まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

やらされ感の仕事は危ない

2018年02月18日 | 日記
連続で地元紙千葉日報からのネタだが、中学教員の66%が「過労死ライン」というショッキングな見出しで、県教委が発表した公立学校教員の勤務時間実態調査の結果が載っていた。
 
「過労死ライン」については、いくつも定義があるようで、よくわからんという感じを持っているが、月80時間を超える時間外労働あたりを言うらしい。
 
中学の管理職以外の一般教員の週在校時間64時間23分(1日平均11時間23分)で、オーバータイムの主な理由は、部活、授業準備、採点・成績処理とのこと。
 
中学教員になり、いったん自立したはずの子が転勤に伴い、わが家にパラサイトして2年。そのタイムスケジュールは、この調査を十分裏づけている。
 
部活を持っているようなので、朝は6時には家を出て、帰宅は21時過ぎのことが多い。家にいる時間は、9時間前後。
土日の帰宅は少し早いようだ。夏休み冬休み期間中も部活で土日並みの時間には家を出ていくことが多い。
 
自分の思いを伝えるための収集・思考の時間は楽しいのだろうし、授業や部活で自分のかかわった生徒たち結果を残せば、我がことのように喜んでいる。
 
その前向きな気持ちがあれば、長時間の仕事も大丈夫かな、とも思う。
でも、仕事は、やらされ感が出たとき、”楽しい時間”は”拘束時間”に変わる。自分の好きなこと、やりたいこと、関心があることであれば、案外一日中関わっていてもへこたれることはない。逆に、拘束感、孤立感をもちはじめると、まず、肉体よりも精神が病んでくる。ここが一番心配だ。
 
親心では、よそのお子さんの面倒をみるより、一日も早く家庭を持って、自分の子供を育ててみなさい、と言いたいが、今のような生活ペースではその目は当分ないのだろう。
 
好きで選んだ職業なのだから、長く続けてほしい。嫌になったら休むことも含め、”楽しい時間”で子供たちと関わってほしいと願っている。
 
小学生には、学童保育が定着してきた。高校生は、塾や、そうでなくても、自立して行動できる。中学生の部活というのが、どうも中途半端な位置づけになって来ているようだ。
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<今日は何の日>
今日は、旧暦正月三日です。
 
2月16日が、旧正月。江戸時代の「もういくつ寝ると」と子供たちが待ったお正月は、梅の花が満開で日中は温かさを感じ初めた今頃だったのですね。
新春感という点では、現在のお正月よりは旧正月の方が雰囲気を感じます。春本番ももうじきです。
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平均値では見えない生活の実情

2018年02月16日 | 日記
地元紙千葉日報で、『鉄道乗車人数から見る千葉県の姿』という記事を読んだ。
 
千葉県の人口は、約620万人(2017年人口推計)、東京都の約半分。
県全体では、前回の国勢調査(2015年)より、3万3千人あまり増加していて、人口数では全国でも6番目に多い。
 
幕張メッセや成田国際空港もあり、県のマスコットキャラクター「チーバくん」の顔、胸の辺りまでのエリアは、東京都内とそん色ない街が多い(と、思う)。
 
この数字だけを見ると、”伸び行く千葉県”という印象もあるかもしれないが、その他の部分はというと、浸食され続ける九十九里浜同様、人口減・過疎化が進み、若い世代にとっては、週末に来る居所にはいいけれど、定住する住所には厳しいというのがの実情だろうと思う。
 
記事によると、県内にはJR12路線、私鉄19路線が通っており、JRは約194万人、私鉄路線は約167万人、合計約361万人が毎日鉄道を利用しているようで、利用率は、人口の6割近くとなる計算らしい。
 
平均値で見るこの数値からは、千葉は都会!的な印象を持つが、これが数字のトリックとでもいおうか。
 
<一駅の一日当たり利用者ランキング>
1位 西船橋   約32万5千人
2位 船橋    約23万7千人
3位 柏     約18万9千人
ワースト1
  東総元・小谷松(いすみ鉄道)・飯給(小湊鉄道)の3駅で、一日平均たったの4人。
  
ワースト10位までに、いすみ鉄道が7駅、小湊鉄道が2駅、銚子電鉄が1駅。
 
一日乗車人数100人未満の駅を見ると、JRで4駅(内房線=太海・江見・和田浦、外房線=鵜原)、銚子電鉄で5駅、小湊鉄道で9駅。いすみ鉄道では14駅中、10駅も。
 
<路線別利用者ランキング>
1位 JR総武線
2位 JR常磐線
3位 東武野田線
ワースト3位 JR久留里線
ワースト2位 いすみ鉄道
ワースト1位 銚子電鉄
 
このワースト路線、実は、そのあたりに私の住処がある。
 
最寄り駅まで出るバス停まで行くにもそこそこの距離があり、バス停まで出ても、運行は朝夕数本、週末は運休(/_;)。車がなければ、駅に出るのも一苦労で、千葉県民鉄道利用率6割から受ける印象とは程遠い現実がある。
所さんの番組で秘境駅として放送されたいすみ鉄道久我原駅のような駅がたくさんあるということだ。
 
一日たった4人の利用者でも、私のような”お散歩じいさん”が道楽で使っているのではなく、実は、車に乗れない方や中高生たちのなくてはならない移動手段なのだ。
 
私企業は儲けがなくては、継続性がない。
お上のように、持っているところ、タバコ・酒といった習慣性のところに税をかけて賄うわけにはいかない。
 
人口減、利用者減という逆境の中で、ワーストに位置するいすみ鉄道(グルメ列車等)、小湊鉄道(トロッコ列車等)、銚子電鉄(ぬれ煎餅等)各社は、様々な創意工夫と経費削減で頑張って地域の弱者の足と自社で働く雇用を守っている。
 
いすみ鉄道、小湊鉄道線、JR久留里線沿線は、もうじき菜の花の黄色い絨毯におおわれ、五月頃までは、車窓からの桜、目に染みるほどの新緑もきれいだ。
南房総の安房、上総エリアは、実は、中世の国盗り物語で時間を費やすには面白い所ではあるのだけれど、ワンカップやポケットウィスキーをちびちびやりながら、ただ、ぼ~~っと、車窓の風景を眺めているだけでも、癒しのコスパは悪くないと思う。
 
花より団子ならば、いすみ鉄道沿線のとんかつ有家のわらじとんかつ、久留里線沿線の焼きそば志保沢商店など、一日乗車券での途中下車で、ローカル色いっぱいの食の楽しみもある。
 
銚子電鉄は、営業キロは短いけれど、ヒゲタ醤油など近世の利根川を使い栄えた市街観光、なによりぐるっと見渡せる灯台の春の海、新鮮な魚料理などの楽しみもある。
 
便利になった高速道路での移動もいいけれど、千葉県のローカル鉄道の旅を楽しんでくれる人がもっと増えるといいと思う。
 
東京オリンピックでは、JR東浪見駅最寄りの釣海岸でサーフィンが行われる。
数年のスポットではあるが、これをきっかけに、「チーバくん」全体の血流がよくなり、たくさんの若い世代が千葉の田舎に定住してくれ、それが結果として、私を含めたじいさん、ばあさんの人らしい生活を支えてくれたら、などと都合の良いことを考えている。
 
どこかが栄えれば、どこかが寂れていく。
千葉県だけに限らず、均等に発展するということはなかなか難しいことのようだ。
 
昨夕書き出し、長文になってしまった。
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<今日は何の日>
1948(昭和23)年の今日、朝鮮民主主義人民共和国が成立しました。
 
英語表記では、「Democratic People's Republic of Korea」となるのだそうです。
私的には、韓国の「Korea」より民主的な響きも感じますが、実態はかなり違うようです。さて、オリンピック後、どうなるのでしょうか。平和裏に事が進むと良いのですが。
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もうすぐ春ですね、春一番

2018年02月15日 | 家事・雑草との日々
まだ、最低気温は0℃前後、最高気温は10℃を下回る日も多いが、昨夜春一番が吹き荒れた。
空気の入れ替わりの季節が始まったようだ。

これから田植えの頃までは三寒四温。強い風や雨があるごとに、季節が少しずづ変わっていく。
 
苦土を入れたり、堆肥を鋤きこんだり、春の家庭菜園の準備にそろそろ取り掛かろう。
定番だけれど、ジャガイモの植え付けから今シーズンもスタートかな。
 
外仕事の前に、今日、明日で、宅内の掃除、フローリングのワックスがけを片づけてしまわないと(@_@。
 
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<今日は何の日>
今日は、春一番名付けの日だそうです。
 
昨晩の春一番は、絶妙のタイミングだったいうことですね(笑)。
 
「春一番」の語源には諸説があるようですが、1859(安政6)年2月13日、長崎県壱岐郡郷ノ浦町の漁師が出漁中、おりからの強風によって船が転覆し、53人の死者を出して以降、漁師らがこの強い南風を「春一」または「春一番」と呼ぶようになったようです。
1963(昭和38)年2月15日の朝日新聞朝刊での「春の突風」という記事で「春一番」の強風が報じられ、「春一番名付けの日」となったのだとか。
 
 
コメント (2)
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熱中症より凍死の方が多いとは

2018年02月13日 | 日記
ラジオ放送の中で、冬の凍死者数は、夏の熱中症死亡者の1.5倍もあるという話題をきいた。
 
凍死は、雪国や雪山での出来事と思っていたので、室内での低体温症で亡くなる人が非常に多いのだという話に、驚きだった。
 
人は、体温が45℃になっても死んでしまうが、逆に、35℃になると方向感覚が鈍くなり、ついで性格が内向的になり、物忘れしやすくなる。
さらに30℃で無感覚になり、27℃で死んでしまう生き物らしい。
 
適応範囲30℃~45℃。どんなに威張ってみても、わずか15℃の温度変化にしか適応できない、脆弱な生き物なのだと改めて思う。
 
いまいち、凍死のイメージがわかなかったが、例えば、お酒を飲んで酔っ払い、10℃以下の寒い部屋で布団をかぶって寝ていても、睡眠時は低体温になるし、お酒もさめてくるときは体温を下げるらしい。「ぽかぽか布団の中で寝ている間に突然死(凍死)」のようなケースに陥る可能性も十分あるのだとか。
 
そういわれると、かなり現実的で、自分も十分凍死予備軍だ(笑)。
 
室内凍死増加の要因には、高齢者等の孤立、貧困があるのでは、と解説していた。
 
田舎には十分な収入の得られる職が少ないこともあり、私の周りでも若い人たちは都市部に住み核家族化・過疎化が進んでいる。冠婚葬祭は、お葬式ばかりだ。
 
平均値をとって好景気だとのアナウンスがあるが、年金は切り詰められ、その切り詰めた生活費の平均で、生活保障費も下げられ、下はどんどん落ちでいく。
長い間十分働いた後でも格差は広がり、食事も暖房費も切り詰めなければ生きられない現実は確かにある。
 
孤立、貧困、凍死。
わが家も、あと10年もして、カミさんが私の時間が満たされれば、間違いなく孤立はスタートする。
他人事ではないと感じた話題だった。
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<今日は何の日>
1875(明治8)年の今日、平民苗字必称義務令が出て、国民はみな公的に名字を持つことに決まりました。
 
わが家のご先祖さんは、「名字帯刀組」ではなかったようなので、おそらくこの時適当に考えて今の姓を名乗るようになったのでしょう。そう考えると、家とか家名(姓)にこだわる必要もないですね。
 
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草刈り機、復活

2018年02月11日 | 道具弄りの日々
2月4日の作業で、草刈り機のクリーナーカバーを落失。
行きつけのホームセンターを通じてパーツを発注しておいたが、トホホの腰痛となり、ようやく今日パーツを貰ってきて取り付けた。
 
 

クリーナーエレメントは、ウレタンスポンジで自作。
 
エンジンの性能を引き出すには、純正が良いことは言うまでもない。でも、草刈り機の場合、経験上、大きなゴミを吸い込まなけれ、それほど神経質になる必要もない。
ナイロンカッターをつけて使っている古い草刈り機も、自作エレメントを数年に一度交換し、問題なく快調に動いている。
購入しても千円程度なのだが今回も、セコク自分で作った(笑)。
 
クリーナーカバーをAmazonでみると、送料込みで850円。ホームセンター経由で買った今回は、546円。ほんの少しだが”お得”になった。
 
物を買うときの自分の感覚として、急ぐものは、少々高くでも直接店舗に赴く方が良い、通販は時間はかかるが安いと思い込んできたが、Amazonさんをはじめとする流通革命は、これを逆転させたようだ。
 
希少なパーツなどのほとんどはネット上にあり、送料はかかって割高感はあっても、翌日には手に入る。
店舗を通じて取ってもらった場合、本体価格で済むが、入庫まで5~7日を要することが多い。
 
いつの間にか、世の中変わったなぁ。
まっ、便利に変わったのだからいいか。
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<今日は何の日>
今日は、建国記念日。
日の丸を掲げるお宅は皆無になりましたが、祝日ですね。

余談ですが、今日は昨日に比べ、日の出時刻が1分早く、日の入り時刻が1分遅くなっているのだそうです。全然意識をしていませんが、年末に比べると、日中時間はだいぶ長くなりましたね。
こうして社会は変わり、季節は巡っていくんですね。
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