井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

カイラス山コルラ 2

2006-09-20 22:13:04 | カイラス巡礼・旅行記
対岸にお寺が見えてきます。このお寺はチュウ・ゴンパです。

覆い被さるような岩の下で回りの岩山に融け込むように建っています。


ヤクが自分達で歩いていくので、その後をヤク使い達が
のんびりと話をしながら歩いていきます。




覆い被さるような西壁の下でゲリーと二人でお互いに記念写真を写し合います。
私が被っている毛糸の帽子は、娘が手編みしてくれたものです。
暖かくてとても役に立ちました。


 3時間ほど歩くと向こうの方に白いテントが見えてくる。
グレゴリー達とは随分離れてしまったようで後ろを振り返っても
全然見えなくなってしまった。
風も強くなり寒くなってきている。

道の両側にテントがある。
ここはタムドンという場所のようだ。

どちらへ入るか迷ったが右手のテントの方が広そうなので
右手のテントの中へはいる。
中央に土間がありその真ん中にはストーブが燃えている。
両側は寝ることが出来るほどの幅で端の方に布団が巻いて置かれている。
一番奥にはビールなどの飲み物の他、カップ麺などが積まれている。
どうやら、ここは、商店と宿泊所を兼ねているようだ。

数人の白人男性が休んでいる。
ゲリーと二人で空いている場所に座る。
ここで、出発するときに渡されているクッキーとジュースを
食べて昼食にする。

 時々、テントの外へ出て歩いてきた方を見るが、
グレゴリー達の姿は見えない。
フランス人のミッシェルが来たので、
テントの中で休むように話して引き入れる。

 向かいの席にチベタンの家族が座っている。
お爺さん夫婦に息子と男の孫といった構成か?

小さな子の仕草とはにかんだ顔がかわいいので
写真を一枚撮らせてもらう。
そのお礼に、クッキーをあげるとはにかみながら手を出した。

息子と思われる人が手にしていたヤクの干し肉をナイフでちぎって、
食べないか?という仕草で差し出してくれる。
お礼を言って一切れもらう。

早速、口に入れると、堅い肉で油のきつい肉だった。
咬んでいるとドンドン口の中が油でべとべとしてくる。
味の方はちょっと塩味が利いているだけで、臭みもなく美味しかった。

 テントの入り口をグレゴリーが通りかかる。
あわてて外へ行ってみるとヴィジュヌーの調子が悪く吐き気が
するといっている。どうやら高山病の症状が出ているようだ。

ヴィジュヌーは、ここまでとても元気で高度順応も順調だと
思っていたのでこんな所で症状が出るとは意外だった。
私が持っているダイアモックスを1錠飲ませる。

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3 コメント

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Unknown (sida)
2006-09-21 15:04:31
むかーし 富士山で馬方のアルバイトをした事があります。そのとき登りは馬の尻尾に掴まって歩きました。

 ヤク使いや疲れた人は尻尾に掴まることはありませんでしたか?
返信する
ヤク遣いの役得? (sida)
2006-09-21 15:06:02
むかーし 富士山で馬方のアルバイトをした事があります。そのとき登りは馬の尻尾に掴まって歩きました。

 ヤク使いや疲れた人は尻尾に掴まることはありませんでしたか?
返信する
そういうことは・・・ (MIKO)
2006-09-21 20:59:27
sidaさん、こんばんは!

ヤク使いの人達がヤクのオッポにつかまって歩く姿は

目にしませんでした。

このあたりは河原が広く傾斜もあまりないので

のんびりと雑談しながら歩いていました。

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