今回の旅の最後の共同浴場は明治15年創業の村之湯温泉です。
村之湯温泉は指宿市大牟礼にあり、東郷温泉と隣り合っています。
(村之湯温泉)

創業もかなり古いのですが、どうも浴舎の建物も、その時代のままの建物を昔通りに形を受け継ぎながら残しているようなのです。
浴室の石造りの部分はやはり昔のままなのでしょう?。
(浴槽)

脱衣場と浴室が一体になり、間仕切りの無いタイプは弥次ヶ湯温泉とおなじです。
一段下がった浴室は、石造りの四角い浴槽が縦に二つ並んでいます。
手前が熱めの浴槽で、奥がぬるめの浴槽です。
ぬるめの浴槽は41~2度の適温で、熱めの方は44~5度と結構熱い温度です。
浴槽は底にすのこがあり、源泉は下から投入されていると思われますが、上がり湯と浴槽の間で投入量が操作可能なのかどうか良くわかりません?。
透明で、やや灰色のお湯は金気臭がします。
味はうす塩味です。
(浴舎の構造)

(創業明治15年)

この村之湯がいつまで営業を続けてくれるのか?、いつまで今の姿を残すのか?
ということを気にしながら、指宿市の公衆浴場巡りの最後のお湯を後にしました。
歩いてJR指宿駅前に戻り、鹿児島空港行きのリムジンバスを待ちました。
詳細は下記のホームページからどうぞ
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