超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

感覚刺激による違い

2011-04-26 | 超心理学と心理学
超心理学と心理学(10-1)
・感覚刺激による違い

プラットら(1939)は、ESPカードの記号の大きさを
大中小と変化させて実験したが、差はなかった。しかし、
大きさを変えた一連の試行の始め部分のスコアは
高かった。これも知覚の要素でなはなく、新奇性という
関心動機の要素に左右されていると言える。

ウッドラフ(1960)は、記号の色を赤と黒の2色で実験
したが、差はなかった。カー(1983)は、色盲者が識別
しやすいパターンと、健常者が識別しやすいパターンを
比べて実験したが、差はなかった。

ショーヴァン(1961)は、4人の子どもたちに、通常の
ESPカードと、マイクロフィルム(顕微鏡で見ないと
記号が見えない)のESPターゲットで比較した。その
結果、マイクロフィルムのほうで有意にミッシングが
おきた。私(シュマイドラー)の考えでは、ヤギと同様
マイクロフィルムでは当たらないはずだという先入観が
この結果を招いたのだと思う。

能力者による実験でも、感覚刺激による違いがない
ことが示される傾向にある。



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