善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鹿児島公衆浴場巡り(12)・みょうばん温泉

2011年09月28日 | 温泉

みょうばん温泉は鹿児島駅の山側口から徒歩5分という位置にあります。
昭和中期の銭湯としてその時代の様式を良く残しています。

(みょうばん温泉)

ただ、番台の向きは脱衣場ではなく、入り口側に変えたようです。
老婦人が出迎えてくれました。

(番台)

脱衣場は板張りの上にゴザが敷いてありました。
昔はこういう方式もありましたね。

(メインの浴槽)

メインの浴槽は丸形の浴槽が三槽ほど棚田状に並んでいます。
一番上の浴槽に源泉が流入し、オーバーフローで下の浴槽まで行くので下側ほどぬるめになるという仕組みです。

一番熱い浴槽は、我慢できない温度ではありません。
入ると皮膚に染みいるような浴感で、お湯にぬるすべ感があって気持ちがよいのです。

一番下のぬる目の浴槽は若干浅く、寝湯のような感覚で入る事が出来ます。

お湯は薄黄色で透明。味は薄塩味です。

温泉の質が良いのでしょうね。
長く営業を続けてほしいものです。


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鹿児島公衆浴場巡り(11)・新とそ温泉

2011年09月26日 | 温泉

鹿児島の第一日目は仙巌園の観光と湯めぐり4軒で終わりました。

さて翌朝、家人が寝ている間に公衆浴場巡りです。
今日は、新とそ温泉とみょうばん温泉に入り、朝食後指宿温泉にJR指宿枕崎線で向かう予定です。

朝から雨。

東横インのフロントにタクシーを頼みました。

新とそ温泉までタクシーで5~6分です。
新とそ温泉は小高い山の上にあり、桜島を見晴らす事が出来ることと、大きな浴室で浴室内に大浴場やプールなどがあることで人気があるそうです。

(新とそ温泉)

新とそ温泉はフロントと休憩所が広く、料金を払って脱衣場に入るとロッカーが並んでいて壮観です。

(脱衣場)

メインの浴槽は錦江湾を望む方向にあり、窓が広く気持ちの良い浴槽ですがこの日は雨で外が暗く、新とそ温泉の下の家の屋根しか見えませんでした。

(メインの浴槽)

お湯はぬるすべ感のあるお湯で、適温でした。
無色透明でやや塩味がします。

成分分析表によると、源泉は塩化物泉(ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉)だそうです。源泉の温度は45.8度とあり銭湯に申し分ない温度です。

メインの浴槽の反対側に洗い場があり、カランが並んでいます。
その右側には大きなプールがあり、腰までの深さでややなまぬるい水で満たされています。

この時間は子供が少なく、年配者が鉄アレイなどを持ってプールを往復していました。

(洗い場とプール)

毎日銭湯の料金でこのような温泉に入る事が出来る鹿児島市民がうらやましくなりました。


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鹿児島公衆浴場巡り(10)・居酒屋盛喜

2011年09月23日 | 温泉

さて、東横インは食堂のないビジネスホテルです。
食事場所をフロントに相談すると、駅ビルでなく東横イン裏手の「盛喜」がお奨めとのことでした。

東横インから徒歩4~5分でした

(居酒屋「盛喜」と大将)

店内は右手に厨房とカウンター席があり、通路をはさんで左手は小上がりの座敷です。

家人と雑多な物を頼んで、ビール。

頼んだ物は・・・

(突出し)


(キビナゴの刺身 ¥700)


(揚出し豆腐 ¥600)


(焼きなす ¥600)


(天ぷら盛り合わせ ¥800)


(焼き鳥 ¥600)


(自家製さつま揚げ ¥700)


(焼きおにぎり ¥400)

という具合でした。
味も価格も適切で、キビナゴは鹿児島に来る前から必須のアイテムでしたが、突き出しは酢味噌、刺身は醤油の味なのでとても結構でした。

試飲用焼酎は味あわなかったのですが、読者のご参考に供します。

(試飲用焼酎)


(店内の様子)

大将は気さくにいろいろ話してくれ、話がはずみました。

昨年は天文館の吾愛人でいまいちの感があったのだが、今年は盛喜で昨年のマイナスも取り返したようなきがした。


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鹿児島公衆浴場巡り(9)・甲南湯

2011年09月20日 | 温泉

甲南湯は市営バス 甲南高校前バス停から徒歩2分と近い場所にあります。
鹿児島中央駅からも徒歩10分足らずです。

入り口は歩道よりやや引っ込んでいます。

甲南湯は温泉が熱源でなくいわゆる普通の銭湯(沸かし湯)です。
昭和の雰囲気をそっくり残しており感激する人も居るかも知れません。
先ず建物は昭和20年代の二階屋がそのまま残っています。

(甲南湯)

中に入ると、番台の佇まいが昔のままです。
下足箱についた下足錠も昔の製品です。
番台にいたおやじさんは、木製の下足札が無くなると困ってしまうとこぼしていました。

(番台)

浴槽も昔風で、浴槽のタイルは古びています。
昔のままでないのは、泡風呂の設備と薬湯の二つでしょうか。

(浴槽-左側が薬湯です)

壁絵は富士山です。
これも昔のまま。

(壁絵は富士山)


(下足錠)

下足箱については、いろいろの方がページをお持ちなので知見の無い善人は黙ったままですが、もしかしてこのおしどり錠はレアものでしょうか?。

ともかく、少しでも長く営業を続けて欲しい物です。


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鹿児島公衆浴場巡り(8)・みずほ温泉

2011年09月17日 | 温泉

みずほ温泉は高麗本通りに面しています。
鹿児島大学と荒田小学校の間あたりなのですが、鹿児島大学に近いので学生さんが良く入りに来るとのことです。

昭和時代の銭湯の様式が残され、お湯の良さにも定評があります。

(みずほ温泉)

三階建てのビルの一階にありますが、中に入ると直ぐに番台が残っています。
脱衣場が見えないような工夫がしてありますが、番台は中側を向いています。
脱衣場には鍵付きのロッカーがあり、コインは使用後戻って来ます。

(浴槽)

浴槽はタイル張りで、奥に壺の形をした湯口があります。
湯口から源泉が勢いよく流入しています。
薄黄色の源泉はやや熱めでぬるぬる感があり、口に含むとうす塩味がします。
メインの浴槽の他に超音波風呂、低周波風呂と一通りそろっており、水風呂もあります。

(番台)

壁絵は開聞岳です。
ちょっと写真を失敗しましたが、結構な図柄でした。

(壁絵は開聞岳)

お湯が良いので評判の良い公衆浴場です。


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鹿児島公衆浴用巡り(7)・天然温泉湯乃山

2011年09月14日 | 温泉

天然温泉 湯乃山は非常にわかりにくい場所にあります。

湯乃山は鹿児島市城山町にありますが、目印は「南州翁終焉之地」の記念碑がある場所に近く、記念碑の石組みとマンションの間の細い道を上り切った所に小さな案内板が見え、湯乃山の管理棟があります。

創業は結構古く、昭和36年にお湯が出たので、今年(2011年)は50周年記念の年になるとのことです。
公衆浴場組合に加入しないで、家族湯と男女別内湯を中心に長く営業を続けていることは奇跡に近いのですが、鹿児島市民はお湯の良さを見分ける術に長けているのだと思われます。

(天然温泉湯乃山)

脱衣場は玄関脇の薄暗い場所です。
すのこ張りで、木の棚と籠があるだけです。

(脱衣場)

浴室に入ると、浴室の半分は浴槽が占め、奥に小さな浴槽もあるのですがこれは空の浴槽でした。
メインの浴槽は細長く、窓に向かって入ります。

お湯は掛け流しであふれており、ぬるめです。
とろりとしたお湯は、近くの「みやこ温泉」よりさらにぬるすべ感が強く、浸かっていると薄暗い中で陶然としてきます。

(浴槽)

お湯はとびきり上等です。

ただ、浴槽にたどり着くまでに浴室の床を歩くのですが、コンクリートに石を埋め込んであり、温泉の析出物がこびりついて滑りやすく、とてもあぶなっかしいのです。

市街地の真ん中でこんなによいお湯にゆっくり入る事が出来るのですから、床が滑りやすいという危険を承知で訪ねてみる価値があるという物です。


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鹿児島公衆浴場巡り(6)・みやこ温泉

2011年09月11日 | 温泉

さて、仙巌園で多くの時間を費やしたのでそろそろ温泉巡りをしながら鹿児島の中心街に戻ることにします。

昨年も訪れたのですが、鹿児島市には多くの公衆浴場があり、その多くが温泉を熱源にした温泉銭湯です。

中には、純然たる掛け流しの銭湯もあり、温泉ファンには無視できない存在です。
鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合は鹿児島市内の公衆浴場のマップをつくり、鹿児島市の公衆浴場を全国にひろめようとしています。

(かごしま温泉郷のパンフレットの表紙)

仙巌園から近くにあり、評判が高いのがみやこ温泉です。

みやこ温泉には仙巌園の前にいたタクシーで駆けつけました。

(みやこ温泉)

みやこ温泉はやや小さめ目の規模の公衆浴場です。

番台があり、番台にはおかみさんが居眠りをしていました。
残念ながら番台は外向きの姿に(つまり脱衣場を向いていない姿に)改造されていました。

(番台)

脱衣場には鹿児島市の多くの公衆浴場に設置されている100円が戻るタイプのコインロッカーが設置されていました。
番台が無効を向いたままでもコインロッカーがあれば安心です。

番台と一人で入っていた先客に写真の撮影の許可を取りました。

(脱衣場)


(浴槽)

浴槽は浴室の中央に3槽ありました。
奥のジェット噴流の浴槽が手前の浴槽にオーバーフローして流れ込む仕組みです。
左側の浴槽は掛け流しのよくそうです。
どの浴槽も入った浴感はぬるぬる感が強く好ましいお湯です。
お湯はやや熱めで、色は微黄色です。
においはありません。

飲泉の蛇口が別にあり、飲んでみるとうすーい塩味がしました。

温泉成分分析書によれば、塩化物泉で泉温は51度です。

(別角度から見た浴槽)

休日の昼下がり、銭湯巡りはこのようにして幕が開きました。

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鹿児島公衆浴場巡り(5)・仙巌園

2011年09月08日 | 温泉

「仙巌園」は鹿児島市の北側にあります。
シティービューバスはいろいろな場所を巡りますが、海側のコースを通って20分位の所要時間でしょうか?

仙巌園の入り口は長屋門で、入り口前の駐車場には自家用車や観光バス、路線バスなど多彩な観光客が訪れます。

(仙巌園入り口)

入り口を抜けたところに島津家の紋所をつけた古具足が置かれていました。

(古具足)

その脇から正面にはカノン砲が復元されていました。
「島津家百五十斤(ポンド)鉄製砲」で、自前で鋳造されたものの復元です。

(復元されたカノン砲)

そのカノン砲の一段上には反射炉跡がありました。

反射炉は当時の製鉄所で、説明文には、鉄砲や大砲を自前で製造して近代化を図る島津藩の姿勢がうかがわわれました。

(反射炉跡)

ただ、昇平丸の模型はやや小型すぎて拍子抜けの感が否めません

(昇平丸模型)

土産物屋はこの他にも薩摩特有の薩摩切り子などの棟もあり、仙巌園の中では一番展示面積が広いようです。

(土産物屋)

借景の桜島はさすがに見事です。

昨年の5月の連休の薩摩の旅では桜島に渡り桜島の爆発に度肝を抜かれたことを思い出しました。

(桜島を望む)


(曲水の庭)

この他にもいろいろな遺構が残り仙巌園は何時間いても飽きが来ませんでした。


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鹿児島公衆浴場巡り(4)・シティービューバス

2011年09月05日 | 温泉

鹿児島中央駅の駅ビルで昼食を済ませ、湯めぐりを始める前に観光したいと、「仙巌園」に行く事にしました。

仙巌園は江戸時代初期に島津家19第当主によって築庭された庭園で、中国龍虎山の仙巌にちなんで「仙巌園」と名付けられたそうです。
四季折々の美しさに加え、桜島(築山/遠景)と錦江湾(池/中景)を借景に取り入れた雄大な風景が楽しめる大名庭園として、県民や国内・海外からの観光客に親しまれているそうです。

交通手段はバスです。

駅ビルから地上に出て9番ロリ場に行くと、ボランティアガイドさんがいていろいろと教えてくれました。

(ボランティアガイドさん)

鹿児島市内の名所巡りには多彩なバスが運行されています。

(あっちゃん号)

あっちゃん号は篤姫に因んだネーミングだそうです。

その他にシティービューバスがあって、コースによってはいるか型のドルフィン号も運行されています。

(シティービューバス)


(シティービューバス-ドルフィン号)

観光客に便利なバスを運行する鹿児島市に敬意を表します。

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鹿児島公衆浴場巡り(3)・鹿児島中央駅の駅ビル

2011年09月02日 | 温泉

東横インのフロントが奨める鹿児島中央駅駅ビルは大きなショッピングビルです。

駅前のイベント会場では地元のミュージシャンがライブ演奏をやっており、東日本大震災に対する義援金カンパの箱が見えました。

(駅ビル前ではライブ演奏があり震災復興への資金カンパも)

地下の食堂街は、鹿児島ラーメンの店が行列をつくっていたので、比較的行列の少ない満正苑に入りました。

中国人コックのいる純正中華料理店というのでしょうか?。

(満正苑)

家人と善人は以下の¥900の麺類を頼みました。

(チャーシュー麺)


(五目ラーメン)

鹿児島の味というのかどうかはともかく、良いお店に巡り会った気がしました。

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