超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Decline Effect 下降効果

2008-08-12 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(D-3)>

Decline Effect 下降効果
超心理実験のスコアが、実験の開始時に高く、後に行くと
低くなる傾向。または、最初の実験で高く、続く実験で
低くなる傾向。あるいは、能力が高いと見られる被験者が
実験を繰り返すうちに能力が低下する傾向。

※懐疑論者は、これは回帰効果(偶然に高いスコアが出た
 実験に後から注目し、それが平均期待値に戻る現象)に
 すぎないと指摘するが、超心理学者は回帰効果を除外
 しても下降効果は残り、その原因は「飽き」だとしている。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-1.htm


Deathbed Experience 臨終現象体験

2008-08-11 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(D-2)>

Deathbed Experience 臨終現象体験
死に逝く人が、霊魂を目撃したり、身内の死者に会ったりする、
あるいは、あの世を見たり、天界の調べを聞いたり、感じたりする
ような、一連の言動をすること。しばしば変性意識状態で高揚した
様子になる。

※臨死体験(Near-Death Effect)が当の本人の1人称的体験を指す
 のに対して、こちらは、看取る人から見た2人称的視点のようだ。


Decision Augmentation Theory (DAT) 意思決定拡張理論

2008-08-10 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(D-1)>

Decision Augmentation Theory (DAT) 意思決定拡張理論
エドウィン・メイら(1995)が提唱した、超心理の統一的説明を目指した
理論。人間には現実に対する透視能力に加え、将来にわたった(完全
とも言える)予知能力があり、その膨大な情報へと拡大された意思
決定が(超能力発揮時に)なされているとする。

⇒ミクロPKを予知として説明する一方、マクロPKを否定する。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-4.htm


Cryptomnesia 潜在記憶

2008-08-08 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(C-41)>

Cryptomnesia 潜在記憶
過去の体験記憶が潜在意識に隠れており、意識のうえでは
その記憶があることが認知できてない状態。その記憶が想起
されるときに超常的な知覚と判断されやすい。超常現象の
一部を通常現象として説明する仮説として提案されている。


Cox Machine コックスの装置

2008-08-03 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(C-37)>

Cox Machine コックスの装置
かつてW・E・コックスが、即時的なPK認定テストのため
に考案した装置。多くの小区画が設けられたところに、
ベアリングの小球を多数落としたとき、各区画に均等に
小球が入るように設計しておく。被験者は、あらかじめ
決めた半数の区画にたくさん小球が入るように念じる。
とり決めた区画に期待数を超えた小球が入ればよい。

※今日の乱数発生器によるPK実験と同様の考え方だ。


Covariance Effect 共分散効果

2008-08-02 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(C-36)>

Covariance Effect 共分散効果
ガードナー・マーフィーとエルンスト・テイヴァスが使った言葉。
2つのESP実験を続けて行なうと、一方のスコアが高いと他方の
スコアも高く、一方のスコアが低いと他方のスコアも低い傾向が
見られる現象をこう呼んだ。

※相関効果と呼んでも同様の意味になろう。