まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

関東ふれあいの道(千葉7)ひとりウォーク

2017年09月19日 | 関東ふれあいの道(千葉)ひとりウォーク
関東ふれあいの道(千葉7)伊藤左千夫のみちは、JR東金線(総武本線)成東駅を起点に、山武市歴史民俗資料館、伊藤左千夫の生家、成東・東金食虫植物群落、JR求名(ぐみょう)駅を経てJR東金駅に至る、15.6kmのコースである。
 
JR成東駅に降り立ち、まず目に入ったのが伊藤左千夫の短歌の碑。
 
 
『久々に 家帰り見て 故さとの 今見る目には 岡も河もよし』

家、故郷は出て(巣立って)いくものとの考え方もあるが、人の原点、原風景は故郷にある(帰ってくる場所)と思っている私の思いと同感の歌だ。
 
駅前は改修工事中で立て込んでおり、関東ふれあいのみち関連の看板等も見当たらなかったので、マップをたよりに山武市歴史民俗資料館、伊藤左千夫の生家方面を目指した。
 
 
2Kmほど歩いたところで案内板を見つけた。
 
 
あいにく山武市歴史民俗資料館は休館日で見学はできなかったが、伊藤左千夫の生家はゆっくり見学できた。
よく保存・整備されていた。
左千夫は次男で、ある程度の自由度があったのだろうが、生家は立派な作りで、裕福な家だったのではないかという印象を受けた。
 
生家を離れて成東・東金食虫植物群落に向かう途中に、伊藤家の墓所があった。
 

伊藤家のゆかり、父母のついての解説板には、父方は松尾藩武士、母方は中世の土気、酒井氏に仕えた武士の系統で、父は地元の教育者であったと顕彰されていた。
 
お父さんの辞世の句は、
 
『あら楽し 冥土の旅は 花盛り』
 
だそうだ。
 
そんな父親の生き方が、左千夫の作品に影響を与えたのは間違いない。
 
私も残された時間、そんなふうに時間を過ごしたい。
 
 
成東・東金食虫植物群落に着いた。
おバカな私は、虫をパクパク食っている植物の群生をイメージしてワクワクしてきたが、さにあらず(笑)。
オミナエシが群生している湿原だった。
 
よく観察すれば食虫植物も見つかるのだろうが、素人にさっぱり。
ボランティアガイドさんもいたので、同行説明を頼めばよかったかな。
 
ここからコースを離れ、”中高年、ウォーキングの星”、伊能忠敬の生家跡が公園整備されているというので、九十九里町小関まで片道6Kmの聖地巡礼、番外編に出た。
 
道標も詳細マップもないので、現地までナビを使った。
 
 
現地で、忠敬先生、思いっきり天を指さしていた。
 
先生の姿を仰ぎつつ、ここでおにぎりを食べ、しばし休憩。
すこし前から動悸が強くなっていたので、ラジオを聴きながら、小一時間ベンチで横になった。
 
 
ナビで、求名駅に着いた。
城西国際大学などができ、開発が進んでいるエリアなので、駅はきれいだが、ふれあいのみちのコースは分かりにくく、ここからのコース後半は大いに迷った。
 
ふれあいのみちマップで妙宣寺までなんとかたどり着けたが、この先に出てきた道標が『千葉県農業大学校』で、これに沿って歩いたら本コースが分からなくなってしまった(笑)。
 
マップで確認したら、農業大学校のある位置より、もう少し両総台地側に上った道なのだが、???の連続だった。
 
この辺りからコースから外れ、東金商業高校の下でいったん道標を見つけたものの、またしても迷子。
 
時刻も押してきて、もう無事帰れればいいやという気持ちになって、コースは無視。
東金駅をめざして伊藤左千夫のみちを締めくくった。
 
 
日が短くなった。
 
コース名:千葉7 伊藤左千夫のみち
スタート JR東金線(総武本線) 成東駅
ゴール  JR東金線      東金駅  15.6km
 
実際に歩いた日 2017年9月13日(水)
本日の歩数   43,057歩
 
============

1902(明治35)年の今日、正岡子規が35歳で没しました。
 
伊藤左千夫とも親交があり、東京茅場町の左千夫の自宅を訪れた子規が、「さすが茶を好める人の庭 塵一つもない」と『無一塵』の額を送り、左千夫は、茶室を無一塵庵と命名、無一塵庵主人と号したとの解説が生家に移築された茶室脇に残されていました。
 
子規や左千夫の作品を青空文庫に見つけました。
昔の文書は難しいですが、野菊の墓あたりから読んでみようか、なんて思っています。
 
 
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伊藤左千夫父の辞世の句

2017年09月15日 | 関東ふれあいの道(千葉)ひとりウォーク
先日、関東ふれあいのみち、『伊藤左千夫のみち』を歩いてきた。
 
ウォーキングとは別に、伊藤左千夫の短歌やお父さんの辞世の句が印象に残った。
 
久々に家帰り見て故さとの今見る目には岡も河もよし
(JR成東駅前の碑)
 
牛飼が歌よむ時に世の中の新しき歌大いに起る
(生家に立つ碑)
 
あら楽し冥土の旅は花盛り
(伊藤家の墓碑:お父さんの辞世の句)
 
せわしなく生きていたころは、こういう碑があっても単なる風景としか認識できなかったが、今はどれもその気持ちを感じられる。
 
特に、お父さんの辞世の句は私的には絶品だ。

質素でも心豊かな時間を送り、こんな気持ちで終われたら最高の人生だと思う。
 
ウォーキングはいつものとおり、迷子の迷子のおじいちゃんで、散々歩いてきた。
 
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<今日は何の日>
1600(慶長5)年の今日、関ケ原の戦いが起こりました。
 
戦争は繰り返されているわけですが、この頃の戦いは人と人の肉弾戦。悲惨ではあっても血の温かさがあったのではないでしょうか。
 
今は殺虫剤でハエをしとめるような、一方的で広範囲な瞬間の殺傷で、人殺しでしかないように感じます。
 
将軍様のロケット弾が、天下分け目の戦いに発展しないことを祈るばかりです。
 
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激安プリンターが届いた

2017年09月14日 | PC弄りの日々
先日ポチッたCANON PIXUS iP2700が届いた。
 
なにせ税込み、送料込み1,080円という破格の激安なので、まったく期待はしていなかったのだが、届いたブツは本当に未使用な感じで、取説、ドライバーCDなどもしっかり入っていた。
接続用のUSBケーブルは付いていないので、粗大ゴミに出す予定の壊れたプリンターから回収して使用することに。
 
 
こうなると、まともに使えるかなという期待が膨らんで、さっそくPCに繋いでつかってみた。
 
 
PCラックにも入り、いい感じだ。
 
テスト印刷をしてみたら、排出された紙が禿げ頭のオデコに当たる(''Д'')。
これはちょっと対策が必要な感じ。
 
 
以前なにかに使ったダンプラの破片が残っていたので、これをカットして簡易排出トレイを自作してみた。
 

いい感じに収まった!(^^)!。
 
そう使用頻度は高くないので、これで十分だ。
 
なにかの訳ありなのだろうが、CANON製でドライバーのサポートもあるこんなにしっかりしたものが、実質数百円でいいんだろか。
 
確かに純正インクはいいお値段ではあるが、それにこだわらなければ破格の安値だ。
 
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<今日は何の日>
今日は、セプテンバーバレンタインだそうです。
 
今日は女性から別れを切り出す日なんだとか。
バレンタインとついていますが、キリスト教との関係はなく、ラジオの深夜番組から生まれた記念日なのだそうです。知らなかった。
 
昔、セプテンバーレインという歌がありましたが、9月って、ふと自分を見直す気分になる季節なのかもしれませんね
 
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プリンターが壊れた

2017年09月13日 | PC弄りの日々

関東ふれあいのみちひとりウォークにでようと、マップやら植物の画像やらを印刷していたら、がちゃっと音がしてプリンターが止まってしまった。

月一度程度しか使わないので不調の変化に気づきにくいが、壊れてみると、少し前からキコキコ異音がしていたように思う。今はCANONのサポートも切れた。

このCANON MP480というスキャナーの付いた安い複合機は、2010年に隣街のいつものホームセンターの特売で、数(6~7?)千円で買ったように思う。

経年劣化で本体の白い部分も日に焼けてだいぶ黄色くなった。

使用頻度は低く、年賀状印刷、地域の役仕事での印刷、最近ではウォーキング資料の印刷などで、この間、いろいろなトラブルを乗り越えて十分活躍してくれた。

きっとどこかが外れたか、劣化してプラスチック部分が壊れたのだろう。

ハードが壊れるとなぜかすんなりあきらめがつく。

プリンターが置いてあった部分があいて、すっきりしていいや、と思ったが、かたわらに先日買ったばかりのカラーとブラックのインクカートリッジが。

これ2つで五千円ちかくしたんだよなぁ。
プリンターの機体よりも、こちらに未練がわいてしまった(笑)。

使えそうなプリンターを検索してみたら、CANON PIXUS iP2700の中古(未使用で、インクなし)が送料込み1080円(@_@。
CANONでWindows10用のドラバーも提供してくれている!(^^)!。

印刷頻度は少なく、プリンターの必要性は低いのだけれど、ちょっとしたメモやウォーキングマップなどの印刷を、その都度階段を下りてネットワークプリンターまで取りにいくのが面倒に思えてきてポチってしまった。

送料だって数百円はするだろうから、本体価格は数百円。
さて、どんなものが届くやら。

インクカートリッジは高い機種だが、私の使用状況では一年一回くらいの交換だから、そう負担にも感じない。

最低限の印刷ができるとラッキーなのだが。

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<今日は何の日>
今日は、仏滅です。

実はこの記事、昨日の五つ半頃予約投稿したので、いつもの”今日は何の日”の話題を集めて楽しむ時間がありませんでした。

今のてくてくさんは、JR成東駅から食虫植物、伊能忠敬生誕に地、などをあるってると思います。

 

 

 

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国防に対する温度差

2017年09月11日 | 日記
KBS WORLDを聞く関係でHPを見ることも多いが、9月9日付で、「韓国も核兵器を保有すべき」韓国人の6割(http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Dm_detail.htm?No=65028&id=Dm)、との世論調査結果がニュースになっていた。
 
保有すべき=60%
 50代以上は80%以上が賛成
保有すべきでない=35%
 20代は、57%が核保有に反対
 
年代別の意識の違いがはっきりしており、1950年代の朝鮮戦争を経験した、または親世代が経験し語り継がれた世代の危機意識は高く、自分たちの生活の前提に当たり前に平和があると思っている世代は話せばわかる的な意識のようだ。
 
この夏にTVでみた韓国の高校生のインタビューで、戦争は嫌だけれれどもし攻められれば戦うと言っていたのを思い出した。
そのとき、日本の高校生は戦争にはいかないと言っていたように思う。
 
日本はどうなんだろう。
私はどうなんだろう。
 
韓国の20代の意識のように、私の生活の前提には平和が当たり前にある。
そして、戦争が起きても戦う意思はない。
 
相手がするから自分もするという方法だけで平和が守れるとは思わないが、話の通じない相手に対話しましょうと語りかけても道は開けるのだろうか。
 
地続きの隣国と休戦状態にある韓国と平和憲法で守られた島国日本では、その距離以上に意識は離れているように感じた。

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<今日は何の日>
2001(平成13)年の今日、米国同時多発テロ事件が発生しました。
 
あれはまさしく戦争でしたが、ニューヨークの国際貿易センタービルに2機の旅客機が激突した映像を、映画のシーンを見るような感覚で見ていたように思います。
 
正直今でもたくさんの人が血を流し亡くなったり傷ついたりという状況に対する実感が持てません。
これはある意味幸せなことなのですが、平和ボケと言われても仕方がない状態なのかもしれませんね。
 
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