RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展 エルメスのアトリエにて

2014-05-02 21:30:00 | 美術
見てきました

メゾンエルメス

会期は2014年3月20日から2014年6月30日。

今回は「アーティスト・イン・レジデンス」というエルメス財団主催プログラムの製作プロセスや成果を紹介する展示となっています。
アーティスト・イン・レジデンスとは、フランス国内のエルメスの工房と密接に協力しながら実施されているプログラム。
意欲のある若手アーティストたちに、エルメスの工房が有する高い技術や素材を使って、作品を制作する機会を与えることを目的としています。
2010~2013年の4年間を通じて、毎年4人のアーティストがフランスにあるエルメスの工房に滞在。
レジデンス先の工房で職人技に触れるとともに、クリスタルや特別な革、銀やシルクなどの素材を使いながら作品を作る機会となります。
今回、2010~2013年のレジデンスで16名のアーティストたちがエルメスの工房で創り出した作品が全て展示されています。
なお、工房における円滑なコミュニケーションの必要性から、フランス語を話すアーティストが対象だそう。

これまでの展示は8階のフロアしか使用していませんでしたが、今回は9階も使っています。
初めてだー。

今回、作品について書かれたとても大きな冊子(!?)をいただきました。

中はカラーで作家さんや製作過程なんかが紹介されています。

とても大きな、と書きましたが、どのくらいかというと。

このぐらい。
これじゃあ、チラシを保管しているA4のファイルには入らない……

展示作品はクリスタルや皮、シルクなど、エルメスが使う一流のものが使われています。
そして、普段エルメスのバッグや食器を作っているだけあって、その技巧はすごい。
もううっとりです。
そして「うわー」と声をあげたくなる。
一人なので黙るように自分に言い聞かせるのが大変です。。笑

好きなのは、オリヴィエ・セヴェール「無からは何も生まれない」
オリヴァー・ビアー「沈黙は金(槌骨、きぬた骨、あぶみ骨)」「アウトサイド・イン」
そして唯一、日本人でこのプログラムに選ばれた小平篤乃生さんの「サンルイのための楽器」
これがとにかく素敵。
サンルイのクリスタルの工房で作られた作品。
クリスタルの半球を組み合わせたものの中で、時計の針が逆回転。
こすれて音を生み出すのです。
暗い空間で静かに耳を傾けその音を聴いている瞬間もすごく楽しいものでした。

どの作品もとてもおもしろく、じっくりじっくり鑑賞してきました。
仕事後に行ったのですが、私以外に人はいなくて貸切状態です。
これが謎。
すごくいい展示だったのに!!
もう一度、行きたいと思います。



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