メカロクの写真日記 2

草花のマクロ写真など いわゆる ネイチャーフォトを 中心に据えた 写真日記です

080104 伊豆-3(下田市街で見た建物)

2008年01月24日 | 人工物
爪木崎で朝焼けを撮った後、暫く休憩してから、下田市街を散策しました。

ここの市街には、旧い、あるいは新しくても情緒のある建物が沢山ありますし、商店の飾り付けも面白く、また、真冬でも沢山の花が咲いていて、被写体には困りませんので、今回を含めて3回の新春伊豆撮影旅行では、欠かさずカメラ散策をしています。

という訳で、「080104 伊豆」シリーズは、今日から4回、下田市内の散策時に撮った写真の特集で、初回の今日は「下田市街で見た建物」です。

昨年は NIKKOR 50mmF1.4 1本で撮りましたので、今年は NIKKOR 28mmF2.8 と薄い中間リング E2、リバースリング(逆付けアダプタ)、1.4倍テレコン EC-14、そして念のための 150mm マクロに絞って出掛けましたが・・・結局、全て NIKKOR 28mmF2.8 単体で撮影し、他の持ちものは「足腰劣化防止のための錘(バーベル)」になっただけでした(笑)。

このレンズは、35mm 版換算 56mm 相当、つまり、やや長めではあるものの標準レンズの焦点域で、しかも、最短撮影距離が 20cm と、35mm 版の標準レンズでは考えられないほど近寄れ、マクロレンズの役目もある程度果して呉れますので、身軽な散歩には重宝します。

そして、建物を撮影したときに目立つものとして、画面の傾き(腕が未熟なメカロクの量産品。格子付ファインダースクリーンが欲しい! でも E-300 はスクリーン交換できない(怪しげな外国製品はあるようなので、自己責任での交換はできない訳ではないが・・・) → E-3 が欲しい!)、歪曲収差(「たる型ひずみ」「糸巻型ひずみ」「陣笠ひずみ」。金欠病のメカロクには無縁の高級レンズなら、無視できるものも多い)、遠近収差(見上げたときの「上すぼまり」などの当たり前の現象で、「収差」という方がおかしい! シフト機構付のレンズなら撮影時に補正できるが、これまた高価でメカロクには無縁だし、そもそも、フォーサーズ用シフトレンズは市販されていない)がありますが、これらの全てを補正できる現像ソフト SILKYPIX Developer Studio 3.0 も、強力な助っ人になって呉れます。

1.下田市街 080104
  海鼠壁
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
下田市内には、海鼠(なまこ)壁が、あちこちに残っています。
海鼠壁というと松崎を思い出しますが、今年は、松崎は往きも還りも夜で、通過しただけでした。


2.下田市街 080104
  割烹(創作和食店)
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
これは新しい建物のようです(昨年は気づかなかったので、昨年建てられた?)が、ちょっと気になる存在でした。


3.下田市街 080104
  和菓子店
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
これも旧い建物ではありませんが、やはり気になる存在で、昨年も一昨年も撮っています。


4.下田市街 080104
  喫茶店(和風珈琲店?)
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
ここからの4枚は、「ペリーロード」と呼ばれる一角で撮ったものです。
中でも4~6枚目の建物は、私の一番のお気に入りで、昨年も(1~3枚目。勘違いか、それも正しいのか、「骨董屋」としています)一昨年も、何枚か撮りました。


5.下田市街 080104
  喫茶店(和風珈琲店?)
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
建具の面材がガラスで、反対側の道路を、まるで鏡のように写しているのは、ちょっと艶消しかな・・・?


6.下田市街 080104
  喫茶店(和風珈琲店?)
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
この雰囲気、元は、旅籠でもしていた建物でしょうか・・・?
2階部分を 56mm 相当のレンズで撮っているので、かなり近寄っている、つまり、かなり見上げています。
ここまで見上げた(角度がついた=撮像面と被写体とが平行でない)画像で、鉛直線(柱など)を全て真っ直ぐに立ててしまうと、流石に不自然に見えるので、現像時の遠近収差補正は、ほどほどに留めています。


7.下田市街 080104
  喫茶店(甘味処?)
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 28mmF2.8 (<F2.8>)
4~6枚目と同じく喫茶店のようですが、すぐ近くにあるのに、外観の印象は(多分、店内の様子や商い品目も・・・)かなり違っていて、面白いですね。