善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

大船植物園・神奈川県菊花大会(2)

2016年11月28日 | 鎌倉


神奈川県の菊花大会終了の翌日に初雪があってその写真掲載で菊花大会のその2の写真掲載が遅れました。

(大船フラワーセンターの神奈川県菊花大会は、2016年10月28日~11月23日まで開催されていました。)

(承前)
会場は同フラワーセンターに入ってすぐ、正面に有る特設会場です。
よしず張りですが、屋根の付いた、鉄骨の仮設設備です。

(菊花大会のよしず張り会場の一部→盆用七本たての展示会場)

盆用三本立ては菊造りの一番基本的な種類なのか多くの出展がありました。

見事な作品ばかりで、表彰されていない作品と入賞した作品のその理由が素人には分かりませんでした。

(盆用三本立の作品が並ぶ)

ドーム菊は花の中に針金のサポートでもあるのでしょうか?。きれいな円形で、花も同じように開いていました。懸崖菊では広い場所で雨風をしのぎながら栽培するのでしょうから、限られた人しか出来ないでしょうが、ドームの場合は軒下でも出来そうな感じですが、草花相手の気苦労は変わらないのでしょう。

(ドーム菊ー1)


(ドーム菊-2)

ジャンボ福助つくりが目立ちました。

福助仕立てで大柄な花を目指すのでしょうが、低い樹形で大きな花は、花だけがかなり目立つので花びらの善し悪しがさらに大切なようです。

(ジャンボ福助作り-厚物)


(ジャンボ福助作り-管物)

素人目には、ジャンボ福助作りも、だるまも、福助作りも区別が付きません。
ただ、それぞれに、気苦労の多い園芸だということはひしひしと伝わってきます。

三本立てだるまは、樹高が低く、盆用三本立てと違って上から花を見ることが出来るのでいっそう面白さと難しさがわかります。

(三本立だるま-厚物)


(三本立だるま-管物)


(福助作り-厚物)


(福助作り-厚物2)


(福助作り-厚物-花の部分のみ)


(福助作り-管物)

撮影した園芸作品をブログに載せるのに、どの写真を選ぶか?どのように構図を取るか?間違って分類していないか?などさんざん手こずりました。

間違っていたらご免なさい・・・。



鎌倉近辺雑記・初雪の常楽寺

2016年11月25日 | 鎌倉


思わぬ初雪が降ったので、近所の禅寺の常楽寺に雪景色を撮りに行ってきました。

常楽寺は臨済宗建長寺派の寺院で、開基は北条泰時です。

(常楽寺山門)

境内はさして広くはないのですが、木々がたちならび、裏山をバックにして、仏殿と文殊堂が並んで居ます。

(常楽寺仏殿)

仏殿には木造釈迦如来三尊が祀られています。
釈迦如来像の中から仁治3年(1242年)と書かれた墨書が見つかり、非常に古い仏像です。

(仏殿内部の木造釈迦如来三尊)

仏殿の左側は文殊堂です。

文殊祭りは毎年1月25日に行われます。木造文殊菩薩坐像は文殊祭の時以外は開帳されない秘仏です。文殊祭りは近隣の建長寺派の住職たちが二十人近く集まり、大般若経を賑やかに唱えるなど多くの参拝者を集めます。

(文殊堂)

境内には大銀杏があったそうですがかなり前に雷で被害をうけ復活しました。が、二代目の銀杏の木も山門よりに成長し、今では高さが大銀杏を越えました。

(境内の銀杏の木)

百日紅もかなり成長してきました。

(境内の百日紅の木)


(境内のセンリョウ)


常楽寺は近隣の人が散歩の途中に寄ってみる寺院です。


大船植物園・神奈川県菊花大会

2016年11月21日 | 鎌倉


11月は菊の季節です。
鎌倉では、毎年鶴ヶ岡八幡宮で鎌倉菊花大会が催されますが、大船にある神奈川県立大船植物園(通称大船フラワーセンター)では、神奈川県の菊花大会が催されます。今年2016年は10月28日~11月23日まで開催されています。
大船植物園はJR大船駅から徒歩約15分位で、神奈川中央交通のバスの便も頻繁にあります。

(神奈川県立大船植物園)

フラワーセンターのホームページへ

(菊花大会・盆用審査日などの掲示)

この菊花大会の模様を2回に分けてレポートします。
入り口から入ると、正面に仮設のよしず張り施設が並び、屋根掛けしてあります。菊花大会会場です。結構長く続いており、左手の植木売り場の方まで伸びています。

筆者は菊花の栽培など全くの素人です。会場には素人でも判るような説明板が若干あったので呼び名などは見ているうちにわかってきました。

(正面入り口から見た菊花大会会場)

会場は、種目別に展示されていますが、正面の場所は代表的な見応えのある品種が並んで居ます。上出来の作品には県知事賞とかフラワーセンター場長などの札がぶら下がっています。

管物の七本仕立ては珍しく、見事でした。

(管物七本仕立て1)


(管物七本仕立て2)

厚物でも七本仕立てがありました。
花期をそろえ、大きさをそろえ、高さをそろえる・・・など素人から見てもたいそう苦心したものでしょうね。

(厚物七本仕立て)

三本仕立ては一般的ですが、かえって花をそろえるのがたいへんな苦労ではないかとしのばれます。

(厚物三本仕立て)

福助仕立ては背が低く、花がかなり大きく、菊のみを見るような気がしました。

(厚物福助仕立て)

(ところで、福助とは差別用語ではなかったでしたっけ?)

懸崖菊は懸崖菊で、やはり苦労がしのばれます。

全体の姿形はもち論、花の大きさをこんなに多くどのように調節するのか、花の下に隠れた花を如何に無くすか、均質に配置するのはどうするのか、やはり多くのナゾが存在します。

(懸崖菊1)


(懸崖菊-部分1)


(懸崖菊-部分2)


以下次号に続きます。


湘南モノレール

2016年11月18日 | 鎌倉


湘南モノレールは懸垂型(サフュージュ式)のモノレールでJR大船駅と湘南江の島をわずか14分で結びます。
まるで、遊園地のようにめまぐるしく車窓の景色が変わり、町や家々の庭や道路が次々と車窓に現れます。
トンネルがいくつかあるのには驚きです。
湘南モノレールのホームページへ

(湘南モノレール大船駅1)


(大船駅2)


(山崎を走る1)


(山崎を走る2)


(山崎を走る3)


(山崎を走る4)

従来は市民の足として利用されてきました。

数年前までは三菱グループの経営でしたが、経営主体が変わりました。

(江ノ島駅で)

世の中が変わり、曜日や時間帯によって、通勤客と観光客が入れ変わるのもおもしろい現象です。

鎌倉身辺雑記・ツワブキ

2016年11月15日 | 鎌倉


ツワブキは日陰でも良く花をつけます。
場所を選ばないということは狭い庭でも季節の花が楽しめるということです。

また花の期間が長いということも不精者にとって楽な庭造りの条件です。

(ツワブキ1)

花が不足する季節に、黄色く咲く花は重宝します。

(ツワブキ2)


(ツワブキ3)


(ツワブキ4)


(ツワブキ5)

鎌倉は雪の少ない土地柄で、それでも年に数回は雪が積もる年もあります、ツワブキの葉が真っ先に雪解けで緑色を見せのでほっとします。

(ツワブキの葉)




鎌倉身辺雑記・サザンカ

2016年11月11日 | 鎌倉


サザンカを生け垣に植えているお宅はこの近くでは激減しました。

比較的庭の広いお宅も、代替わりすると住む人もなく、やがて数軒の間口の狭い住宅に代って、生け垣は消えてしまうのです。

サザンカは減ってきて、わずかに数軒のお宅にあるだけになりました。

(サザンカ1)


(サザンカ2)


(サザンカ3)


(サザンカ4)


(サザンカ5)


(サザンカ6)

サザンカのはかなげな、透かして見えるほどの薄い花びらの風情が好きです。


鎌倉身辺雑記・ノコンギク

2016年11月08日 | 鎌倉


いままでノギクだと思っていましたが、この稿をアップするにあたってネットで調べ直したらノコンギクが正解だとわかりました。
このノコンギクは庭の一隅の生えていますが、病虫害も少なく、毎年花が付いて花期も長いので楽しみな写材の一つです。

(ノコンギク1)

ノギクとノコンギクは次のページから学びました。
ノコンギクの見分け方

(ノコンギク2)


(ノコンギク3)

我が家の場合、やや白っぽい色の株と紫が濃い色の株が混在しています。

(ノコンギク4)


(ノコンギク5)

小さな蜂とブヨの仲間らしい昆虫が蜜を吸いに来たりします。

(ノコンギク6)


(ノコンギク7)

小さな秋を見つけた気がします。


鎌倉身辺雑記・タケノコイモ

2016年11月04日 | 鎌倉


鎌倉市大船も、JRの駅から1キロ以上離れると昭和の面影が強く残っている場所があります。

たとえば、臨済宗の寺院・常楽寺のあたりは、昔農業をやっていたお宅などがあり、200坪ほどの庭と六国見山にある農地をあわせると結構な大きさになるらしく、野菜の直売スタンドを設けて一皿全て100円で売ってくれるのです。
料金は空き缶に入れる仕組みです。

(野菜直売スタンド)

この農家直売は鎌倉市役所も協賛していて、スタンドに「鎌倉ブランド」という共通の幟を立てたり、11月末には鎌倉市収穫祭を催したりしています。

ある日このスタンドに奇妙な根っこを見つけて、たまたま居合わせたおやじさんに尋ねてみました。

(スタンドのタケノコイモ 一皿100円)

タケノコイモという里芋の一種だそうです。(京芋ともいうそうです)

親父さんのアドバイスに従い二皿購入しました。

(購入したタケノコイモ)

家人が調理してくれました。
茶色部分の皮を包丁で剥くと白い里芋が現れました。里芋ほどネバねば気はないそうです。

(皮を剥いたタケノコイモ)

醤油と砂糖の単純な味付けで煮てもらいました。

(調理後のタケノコイモ)


(断面を見ると味がかなり浸透しているらしい)

味は、里芋にくらべてネバネバ感がなく、若干のほくほく感があり、味が中まで良く染みこんでとても旨いのです。

芋の煮っ転がしは日本酒に合う?という落語の一節を思い出しました。(もしかしたら、芋の煮っ転がしは酒に合わない?)。
今年の3月以来の病気療養中は一滴の酒も飲まず、10月になって発泡酒でアルコールのリハビリを続け、ようやくコップ二杯の発泡酒に耐えられるようになっていたのですが、賞味期限の切れかかった名古屋正宗を出し、燗酒で飲みました。

(名古屋正宗と食する)

ほんと、タケノコ芋の煮っ転がしは日本酒に合いますね。ぐい飲み二杯で顔が真っ赤になりました。


鎌倉身辺雑記・お茶の木

2016年11月01日 | 鎌倉


お茶の木は鎌倉ではほとんど見かけませんが、鎌倉市大船の六国見山の麓にある昔からのお屋敷の生け垣に二本のお茶の木があります。

樹高1メートルほどのお茶の木で、かなり古い木と思われますが庭木としてよく手入れされており飲むお茶をこの木でまかなっているとは思われません。

(お茶の木)


(お茶の花1)

10月のある日、陽気が良く、昆虫たちも活発に活動した一日でしたが、多くの虫たちが花の蜜を吸いにやってきていました。

(お茶の花2)

良く刈り込んであるお茶の木では、花は葉っぱの陰に咲いているので、花の正面から見ることは出来ませんが、昆虫たちは熱心に蜜を吸っていました。

(お茶の花3)


(お茶の花4)


(お茶の花5)


(お茶の花6)

動きの速いイチモンジセセリの写真を初めてカメラに納めました。

(お茶の花7)

もちろん大小の蜂たちも蜜を吸うのに夢中でした。