RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

香り かぐわしき名宝展

2011-04-17 21:00:00 | 美術
見てきました

東京芸術大学大学美術館

会期は2011年4月7日から2011年5月29日。


日常で“香り”を気にしていますか??
今回は“香り”という目に見えないものを見ようとする、五感や想像力で味わうという、なかなかおもしろい展示です。
「見えないものを見ようとする展示とかどこのBUMP OF CHICKENだよ」などのツッコミは無用です★

香りっていうと、梅の花が咲くころになると
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花
主なしとて 春を忘るな」
という菅原道真の歌が思い出されます。

今回、出品リストが縦書き。

めずらしい~
縦書きなだけで和を感じる。

「香りの日本文化」
「香道と香りの道具」
「絵画の香り」
以上の3つから構成されています。

出品作は香箱などの香りを楽しむ道具から、香炉など香りにまつわるものが描かれている絵画、また、香り立ちそうな絵画や香木まで香りにまつわるものが勢揃い。
香木に触れたり、香りのサンプルがあったりと見るだけではなく体験して楽しめます

香木初めて見た、かも。
香木にも重要文化財ってあるんですね。
ただの木にしか見えないものも実はものすごく歴史的価値のあるもの。

野々村仁清「色絵雌雉香炉」
重要文化財です。
堂々としています。
色も艶も美しい。
4月27日までの展示です。

蒔絵の香箱や七宝の香炉、美しくて惚れ惚れしてしまいます。
「松竹梅蒔絵十種香箱」
とかね。

「絵画の香り」では。
ポスターにも使われている
速水御舟「夜梅」

やっぱり御舟好き
御舟は「芸術の上に常に欲しいと思ふのは芳しさです」と言ったようですが。
この作品から感じるよ。
夜の暗闇、月明かりに照らされる梅からほのかに春を告げる香りが。
静寂の中、目を閉じたらますます香りを強く感じそう。


今回、購入したのは、
香りつきのポストカード

速水御舟の夜梅と上村松園の楚蓮香之図(展示は5/8まで)を購入。
香りはジャスミン。
え、梅じゃないの!??
って言いたいところですが。
香り展ならでは、なポストカードです



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