近隣 ・・・ 元日
受いれる
すると
自分にも
周りにも
・・・ 優しさが広がる。
近隣 ・・・ 元日
信じ難い明日を信じる。
それは
単なる希望でもなければ
人間の善意などという
・・・ 甘ったるいものでもありません。
それはむしろ
もっと乾いた人間の任務に近い
・・・ そのような気がします。
近隣 ・・・ 元日
自立心を失った世代の人たちは
なんとかして
人の好意か厚意にすがろうとします。
お金がないわけではありません。
相当のお金を持っている人でも
・・・ そうなのです。
それよりももっといけないのは
病人や高齢者は
それくらいのことをしてもらうのは
当たり前だという気持ちが
・・・ 多くの人にあることです。
近隣 ・・・ 元日
相続を
放棄するにも
受けるにも
どちらにも ・・・ 理由はある。
しかし 私の実感としては
何ももらわないで済ますことは
・・・ じつに爽やかです。
損得の感情が
一番 ・・・ 風通しを悪くします。
近隣 ・・・ 元日
「 適当 」ということは
・・・ 一種の至芸です。
なかなか思い通りにならないのですが
・・・ それも人生
と思うこともできるようになりました。
遠足
良寛さんの書にある台詞（セリフ）だったでしょうか
「 君看（み）よや双眼の色
語らざれば憂（うれ）いなきに似たり 」
私流に勝手に訳しますと ・・・
「 あの人の眼の色を見てごらんなさい
静かに微笑（ほほえ）んで
辛いとか 苦しいとか 大変だとか
そういうことはひとことも言わない。
そして そういう愚痴もこぼさず
悲しみを大声で述べ立てたりもしない。
だけど あの人が黙って
静かに微笑んでいる
その静かな表情を見るにつけ
語らざればむしろ
その人が心のなかにじつに深い
自分だけの悲しみというものを
しっかりと秘めていること
・・・ そのことが じわっと
こちらにも伝わってくるではありませんか 」
・・・ そういう言葉だろうと思うのです。