女同士

学生時代、自分は行かないのに友達がトイレに行くのについていったり、
お昼になると机を並び替えて一緒にお弁当を食べたり、
そういう女同士ならでは、のつきあいが苦手で、
いわゆる「一匹狼」的な青春を過ごした。

あれから30数年経ち、
「こじんまりとした同窓会」のようなもので、
当時の同級生に会ったのが２～３年前だったろうか。

はっきり言って、まったく記憶になかったし、
一からのスタート、という感じの付き合いが始まり、
その中で５人組のグループができた。

この２～３年の間にメンバー間でもめ事があったり、
離脱する人がいたり、復帰したり…と
女子ならでは、のややこしさ満載だったのだが、
今月の中頃、同期生を対象にした大々的な同窓会がホテルで開催され、
ワタシは…やはり「参加しない」という選択をした。

人間そう簡単に変わるもんではないし、
嫌な思い出を消し去ることもできない小さい人間であると自覚していたからのことだったのだけれど、
ＬＩＮＥでその準備段階から開設されたトークルームのようなものがあって、
そこでその「同窓会の打ち上げをやろう！」という提案が昨日なされていた。

ま、ワタシは出席もしていないし…とは思っていたが、
当日、会場で上映するムービーのために写真を提供したり、
自分のできる範囲のことは協力していたつもりだったので、
そのままみんなの日程調整の行方を見守って、
もし予定があえば出席しようかなぁー、などと思っていたら、
その５人組のメンバーのうちの一人の女子が
「これは幹事のお疲れさん会だから、
　関係ない人ははずしたトークルームを作ったほうがいいよね」と書き込んできた。

はぃ…関係ない人、です…と、
すぐにそのトークルームから退出した。

女性同士の友情は面倒なところが多い。

やはり30数年経っても、変わらないものはあるのだと実感した。