近隣
カラスが木の枝にとまって カーカーと鳴いていましたが ひょっと下をみると 川で鵜(う)が泳ぎながら 魚をとっているのがみえました。
カラスは 「 鵜はいいな 川の中にもぐって魚をとることができる 」 ・・・ そううらやましくおもいました。
そこで ひとつ自分も鵜になって 川の中にもぐってみようと決心し 枝からとびおりて 川の中にはいっていきました。
・・・ しかし あわれ カラスはおぼれて死んでしまいました。
「 鵜のまねするカラス 」 ・・・
これは 自分のよさを否定し 人のまねをして 失敗することは愚かなことだという意味です。
鵜は鵜で きっと カラスはいいな 空を自由にとべるし いい声でなくこともできるとおもっていたにちがいありません。
カラスは ・・・ カラスでいいのです。
鵜は ・・・ 鵜でいいのです。
鵜は ・・・ 鵜でいいのです。