ふとカレンダーを見れば
6月も今日を含めて残すところあと3日である。
思えば会社を辞めて丸3ヶ月。
その間、いろいろドタバタはあったが、
とりあえず来月からまた「建築」関係の世界に入ることとなった。
先日、実家に帰った際、
父に再就職の報告をしたのだが、
また懲りもせず建築会社に勤めることについて、
「結局、ワタシは建築の世界が好きなんやと思うねん」と言うと、
これまたずーっとその世界で生きてきた父はなにも言わず黙っていた。
その空白の時間は
否定されたわけでも、
肯定されたわけでもなく、
「お前如きになにがわかんねん」と鼻で笑われているような気さえした。
小さい頃から身の回りに普通にあった「住まう」ということに携わる家業は、
「女のお前には入ってこられへん世界や」と
どこかで線引きされているのを感じていて、
それをわかっていながらも、
結局はその世界に近づいてしまう引力のようなものもたしかにあるような気がするのである。
帰る間際に「まぁ、よかったんちゃうか」とポツリと言った父の言葉に
「うん」としか返せなかったが、
「蛙の子は蛙」であるように、
泳ぎ方は思い出せそうな気がして、なんだか笑えた。
6月も今日を含めて残すところあと3日である。
思えば会社を辞めて丸3ヶ月。
その間、いろいろドタバタはあったが、
とりあえず来月からまた「建築」関係の世界に入ることとなった。
先日、実家に帰った際、
父に再就職の報告をしたのだが、
また懲りもせず建築会社に勤めることについて、
「結局、ワタシは建築の世界が好きなんやと思うねん」と言うと、
これまたずーっとその世界で生きてきた父はなにも言わず黙っていた。
その空白の時間は
否定されたわけでも、
肯定されたわけでもなく、
「お前如きになにがわかんねん」と鼻で笑われているような気さえした。
小さい頃から身の回りに普通にあった「住まう」ということに携わる家業は、
「女のお前には入ってこられへん世界や」と
どこかで線引きされているのを感じていて、
それをわかっていながらも、
結局はその世界に近づいてしまう引力のようなものもたしかにあるような気がするのである。
帰る間際に「まぁ、よかったんちゃうか」とポツリと言った父の言葉に
「うん」としか返せなかったが、
「蛙の子は蛙」であるように、
泳ぎ方は思い出せそうな気がして、なんだか笑えた。