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南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

むかし こどもに ③ 「 用 」

2013-12-01 11:41:09 | 原発震災避難者


大遠足



むかし こどもに 「 用 」 があった。


こどもの 「 用 」 は

こどもの 「 あそび 」 とともにあった。

こどもの 「 かせぎ 」 とともにあった。


「 用 」 は

「 あそび 」 と 「 かせぎ 」 と その両方からでてきた。

そこから うまれでて いっそう大事なものとなった。


あそびに道具が必要になった。

こどもは 道具をつくらなければならない。

それを 保管しなければならない。


その道具は

自然のものからみつけだし

自然のものを用いてつくったりした。


人間がつくったもののきれはしでもつくったし

すたれたものからもつくった。


つくったものは 大事にされ 珍重された。


あそびの道具はつくられたものとして

おとなからこどもにてわたされることもあった。



こどもの 「 かせぎ 」 のためにも

道具が必要となるときがきた。

そうなるときが たちまちきた。


そのとき こどもは

「 おまえのコガタナ 」 ( きりだし小刀 )

「 おまえのハサミ 」

「 おまえのヤス 」 というようにあてがわれた。

やがては

「 おまえのクワ 」

「 おまえのカマ 」 もあてがわれた。


このようなあそびの道具

かせぎの道具のはたらきに

こどもは しだいに 「 用 」 を感じた。


「 用 」 を感ずるということは

道具をつくりだすということであり

それを珍重愛用することであり

それをつかって 効用を発揮させるということであった。

その使用になれる ・・・ ということでもあった。










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