見てきました
根津美術館
会期は2014年4月19日から2014年5月18日。
春です。
今年もやってきました、国宝「燕子花図屏風」の季節。
今年は尾形光琳の「燕子花図屏風」と円山応挙「藤花図屏風」が競演です。
豪華
そのほかに琳派の金屏風、応挙に始まる円山四条派の作品などが展示されています。
毎年恒例、なので今回書いてく作品、以前にもコメントを書いたことがあるものばかり。笑
ですのでこの展示については軽く書く程度にします。
「四季草花図屏風」
6曲1双の屏風。
伊年印、、俵屋宗達の工房で制作されたもの。
金地に70種近くの草花が没骨で描かれています
百合や紫陽花などが散らされ華麗です。
「草花図屏風」
6曲1隻の屏風。
こちらも伊年印の屏風。
ですが、こちらは素地にバランスよく、あやめやけしなどが描かれています。
喜多川相説「四季草花図屏風」
6曲1双の屏風。
右から春、夏、と季節が流れていきます。
芥子、かきつばた、夕顔、菊、薄、桔梗に雪積もる南天。
夕顔は垣根に絡み付いているところが描かれているというちょっと変わったもの。
それがいいアクセントになっています。
俵屋宗達「燕子花図屏風」
6曲1双の屏風。
本展の主役です。
金地の大画面いっぱいに、青と緑の絵具のみを使って、描かれた燕子花。
圧倒的な存在感です。
いつ見ても美しい。
色の鮮やかさなど、素晴らしいです。
円山応挙「藤花図屏風」
6曲1双の屏風。
もう一つの主役です。
金地に藤の花。
薄く繊細な藤の花はきらきら輝いています。
優美です。
鶴沢探鯨「秋草図屏風」
2曲1隻の屏風。
素地に秋の草花が落ち着いた色彩で描かれています。
さまざまな高さの植物を描き、左上には大きな空間。
バランスも絶妙です。
椿椿山「花鳥図屏風」
6曲1双の屏風。
右隻には桃と柳に飛び交う燕。
左隻には梅に葦と雁。
さっと描いたかのような筆遣いですが、的確に表現されたモチーフは生き生きとしています。
鈴木其一「夏秋渓流図屏風」
6曲1双の屏風。
水の流れと木々の緑、地の金が眩しいぐらいに鮮やかな作品。
右隻はヒノキの林に流れる水と鉄砲百合咲く夏の景色。
左隻はヒノキ林の中、桜の葉が色づく秋の景色。
強い色彩で不思議な世界の印象です。
何度も見ていますが、面白くて好き。
源「業平舞図」
男装した女性の舞姿を描いたもの。
赤と青の雪輪紋、桜の花を散らし、金泥のかすみがかった着物が美しい。
所作もきれい。
静かな佇まいです。
長沢芦雪筆 銅脈賛「竹狗児図」
竹の根本に子犬が2匹。
1匹はこちらを向き、もう1匹はこちらに背中を見せています。
こちらを見ている犬の顔の愛らしいこと。
反対に背中を見せている犬は輪郭だけをシンプルに描いています。
竹は墨の濃淡で表現され、こちらも素晴らしい。
森祖仙「龍・鹿図」
龍と組み合わされる動物といえば虎ですが、こちらは鹿。
3幅の作品で、鹿・龍・鹿と展示されています。
空に昇っていく龍の両脇を固めるのは、ふわふわでかわいらしい顔をした鹿。
さすが祖仙といいたくなるその毛並の表現です。
呉春筆 日野資枝・烏丸光祖賛「南天双鳩図」
初夏の南天は白い花が咲くんですね。
その木の下に鳩が2羽。
首元の微妙な色の変化までしっかり表現されています。
松村景文「栗小禽図」
墨の濃淡のみで栗と禽が描かれています。
栗の木は対角線の構図。
大胆でおもしろい。
山口素絢・松村景文「花鳥図襖」
この襖は13面あるそうですが、今回はそのうち8面の展示。
素絢が描いた4面は春から秋の景色。
つつじや水仙、桔梗などが描かれ、屏風下部には金が散らされています。
景文が描いた4面は早春の水辺の景色。
鴨が優雅に泳ぐ、穏やかで美しい景色。
このような襖が家にあったらさぞやのんびり、そして豊かな時間が過ごせるんだろうなぁ。
さて、根津美術館といえば庭園。
今回も見てきました。
自然に囲まれるって素晴らしい。
すがすがしいです。
見えてきたのは藤棚。
すごく立派。
紫が美しい。
とてもいい香りがしました。
ここでのんびり過ごしたい。
すごい!!
お目当てのかきつばた。
満開でした。
いいタイミングだったなー。
行ったのは4月29日15時ごろです。
きれいきれいきれい。
なんて素晴らしい景色なんだ。
その季節の美しい花を毎年見れるってこと。
すごく幸せなことだなぁ。
展示も庭園もおすすめです!!
ぜひ、美しい光景を楽しんできてください。
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根津美術館
会期は2014年4月19日から2014年5月18日。
春です。
今年もやってきました、国宝「燕子花図屏風」の季節。
今年は尾形光琳の「燕子花図屏風」と円山応挙「藤花図屏風」が競演です。
豪華
そのほかに琳派の金屏風、応挙に始まる円山四条派の作品などが展示されています。
毎年恒例、なので今回書いてく作品、以前にもコメントを書いたことがあるものばかり。笑
ですのでこの展示については軽く書く程度にします。
「四季草花図屏風」
6曲1双の屏風。
伊年印、、俵屋宗達の工房で制作されたもの。
金地に70種近くの草花が没骨で描かれています
百合や紫陽花などが散らされ華麗です。
「草花図屏風」
6曲1隻の屏風。
こちらも伊年印の屏風。
ですが、こちらは素地にバランスよく、あやめやけしなどが描かれています。
喜多川相説「四季草花図屏風」
6曲1双の屏風。
右から春、夏、と季節が流れていきます。
芥子、かきつばた、夕顔、菊、薄、桔梗に雪積もる南天。
夕顔は垣根に絡み付いているところが描かれているというちょっと変わったもの。
それがいいアクセントになっています。
俵屋宗達「燕子花図屏風」
6曲1双の屏風。
本展の主役です。
金地の大画面いっぱいに、青と緑の絵具のみを使って、描かれた燕子花。
圧倒的な存在感です。
いつ見ても美しい。
色の鮮やかさなど、素晴らしいです。
円山応挙「藤花図屏風」
6曲1双の屏風。
もう一つの主役です。
金地に藤の花。
薄く繊細な藤の花はきらきら輝いています。
優美です。
鶴沢探鯨「秋草図屏風」
2曲1隻の屏風。
素地に秋の草花が落ち着いた色彩で描かれています。
さまざまな高さの植物を描き、左上には大きな空間。
バランスも絶妙です。
椿椿山「花鳥図屏風」
6曲1双の屏風。
右隻には桃と柳に飛び交う燕。
左隻には梅に葦と雁。
さっと描いたかのような筆遣いですが、的確に表現されたモチーフは生き生きとしています。
鈴木其一「夏秋渓流図屏風」
6曲1双の屏風。
水の流れと木々の緑、地の金が眩しいぐらいに鮮やかな作品。
右隻はヒノキの林に流れる水と鉄砲百合咲く夏の景色。
左隻はヒノキ林の中、桜の葉が色づく秋の景色。
強い色彩で不思議な世界の印象です。
何度も見ていますが、面白くて好き。
源「業平舞図」
男装した女性の舞姿を描いたもの。
赤と青の雪輪紋、桜の花を散らし、金泥のかすみがかった着物が美しい。
所作もきれい。
静かな佇まいです。
長沢芦雪筆 銅脈賛「竹狗児図」
竹の根本に子犬が2匹。
1匹はこちらを向き、もう1匹はこちらに背中を見せています。
こちらを見ている犬の顔の愛らしいこと。
反対に背中を見せている犬は輪郭だけをシンプルに描いています。
竹は墨の濃淡で表現され、こちらも素晴らしい。
森祖仙「龍・鹿図」
龍と組み合わされる動物といえば虎ですが、こちらは鹿。
3幅の作品で、鹿・龍・鹿と展示されています。
空に昇っていく龍の両脇を固めるのは、ふわふわでかわいらしい顔をした鹿。
さすが祖仙といいたくなるその毛並の表現です。
呉春筆 日野資枝・烏丸光祖賛「南天双鳩図」
初夏の南天は白い花が咲くんですね。
その木の下に鳩が2羽。
首元の微妙な色の変化までしっかり表現されています。
松村景文「栗小禽図」
墨の濃淡のみで栗と禽が描かれています。
栗の木は対角線の構図。
大胆でおもしろい。
山口素絢・松村景文「花鳥図襖」
この襖は13面あるそうですが、今回はそのうち8面の展示。
素絢が描いた4面は春から秋の景色。
つつじや水仙、桔梗などが描かれ、屏風下部には金が散らされています。
景文が描いた4面は早春の水辺の景色。
鴨が優雅に泳ぐ、穏やかで美しい景色。
このような襖が家にあったらさぞやのんびり、そして豊かな時間が過ごせるんだろうなぁ。
さて、根津美術館といえば庭園。
今回も見てきました。
自然に囲まれるって素晴らしい。
すがすがしいです。
見えてきたのは藤棚。
すごく立派。
紫が美しい。
とてもいい香りがしました。
ここでのんびり過ごしたい。
すごい!!
お目当てのかきつばた。
満開でした。
いいタイミングだったなー。
行ったのは4月29日15時ごろです。
きれいきれいきれい。
なんて素晴らしい景色なんだ。
その季節の美しい花を毎年見れるってこと。
すごく幸せなことだなぁ。
展示も庭園もおすすめです!!
ぜひ、美しい光景を楽しんできてください。
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