2泊3日で長野新潟への旅
スタート指定席が一席も空いてない。ので渋々グリーン車へ。どうやら会社研修かなにかの団体さんが乗っていた模様。
大雨に降られた川中島。だけど八百屋の女店主が傘を貸してくれた。 ついてないけど、手を貸す神あり。
犀川の渡し ここから善光寺が見えるはずなんだけど、ビルに隠れてわからない。
去年の夏に北しなの線とえちごトキめき鉄道に乗って感動したんだけど、その時は天気に恵まれず 山も何も見えなかった。
けど今回は違う。新幹線から見える景色。あまりの雄大さに驚く。
しかも前日の雨は山では雪だったようで輝きがすごい。
が、2日目は春日山へ。
日本海から黒姫山まで一望。そして空気が違う澄んでいる。
3日目 えちごトキめき鉄道と北しなの線で長野まで戻りながら、北国街道も少しトレース。
今回はほんの少しだったけど、ここはしっかり歩いてみたい。
北しなの線とえちごトキめき鉄道は必ずまた来ます。
木枯らし紋次郎の女人講の巻を読み返す。
犀川の渡しから二本木までの描写。
情景描写から社会的情勢までよく作り込んであるなぁと読み返して感心。その描写を体感すると、物語は文字だけの世界から、奥行きのある景色のある世界にかわる。
50年前に書かれたものだから 現代よりもうすこしは江戸後期の名残があったのかな。
電車に揺られながら、ふと思いついた事。
私は生物としての人生はもう終わっている。やがて60歳。なぜこんなに生きている?子孫もすでに残せない。
人類なんて地球を破壊して、他の生物を追いやり、なおかつ無駄に長生きして何の意味があるのか?
人体に宿ってる微生物や菌やウイルスの宿木としての存在かもしれない。
微生物やウイルスは人類が増えて、さらに長命にならば彼らの繁栄は約束される。
我々は微生物に支配されているのだ。私がまだ生きるのも 私の体の中の微生物たちの為なんだなと。