『HUNTER-その女たち、賞金稼ぎ-』 第8話
井坂 黎 ・・・・ 米倉涼子
本村 純 ・・・・ 桐谷美玲
鈴木真知子 ・・・・ 戸田恵子
和久井和美 ・・・・ 堀内敬子
権藤 猛 ・・・・ 谷原章介
寺島吾郎 ・・・・ 小泉孝太郎
井坂 茜 ・・・・ 山口紗弥加
井坂 春 ・・・・ 川島鈴遥
大岩省吾 ・・・・ 柄本 明
真知子のDV夫が登場した。真知子は老舗和菓子屋の女将だった。夫は一見すごく良い人そうで、でも初めから真知子のことを浪費癖があるとか自分の子どもを産みたくないとか結構な悪口を言ってるわけである。
んー。この手の夫はなんか危ない気がする。失踪した奥さんを責めて何気なく自分を良く見せようとしてるところが。DVって実際の暴力だけじゃないわけだし。
和久井は「いい旦那さんじゃない、家に帰った方がいいよ」とかDVの怖さを分かっていないと思う。
黎も逃げずに向き合った方がいいと言い出してるけどDVはね、逃げるしかない。
で、真知子の言い分はこう。
夫の機嫌に振り回され怒ると何週間も口をきいてもらえず、子どもを欲しいと言ったら
「お前は俺のこどもを産めるほどレベル高くないだろう」と言われたって。
権藤に相談したところ、モラハラだと教えてもらう黎さんである。モラハラって立派なDVなんだけどね。警察は基本的には民事不介入だから同席はするけど具体的なことは何もできない。モラハラ夫は人前では優しくていい人ぶって人目のない自宅で妻に精神的な苦痛を与えるのだ。
わあ~…これはきっついわー。本当にもう嫌やわ。誰か真知子さん助けてあげて。このままやったら追い詰められて最悪の結末を迎えてしまうやんっ!
そこは黎が「真知子さんはあの旦那さんに洗脳されてるんだよっ」と説得して、自分の考えで離婚という結論を出した。
夫がいい人そうと騙されていた純も和久井も目の前で豹変した夫の様子に、真知子の味方になる。
何年かかっても闘って離婚するんだと真知子は言って、そのためにバウンティハンターを続けて稼がないとと笑った。
老舗の和菓子屋の旦那かあ。長い闘いになりそうだな、と思う。姑も健在みたいだし、もし裁判にでもなったらきっと嫌な思いもたくさんするんだろう。
でも人間として扱ってくれない夫のそばで一生を終えるなんて絶対嫌だと思う。
人間として生きるための闘いなら、友だちが信じて助けてくれるなら頑張れるんだよね、きっと。
と、またお涙頂戴な展開ではあったが、なんだか突然黎の妹・茜が殺人の被疑者って。
あと寺島が店に出入りし始めてるし、妙な新入り客も登場。そこは大岩が「あれは普通のサラリーマンじゃないな、きっと」と伏線張ってるし。
この新入り客は『SP』の石田さん役の人だ。好きな役者さんなのでちょっと嬉しい。
今回権藤の出番少なくてつまらなかったなー。
それと米倉さんがはいてたスカートが可愛かった。欲しい。似合わないけど。着こなせない、が正解か。