質素な毎日☆ひとりごと

主婦 斜め上からみる雑感いろいろ。

超過死亡

2022-02-18 14:52:00 | 人口問題
超過死亡とは

例年ある時期の本来想定されている死亡者数より、増えた数を言う。
本来想定する死亡者数は平年から算出される。

2020年超過死亡がマイナスになり、2021年はプラスになっている。 コロナ禍で超過死亡がマイナスになった国は珍しい。

ある意味2020年の日本の感染対策は成功したので、他の感染症対策にもなった。

そのうちわけは
インフルエンザ感染症の激減、肺炎の激減、心臓、脳卒中の減少。

インフルエンザ 肺炎の「激減」である。






私自身もコロナ禍になってから咳や鼻水がでるような風邪すらひいていない。

その他の感染症が減ったのが2020年がマイナスになった要因だろう。
心疾患や事故がへっている理由は活動がへって引き金になるようなことがなかったと推察。あるいは老衰に一括りにされた。

しかし、2021年は超過死亡がかなり増えている。これはなぜだろう。おなじような感染対策をしているなら2021年も超過死亡は減るはずだ🤔

これについてはまだはっきりとした理由を見つけられない。

ひとつは2020年に死ぬはずの人が2020年では死ななくて、でも2021年には寿命が尽きてしまった。

あとは新型コロナか、その関連か。医療が逼迫して救急搬送されても受け付けてもらえなくて、多少は余命があった人が死んでしまったとか。

今年の8月くらいにならないと実際の死亡者数全体がわからないのでまだなんとも言えない。

2021年の予測死亡者数は確定分から算出して142万人

2018 136万人
2019 138万人
2020 137万人
2021 142万人 (推定)
速報145万人 2月25日発表 推定よりかなり多い 確定144万人

2020年にコロナがなければ140万人だったとしたら、2021年の全体死亡者数はこの先の予測の範囲だといえる。

2040年には166万人と予測されているので、日本は高齢化社会だから毎年2万人死者がふえてもおかしくない。

故に、2021年はコロナで死ぬ影響は限定的なものだろう。

2022年はどうだろう。

オミクロンはいままでのコロナより遥かに感染者が多い。さらにもう一つのオミクロンはさらに2、3倍の感染力らしい。

これが流行れば、どんなにワクチンを打っても発症しないわけではない。しかも、コビッドの肺炎ではなくその他の基礎疾患が憎悪して亡くなるケースも多い。
寝たきりの高齢者は発熱ひとつが命取りだろう。

ゆえに今まで肺炎やインフルエンザで亡くなっていた数になるのは想像できるし、もしかしたらそれ以上の数字にはなるかもしれない。

しかし、それでも日本の死者数の増加は予想の範囲を超えないだろう。

社会はコロナで死ぬ事を恐れていても仕方がないのかもしれないが、それはマスクをいつもつけ、三密を避けた生活を送ってこそ。

コロナで死ぬ人をゼロにしようなどというのはもはや幻想であるが、しかし、いつまでもこのマスク生活は続くのかも。




冷蔵冷凍がない時代の昔の食事

2022-02-08 11:15:00 | 日記
もともとは腸疾患を患って 自分の食事の見直しから始まった昔の食事研究。

戦前生まれの親の作る食事を思い起こそうとしても実はあまり覚えていない。

昔の人の口伝承だけが頼りである。

昔の食事と一言で言っても実は地域差が大きいことがわかった。




この本は全国それぞれあり、ダイジェスト版も何度も読んだ。それぞれの地域でかなり違う。愛知ですら地域によってかなり違う。

そして、愛知は基本的にかなり質素である。 子供が高校のとき地域の生徒の身長体重は全国平均より小粒であり、先生に尋ねると歴史的にずっと体格が小さいとのこと、なぜそうなるのかと疑問に思ってきたが、質素すぎる食事のせいなのだと確信した。 特に愛知でもこの地域は小柄だ。
小柄の方が消費エネルギーが少ないからか生き延びる確率が高く、故に小粒ばかりが残ったのではないか。

圧倒的タンパク質不足だ。 豆味噌がタンパク源だ言ってもよいくらい。 肉はほんのたまに鶏肉を食べるくらい。卵は病人の食事。
フナや小魚を少し。 冷蔵技術はないので 海の魚は海辺でしか食べない。山里に至っては昆虫食がタンパク源。


米や麦、雑穀、小麦粉、芋が主食だがその配分も地域差が大きい。

やはり都市部は米が多く、山では雑穀が多い。都市部は比較的色々な食べ物があったようだ。

しかし、田舎はあきらかに栄養不足だった。故に結核などの病気にかかる確率も高かっただろう。

今では冷蔵冷凍技術が発達し、冬でも夏野菜が採れるし、輸送のお陰で地球の裏側のものまで食べられる。

加工食品、乳製品なんでもござれ。

しかし、飽食のせいで新たな病気にかかる。



これは母の暮らしていた地方の食事だ。
これがハレの食事だ。愛知って海があるのにイワシばかりだ。

しかし、昔の食事を知れば知るほど、多分もっと現代に活かせるのではないかと思ってしまう。

冷蔵冷凍に頼りすぎているので そこは改めたい。