善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・粘液嚢腫

2012年08月23日 | 鎌倉

発病の時期は特定できないのですが、およそ2年ほど前、左手の親指の付け根が腫れ始めました。
最初は気にならず、ずっと放置していたのですが、2011年8月に腫れが大きくなり、つっぱって、若干痛みを感じるようになりました。
8月末に、近所の皮膚科の開業医に診てもらうと「粘液嚢腫」という診断でした。
長引く、がんではない、とのことで、その日から治療が始まりました。

先生は、穿刺して、傷の中からゼリー状の粘液を絞り出し、傷口にステロイド剤の軟膏を塗り、傷口にサトウザルベ軟膏を塗ったガーゼを貼り付けて包帯を巻いてくれました。
このとき処方された薬は「サトウザルベ軟膏(10%)」と「リンデロン-VG軟膏」です。
用法は、1日1回、入浴後に、患部にリンデロンVG軟膏を塗布した後にサトウザルベ軟膏を塗ったガーゼ(2センチ×1センチ)で覆うこと。サトウザルベ軟膏はおよそ1週間後に傷口がふさがったら後はリンデロンVG軟膏のみ塗布するということでした。

(治療中の粘液嚢腫)


(サトウザルベ軟膏(10%))

傷口がふさがる前に、この指に力を入れたりすると粘液が漏れ出したり、傷口がふさがっても4~5日で粘液が漏れることがあります。

およそ4週間ほどで先生に見てもらうと、やはり穿刺して、リンデロン軟膏を塗布してサトウザルベ軟膏のガーゼで包帯という治療が続きました。

2ヶ月位経ったとき、この治療に、「トレニゾンテープ」という透明の貼り薬が加わりました。

入浴後、トレニゾンテープを使うかリンデロンVG軟膏を使うか自分で判断し、自分で治療するわけです。
先生に診てもらうのは1ヶ月に1回ぐらいですが、薬が無くなるタイミングもあり、3~4週間で診てもらう事もありました。
また、自分で穿刺して粘液を絞り出し、リンデロン軟膏を塗布した後サトウザルベ軟膏のガーゼを張って、包帯ではなく絆創膏(バンドエイドの類)で押さえるという療法を編み出した後は顔を洗ったり水仕事をしたりすることが楽になりました。

また、トレニゾンテープを貼れば、風呂も両手を使って入れることが分かり不自由さがかなり和らぎました。

転機は治療開始から8ヶ月位経ってからで、粘液の浸出量が少し減ってきたように思えて、希望が見え始めました。
10ヶ月目には、浸出量が際立って減ってきました。

最後に先生に診てもらってから1週間後の写真が下記です。

(最後の穿刺から1週間)

また、最後に先生に診てもらってから1.5ヶ月後の写真が下記です。

(最後の穿刺から1.5ヶ月)

一部、凹んだまま同じ高さに回復しない場所がわずかに有り、またどうしたら再発するのか不明ですが、8月末に先生に診てもらおうと思っています。



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