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まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

郵便局に公金をいれる話、マジらしい!

2025年03月13日 | 日記

お上の政治基盤グループは、毎年650億円の公金を郵便局のネットワーク維持(全国2400の局長(管理職)を温存するため)に渡すという法案を作り、これを実施する気のよう。

おい、マジかい!

これを支持する政治家先生のコメントをアメバで聞いたのだけれど、以前から郵便局は自分たちで稼いだお金で運用されており、税金は使っていない。

今回も国がもっている日本郵政の株の配当金を国に入れず組織の維持に使うのだから、郵政が稼いだお金であり何ら問題ない。

全国2400の郵便局を維持し、これに行政のやっているような窓口、場合よってはコンビニのような機能をいれて全国津々浦々の限界集落の人々にもサービスを提供するんだと。

そもそも、田舎、字大田舎の小さい郵便局は、使う人がいないから採算がとれないわけで、行政サービスやコンビニ(雑貨屋)、そんな問題ではないと思う。

利用者がいないインフラを維持するのに、毎年650億円の公金をこの国は特定の株式会社に渡すのか?!

国が保有する株式は、お上の政治基盤グループや官僚組織のもんじゃない。

国民一人ひとりの所有物じゃないんかい。
こりゃ!

ならば、その株式から生み出される配当金を特定の民間企業、株式会社が、これは自分たちが稼いだ成果だから出資者ではなく、自分たちで使う!ってんでは、法治国家と言えないような所業だ。

毎年650億円あれば、人生のめぐり合わせが悪くたまたま食うに困ってしまったという、どれだけたくさんの人(子供たちであったり、ダンボール生活にまで落ちてしまった場合もあるかもしれないけれど)の炊き出しができるのか?

字田舎大田舎でひとり暮らしとなってしまい、もう郵便局へも行けなくなってしまったような人にどれだけたくさん、弁当を届けたり、雑用をこなす公的なサービスを提供できるのか?

よく、字田舎大田舎には金融窓口として『郵便局』しか残っていない。
だからこれを守るんだっていう都会の、郵政から票をもらっている政治家先生いるけれど。。。

字大田舎のもう一方の雄、JAさんは確かに拠点集約したけれど、ATMなどを適切(少なくても自分の周り)に残すとともに、営業の方がこまめに回っている。

同時にネットを使ったオンライン金融も充実。

還暦を過ぎ、二巡目の人生も小学校中学年の歳になったけれど、私的にはオンラインがいい。

しかも貯金金利も悪くない。

字大田舎の旧特定郵便局というのは、今でこそ道路が変わって寂れたところにあるものが多いけれど、昔の村の有力者たちが有志で創ったような組織だから、その昔はにぎやかなところだったのだろうと思われる場所が多い。

字大田舎の限界集落化の問題は、まだ人気(ひとけ)のあるそんな場所の『郵便局』ではなく、当時の字山の中(ポツンと一軒家的な)に今も生活する人たちをどう支援するかという問題だと思う。

株式会社である日本郵政に渡すより、行政の交付金として活用した方が多くの人々にとって有効なお金になる。

お上の政治基盤グループや官僚組織は、自身を『国』と思っている感がある。

とても危険な状態だと思う。

そこに住む国民があって、その国民の生活を公平に運営するための組織が『国』なんじゃね、って思う。

人である以上、性欲、名誉欲、権力指向、利権、闘いなどなしにはできなけれど、それを中和する対抗組織の力が智慧なんだと思う。

昨今のお上の政治姿勢・言動は、どうも自分の政治基盤グループや官僚組織こそが『わが国』であり、民草を食わしてやっているのは自分たちなんだと思っているフシがある。

これじゃ、赤い旗を掲げ、圧をかけ、時には強行で自分の意のままにするどっかの国とおんなじじゃん。

ちなみに、今回の件、Google先生に聞いていみた。

キーワードはこれ。
「郵便局 維持 補助金」

=== で、結果(初めて知った!) ここからGoogle先生引用

郵便局のネットワークを維持するために、日本郵便に交付金が交付され、関連銀行や関連保険会社には拠出金が徴収されています。

この制度は「郵便局ネットワークの維持の支援のための交付金・拠出金制度」と呼ばれ、2019年4月から運用が開始されました。

(中略)

【交付金・拠出金の額(2024年度)】
日本郵便への交付金は約3,030億円
ゆうちょ銀行への拠出金は約2,467億円
かんぽ生命への拠出金は約563億円
この制度の目的は、郵政事業のユニバーサルサービスの提供を安定的に確保することです。

=== ここまで

これが事実なら、たびたび経営失敗して大きな赤字計上してもビクともしないわな。

その上に、また毎年650億円。

郵政民営化当時は、執行者の小泉首相の思いがよく分からなかったのだけれど、ずっと残っているフレーズ。

「郵便局をこのまま(国家公務員)にしておくと、この国は郵便局で終わってしまいますよ」

郵政民営化に○をして投票した。

郵政民営化を批判する人も多いけれど、時間がたって振り返ればほら見たことか。

郵政民営化の激震が収まり、インフラ整備ができたころからにわかに組織内旧勢力が巻き返し。

で、見事に復活。

これじゃ、減税したり、制度を整理して暮らしやすい社会に作り直すことなんてできっこない。

毎年650億円あったら、数年で、隣の街の信用金庫のように車で限界集落を回る窓口移動の体制だってできるだろう。

働く若い人も少なくなり、昭和の頃の『Japan as number one』の神話ももう限界。

収入は伸びないのに、納税額ばかりが上がる。

消費税、ガソリン特定税、年金の他に少し働くととられる高い高い健康保険税もなんもかんもお上は根こそぎじゃん。

もっと、この国で暮らす人、民草に優しくしてよ。

規制を少なくして、手取りを増やそうよ。

って、今のお上は通じなか!



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