RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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棟方志功 幻の肉筆画展

2012-02-15 21:30:00 | 美術
見てきました

日本橋三越本店 新館7階ギャラリー

会期は2012年2月8日から2012年2月19日。

棟方志功、、最近だとパルコミュージアムで見た作品が素敵だったな~。
と思い返しつつ。
今回は肉筆画展。
あれ、志功って版画ばかり、、というより版画しか見たことないかも。

青森に生まれた棟方志功は独学で絵の勉強を。
ゴッホの「ひまわり」の複製画を見て画家になる決心をします。
21歳で上京。
5年後に油彩画が帝展入選。
最初は油彩だったんですね。
その後、版画家を志し、数々の国際美術展で最高賞を受賞。

そんな"版画"の棟方の肉筆画。
棟方と交流のあった個人邸宅に残されていたものだそうです。
肉筆の建築装飾画を中心に約50点の展示です。
関東では初公開。
さらに「二菩薩釈迦十大弟子図」と改刻前「二菩薩図」を特別展示とのこと。

「竹図」
水墨画です。
繊細で、でも力強い。
竹が伸びやかでしなりも美しい。
こんな作品もあるのかと感心すると同時にその表現力の広さに驚きます。

棟方は病に倒れた旧所蔵家を励ますために、邸内のあらゆる場所に描いたそうです。
襖や納戸、板戸に描かれた絵は個人邸宅に残されていたため人の目に触れることはほとんどなかったそうです。

「乾坤無妙」
襖絵墨書です。
存在感あって今回の展示でも一際目立っていました。
迫力に満ちたかっこいい作品です。

今、この作品たちは三重県のパラタミュージアムが所蔵。
いいもの、見ました。



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