ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

11年

2006-01-17 09:59:05 | 日記
1995年1月17日 早朝5時46分
 もしかしたら少し前から気配を感じていたのかもしれない。

ゴゴゴ~っ!という地鳴りのような音と共に
今まで感じたことのないような強烈な揺れが続いた。
阪神淡路大震災だ。

キッチンやリビングからはドンッ!ドンッ!と棚が倒れ、
バリバリっ!と硝子が割れる音が聞こえてきた。

これはただごとではない!
そう思いながらも、起きあがることさえできない状態。

どれくらいその状態が続いただろうか。
布団に潜り込んで、ただ地震が過ぎ去るのを待った。
長く暗く、永遠かとも思われた数十秒。

布団から這い出し、おそるおそるリビングへ向かうと、
そこは前日までとはまるで別世界だった。
テレビは信じられないくらい移動して、
棚という棚は全部倒れ、食器やお酒が全部割れてその破片が散らばっていた。

呆然とする中、テレビをつける。
地震情報が流れているが、まだ詳細はわからない。

とりあえず実家に電話だ!
そう思って電話をかけようとするが、通じない。

なかばパニックに陥っていた私は足の裏に鈍痛を感じた。
裸足で歩いていたので、硝子の破片で足の裏をザックリ切っていたのだ。

涙が溢れた。
痛くて、ではない。
恐怖で、であった。


あれから11年・・・街や経済は復興したように見える。
この日が近づくと、テレビではいろんな特集番組を組まれたりする。
それを見るたびに、とても胸が締め付けられるような苦しい思いがするのだが、
天災はいつ、どこで起こるのかわからない。

ベッドの横にはタンスを置かないようにしている。
非常持ち出し袋を用意している。
ベッドサイドには靴下とスリッパを置いている。
食器棚・冷蔵庫は倒れないようストッパーを付けている。
窓には飛散防止フィルムを貼っている。 

モノだけでなく、気持ちも備えておくことが必要なのだろう。


そんなこんなで昨晩は眠れなかった
そのせいか、今日はやたらとハイテンションなわたし
いつまでもつのやら・・・
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あるある | トップ | 食いだおれ »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事