ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

最期の瞬間

2011-05-21 17:01:46 | 日記
80才を超えた伯父の通夜は、
たしかに悲しくはあるものの、
和やかで、まるで親戚の寄りあいのようで…。

自分の最期に際して、
かける音楽はモーツァルトのレクイエムで、
○○の指揮のやつで…とか、
お花はこんな感じで…とか、
この方々に声をかけて…と、
さまざまな指示を残していった伯父らしい通夜であった。


30年ぶりくらいに会ったおっちゃんには、
「大きなったなぁー」と言われ(爆)…

20年ぶりくらいに会った義理の伯母には
会った途端に「貫禄ついたねー」と言われ…

「それって褒められてないよね」と苦笑いしていると、
「女っぷりがあがったってことやん」とフォローされたりして(笑)。



読経の際、
もし、自分の父親が…とか、
これが自分の兄貴やったら…と考えていたら、
とてもじゃないけれど、
伯母や従兄妹のように笑ったり、
普通にあいさつしたりはできないなぁー、としみじみ思う。

祖父母や知人友人などはあったにしても、
近親者との「大きな別れ」を経験していないからなのかもしれないな、と。

みんなそうやって両親や兄弟姉妹や、
配偶者や、時には子供を亡くして、悲しみに暮れ、
それを乗り越え、笑顔を取り戻していってるのだなぁ。


最期の瞬間に、伯母や子(従兄妹)、孫たちに見守られ、
静かに息を引き取ったという伯父は、
きっと幸せな人生だったのだろう。

ワタシが死ぬときには、いったい誰が看取ってくれるのかな?

帰りの車中で、そう呟いたワタシに、
兄貴は「俺が看取ったるやん」と言っていたが、
アンタの方が、先逝くんちゃうん?(汗笑)。

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