくわかるが、地球の自然現象は人間の気持ちも命もお構い無しの恐ろしさがある。
山道を歩いたり、車で入ったりすることが多いが、天候の悪い時やもう日没後は山道は走らないようにしている。いつ土石流に巻き込まれるかわからないような危険箇所は多いし、 晴れてても道が定かではない山道には歩きでは絶対入らない。 迷ったら命取りだ。
現代人は大自然を満喫するという冒険には危険がつきものだという認識が欠けている。
街道歩きをするようになってから、結構ヒリヒリするような危険を感じる事が多い。
車に轢かれそうな場面もあるし、野生動物に出くわす時も。
足を踏み外せば 真っ逆さまに落ちるような崖や、くずれそうな橋。
車が危険な時は、道に外れてでも歩道があるところを歩くようにしている。野生動物はもう祈るしかない。
しかし、そういうヒリヒリな場面をドキドキしながら過ごすうちに、身体に眠っていた野生の嗅覚みたいなものが蘇ってきたような気がする。