ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

決め台詞

2011-05-11 16:26:46 | 日記
「関西人」と言うと、
「もうかりまっかー?」
「ボチボチでんなぁー」のやりとりが代表的とされる。

儲かってようが、儲かってまいが、
とりあえずは「ボチボチ」と言うのがお約束なのだが、
ここんところの不景気で
「あきまへんわ~」などと本音が出たりもする今日この頃。

実は、他の地域の人には(たぶん)わからんであろう
「関西人同士だからこそあり得るやりとり」というのがあって、
それは思いっきり日常生活に根付いている。

たとえば…
同僚が有給休暇をとって休もうとするとき、
別に困るわけでもなんでもないのに、
殊更大袈裟に「え゛ぇ~~~っ!」と驚いてみせ、
その後もそのハナシがでる度に、
「うそぉーっ!信じられない!と言うか、信じたくない!」とおどけて見せたり、とか。

ある芸能人の髪型に似たカットにしてきた同僚に
「もしかして、それ●●を意識してんの?」と聞くと、
「●●が私を意識して似せてるんですよ」とくる。
それに対して、こっちも「あつかましい子っ!」と返す、とか。

この「○○○しい子っ!」というフレーズ、
漫画「ガラス●仮面」を読んではる人ならわかってもらえると思うのだが、
その作品中に「おそろしい子っ!」というのが何度も登場する
そのアレンジバージョンでw。

最初はなにかあるたびに「おそろしい子っ!」と言って遊んでたのが、
ちょっとずつ進化していって、
「あつかましい子っ!」とか
「いいかげんな子っ!」とか
「よぅ食べる子っ!」とか…
そのシーンにあわせて、ツッコミを入れるのがパターンとなっている。

こんな会話に、大阪に住まう関西人すべてがついてこれるわけではなく、
それは極限られた「ノリのいい」「冗談のわかる」「テンポの速い」
仲間同士において許される挨拶のようなもんで…。

注意しなければいけないのは、
「テンポの遅い」「ボケツッコミのわからない」
いわゆる「関西人気質」じゃーない人に、
このパターンのツッコミを入れると、
単に「いけずしてる」とかいう風に見えるので気をつけて♪
(誰に言うてるんや?)

こう言ったら、こう返ってくる、という
阿吽の呼吸のようなもんが空気中にあって、
たまーに、予想していたよりも「上級の返し」をされた日にゃー、
やられた!というか、負けた!と思ってまうのは生粋の関西人。

ボケ→ツッコミだけではなく、
ツッコミ→ボケ、などバリエーションを持っているのはかなりの上級者。

どっちかというと、
最後の「決め台詞」を言いたいがために、
途中の会話を続けてるかもしれんくらいの、
ちょっとした劇団員っぽいのが「関西人」なのかもしれないw。

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